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「The Producer’s Choice」をテーマに、全く新しいコードトラックや、チャンネルストリップを追加装備し、Cubaseが「7」に進化!類を見ない様々な作曲を支援する機能を統合し制作者の感性を形にする、最新鋭のDAWが登場!
The Producer’s Choicewをテーマに進化を遂げたCubase7のBest Topicである”コードトラック”。これまでCubaseは入力された音符を読み取り自動でコードを表示させる機能がありましたが、これはそれとは全く別ものの作曲支援機能です。
このコードトラックに任意でコードを入力しておくことで、時間軸上その位置にあるMIDIトラックなどにそのコードの構成音を反映させることができます。
たとえばコードトラックのある場所に「C」と入力したとします。同時間軸上にあるPadが「C」の構成音から外れていた場合、クリック一つで正しいボイシングに直すことができるという驚きの機能。
これまで、楽譜を使わずDAWだけで行う作曲方法の一つとして、コード構成音だけを入力したガイド的なトラックを用意し、そのトラックをメモ代わりにしながら各楽器のアレンジをする方法があります。そのような煩わしさをコードトラックが解消します。
•コードアレンジのガイドとして
「ルート音は分かるけどコードネームが分からない」「もっとムードのある響きにしたい」こんなクリエイターの悩みもコードトラックがアシスト。コードエディターのコードアシスタント機能には、楽曲の流れに沿ったルートに対するコードネームをチョイスできる機能もあります。いまこの時、選んだルートに対して、一番ふさわしいであろうコードネームを表示してくれます。この機能があれば音楽を勉強中の初心者も、さらにつっこんだアレンジに挑戦することができます。
また、このコードトラック機能は、あるコードから次のコードまで、自動的に新たなコードを自動生成し挿入することができます。
例えばKey=Cで、Em7→Cという流れがあったとします。この2つのコードの間にもう少し変化が欲しい、と思った時はコードトラックで「X」と表示された空のマーカーをいくつか入力すれば、その「X」の候補にあたるコードをCubaseが複数選び出してくれるという仕組み。それをチョイスするだけで、「Em7→X→X→X→C」の場合、「Em7→F→Dm7→G7→C」といった自然な流れの展開を作ることができます。
もちろんコード進行のスタイルは複数用意されていて、ユーザーはこの中から任意のものを選ぶことができますし、転調や一般的なコード進行に逆らった進行も自由に選べます。枠ではなくあくまでガイド、アシストとして機能するコードトラックは制作者の大きな力となってくれるでしょう。
•Vari Audioとの統合
Cubase6から登場したオーディオピッチクリエイト機能のVariAudio。オーディオトラックのピッチを検知し、それをまるでMIDIデータのようにアレンジできるこの機能も、コードトラックのアレンジ機能が働き、自動的にそのコードに沿ったボイシングにしてくれます。たとえば1つのボーカルトラックから、あっと言う間に楽曲のコード進行に沿ったハーモニーパートを生成することができます。
この度VariAudioが2.0にバージョンアップ。MIDIトラック同様、複数トラックの情報を一つのウィンドウで閲覧/編集することが可能になりました。
また上述のコードトラックの情報を反映し、ハーモニーバリエーションを自動生成できるようになるなど大幅なパワーアップ!この新たなワークフローにより大幅な時間の短縮が見込めます。
Cubase 6から搭載されたVSTiのHalion Sonic SEやGroove Agent Oneなどの音源コンテンツが大幅追加。もちろん最新と定番両者のスタイルを踏襲したライブラリーは、クリエイターの可能性をさらに広げます。
•Halion Sonic SE 300音色追加
•2000 midi loop追加
•Groove Agent One 30 Drum Kit追加
サードパーティー製の高機能EQを標準搭載。ターゲットとなる音を解析し、Voxengo Curve EQをインサートしたトラックをそれと同じ周波数特性にするという、スペクトラム解析/マッチングテクノロジーを持つマスタリング多機能EQ。
フリーハンドでのEQカーブ設定が可能。リアルタイムアナライザーで処理前後のスペクトラムを表示しながらのEQ処理が行えます。Linear / Minimam-Phaseで動作、更にM/S動作も可能、ピンポイントの補正から積極的なサウンドメイク、そしてマスタリングまで幅広く活用ができ、クリエイター視点のミキシングに貢献します。
この他、Brickwall Limmiterの新規搭載や、従来の標準搭載プラグインのGUIの一新などのブラッシュアップがなされています。
•チャンネルストリップ
Cubase VST以降、これまであまり大きな変化の無かったチャンネルストリップに大きなメスが入りました。なんとチャンネルストリッププラグインとして、Gate、CompEnv Shaper、Saturation、Limiterが搭載されることに!これによってこれまで以上に大幅なサウンドメイクやトリートメントが可能となります。
リアルタイムアナライザーによるスペクトラム表示が可能になりました。またBefor/Afterのスペクトラが同時に表示されるため、効率的なEQ処理が行えます。
標準搭載のEQがここまで充実したものになると、別途Steinbergから発売されているCMCシリーズを始めとするハードウェアコントローラーの導入も本格的に視野に入れていくべきではないでしょうか。
ゾーンウィンドウでは、グルーピングしたチャンネルの一括選択、ミキサー画面の左右任意の端への固定表示等、多機能に進化。ミックスの効率を飛躍的に向上させます。この機能はコードトラックに並び、個人的に興奮した機能です。
これにより主に使うチャンネルを常に一塊として見ることができるため、ミキサーウィンドウを何度も左右にスライドさせてチャンネルを探す必要が無くなり、ミックス作業の大幅な時間短縮になることは間違いありません!
他にもご覧のとおり、大幅なGUIのブラッシュアップがなされ、作曲、ミックス、マスタリング、そしてプロジェクトや制作者の個性によって、最適な情報を的確に表示させることができます。
コードトラックとVariAudio 2.0による強力な作曲アシスト機能を搭載し、まさしくProducer、制作者のための機能強化に成功したCubase7。この他Voxengo Curve EQや新しいミキサーウィンドウは、音楽性の向上もさることながら、Cubase7を短時間で最高の結果を残すことができる強力な制作ツールとして確固たるものとしています。
作曲から録音、ミックスにマスタリングまでをProducer/Artistが一環して行うことが以前にも増してきている音楽制作シーンにおいて、その視点で進化を遂げたCubase7の存在は、もはや時代から求められた「必然」とも呼べるものです。
コード進行の知識がそれほど多くないビギナーやビートメイカーはもちろん、1分でも素早い作業が求められるプロフェッショナルまで、あらゆる制作者にとってCubase7のメリットは計り知れないものとなります!
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