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1Bit/5.6448MHzという驚異のサンプリングレートのDSDフォーマットでレコーディングが可能な唯一のレコーダーがKORGのMRシリーズです。そのフラッグシップモデルあり、1Uラックに収まったスタジオ用マスターレコーダーがこのMR-2000Sです!!
そもそもDSDとは何ぞや?という方も少なくないと思われますので少しご説明を。次世代の高音質CD、SACD(スーパーオーディオCD)の規格としてソニーとフィリップスによって規格化されたDirect Stream Digitalというフォーマットの頭文字を略してDSDと呼ばれています。現在の一般的なデジタルオーディオサンプリング方式はPCM方式(現状最大24Bit/192KHz)ですから基本的にサンプリング方式が違います。音は空気の振動であり疎密波なのでダイナミクスを上下2点だけで量子化し(なので1Bit)、時間軸を超高密度の2.8224MHz、さらにMR-2000Sの場合は5.6448MHzという圧倒的な細かさ(CDの44.1KHzに対して実に128倍!!)でサンプリングすることにより、よりナチュラルな原音に近い、自然な空気感を記録、再生することができるのです。
なんとなくお分かりいただけたでしょうか。「そんなこと言われなくたって知ってるよ。っていうか理論的な説明が甘いよ」という方もいらっしゃるかとは思いますが、筆者は何分文系なものでご容赦くださいm(_ _)m。
現在の制作環境において、スタジオでの2mixをどのようにマスタリングスタジオへ持ち込むか、という大きな問題に頭を悩ませている方もおおいのではないでしょうか。アナログの時代は、6mmもしくはハーフのアナログテープ、CDになってからはDATが受け渡しの媒体として使用されてきました。現在は、DAWの内部で全ての作業が行われ、自己完結してしまうため最終形態がデータであることが多いと思われます。この弊害は、マスタリングスタジオで一旦アナログで再生され(D/A)、マスタリングコンソールで調整された上で最終レコーダー(Sonic、SADIE、 Pylamixなど)に取り込まれる(A/D)ということでしょう。何が問題かというと、マスタリングスタジオ内で2mix作成時のD/Aコンバーターと 同じ物で再生される訳ではない、ということです。もちろん、高品位な再生機を使用しているのは間違いありませんが、機器の違いによる音色の変化は間違いな く存在している筈です。そういったことを解決する為の手段として、このMR-2000Sは高い効果を発揮します。レコーダーではありますが、現存するデジタルオーディオ規格の中でも最高峰に位置するDSDを使用したマスターメディアとして、マスタリングスタジオにレコーダーごと持ち込むことにより素晴らしい効果が得られるはずです!!
さてMR-2000SはDSDだけでなくPCM方式にも対応しているので最大24Bit/192KHzで録音再生もできます。また付属するファイルフォーマット変換ソフトのAudioGateが秀逸で、DSD方式そのままでは普通のCDに焼けないのでPCMの16Bit/44.1KHz等に変換することも出来ます。その際の聴感上のロスも非常に少なくかなりの高音質を期待できます。アップデートされたv2.0ではDSDディスクの読み込み/作成にも対応しています!
ハードティスク容量は80GBですが5.6448MHzで録音しても14時間以上のレコーディングが可能でUSB経由でPCへバックアップを取ることもできるので十分なサイズと言えます。
KORGサイトでは実際にMR-2000Sを使用している著名なアーティストのインタビューが掲載されています。
例えば世界のトップ・ギタリストの一人として必ず名前が挙げられるEric Johnsonのインタビューはこちらです。
そして言わずと知れた1bitレコーディングの伝道師、オノ・セイゲンさんのインタビューはこちら!
スタジオでのマスターレコーダーとしてはもちろん、そのナチュラルな空気感まで録り込む能力はコンサートホールなどのライヴレコーディングにもうってつけの1台です。またDAW上で2mixにバウンスすると音が変わってしまうことを気にする方も是非バウンスせずにMR-2000Sに録り直してみてください。そのままの音が再現されます!!
KORG
http://www.korg.co.jp/Product/DRS/MR-2000S/
