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2014年7月23日 特集, ,

【HAPPY SUMMER 第2弾】初歩からのスピーカー選び。自分にぴったりなスピーカーを探す


エンジニアやクリエイターにとって重要な機材の一つがモニタースピーカー。

今回は基本知識から自分にあったスピーカー選びの基準を作っていきましょう。

モニタースピーカー選びの要素

モニタースピーカーはヘッドホンと違い、部屋の影響やリスニングポイント等の環境も考えなければいけません。

「全てにおいて完全なスピーカーは存在しない」ということを踏まえた上で「自分にフィットしたスピーカー」を選択するための要素を挙げてみましょう。

1. 仕様
2. 性能
3. 環境

この3つを軸に考えていきましょう。


1. 仕様

モニタースピーカーをパッと見たとき、やはりスピーカーのユニットに目がいくでしょう。それも1つだけではなくて、大小数個ついているものが多いかと思います。

これは人が感じられる周波数、20Hz〜20kHz(1kHz=1000Hz)を1つのユニットで表現するのが難しいからなんです。

ひとつひとつのユニットに担当させる仕事を分担させる事で、人が感じられる周波数をカバーしようという考え方があります。

こういったユニットがいくつかついたスピーカーはその数に応じて2way、3way、4way…スピーカーと言います。(一つのユニットのみのスピーカーはフルレンジスピーカーと言います)


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他に、箱に穴が開いているものがあります。こういったものを「バスレフ」と言います。「穴」と言いましたが、これは管状になっていて、共鳴管の役割を果たしています。

つまり、この共鳴管を付ける事によって本来出せない低い音まで再生することができるのです。

最近のモニタースピーカーのほとんどがバスレフスピーカーと言ってもいいくらいですが、リファレンススタンダードの地位を築き上げた「YAMAHA NS-10M」は違いました。箱に穴が開いていない構造のスピーカーを「密閉型」と言います。共鳴管が無いため低い音は出ませんが、その分素直な音が得られます。

2. 性能

性能として重要となってくるのは「定位感」と「再生周波数帯域」です。

定位感が良い悪いというのはステレオイメージがはっきりしているか、ぼやけているかという事で、

「左右のスピーカーから出た音が真ん中から聞こえたりする」
「実際にスピーカーがない所からあたかもそこから音が出ているように聞こえる」

こういった状態を「音が定位している(定位感が良い状態)」と言います。

定位感の良いスピーカーとは、音の出所が点であるほど良いと言われています。人の耳は、左右の耳の時間差から音の方向を割り出す性質があります。よって、音源がいくつかあるとその微妙な時間差も感じ取ってしまい、定位感に乱れが生じてしまうのです。

勘の鋭い方はお気づきかもしれませんが、定位の良いスピーカーとは乱暴に言うと※「ユニット数が少ないスピーカー」とも言えるでしょう。

次に再生周波数帯域について。

これは低い音から高い音まで再生できるかどうかという事です。

よくカタログにも”60Hz〜22kHz”等、数字として表示されているものです。

先ほど、人が感じられるのは「20Hz〜20kHz」と言いましたが、この数字を基準として考えて頂けると良いと思います。

しかし、メーカーによって測定方法がまちまちであったりするので、過信は禁物です。

先ほどお話したように、再生周波数帯域を広げるためにはユニットを複数搭載する必要が出てきます。

つまり、再生周波数帯域が広いスピーカーとは乱暴に言うと※「ユニット数が多いスピーカー」と言えるでしょう。

ここでひとつの矛盾が生じます。

定位を優先すると再生周波数帯域が疎かになり、再生周波数帯域を優先すると定位が疎かになってしまうという事です。

つまり、この二つの特性は「トレードオフ」な関係になってきます。

このジレンマを解消すべく、「同軸スピーカー」という見た目はフルレンジスピーカー、内部は2wayスピーカーになっているものもあります。

※設計によって克服している製品もあるので、あくまで傾向として捉えて頂けると幸いです。


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3. 環境

ホールのような残響を得るために2~3畳ほどにもなる鉄板を使って響きを得たり、使うたびに調整が必要なアナログ・レコーダーを使用していた時代と違い、今は自宅スタジオでDAWを使ってマスタリングまで済ませることができる時代です。

さらにはDSDに代表される”ハイレゾ”ブームも興隆しています。可聴帯域以上のデータを記録する事ができるデータ形式で、可聴帯域内のデータに関しても高精細化が期待され、リスナーもよりリアルな”空気感”を求めるようになりました。

これらのレコーディング環境の変化や音源に求められるものの変化から、モニタースピーカーの高域の再現性が重視されるようになってきていると感じずにはいられません。カタログスペックで50kHz~100kHzあたりまで再生可能なスピーカーも登場してきていますね。

オススメスピーカー

新しい素材や高度に計算された設計によってスピーカーも大きな進化を遂げてきましたが、未だ全ての環境において満足いく性能を持ち合わせたスピーカーには出会えていません。よって、ユーザーの環境にフィットしたスピーカーをチョイスする必要があるのです。

そういったことからモニタースピーカー選びの時、設置する部屋の広さとスピーカーユニットのの口径を照らし合わせる方もいますね。

あなたにフィットしたスピーカーとは!?これまでにお話しした内容を整理しながらも実際の製品を見ていきましょう!

音量出せても広さにも余裕の有る方!本格的なモニターを導入したいあなたに!


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この機種の最大の特徴はリボンツィーター。
高い再現性をもった高域用ユニットを搭載し、人が感じる事が出来ない音まで再生するモンスターモニター!

定位も再生周波数も妥協したくないという欲張りなあなたに!


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このスピーカーの特徴は何と言っても同軸スピーカー。フルレンジスピーカーと同等な空間表現能力をもちながらも、バスレフ同軸スピーカーにより、優れた再生帯域性能を持ちます。

小さい音量での再生能力を求めたい方、聞き疲れの少ないスピーカーをお求めのあなたに!


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強固なアルミダイキャストボディを採用し、2wayながら高い設計技術により定位も良好。
近い位置や小さい音量でのモニタリングでも破綻する事無く再生してくれます!

クラシックやジャズ等、完璧なステレオ再生能力を求めるあなたに!


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“タイムドメイン理論”を元に設計されたスピーカー。
本物の音を追求した結果、奇抜なスタイルに。臨場感あるそのサウンドは唯一無二!?

と、いくつか提案させていただきましたが、個人個人取り巻く環境は違います。
渋谷ロックオンではお客様の環境や状況を考慮にベストなスピーカー選びのお手伝いをさせていただいています。
是非足を運んでください!

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