株式会社メディア・インテグレーション Rock oN Company | 03-3477-1756

2015年8月18日 新製品, ,

SYNTH HEAVEN 〜ACID渋谷がこの夏の主役級シンセ5点をご紹介!〜


1508_48corner_solution_21-508x199

Rock oN SHIBUYAの新名所としてすっかり定着したSYNTH HEAVEN。それぞれのシンセサイザーが持つ固有の世界観を壊さずに、アナログもデジタルも全てシームレスに同居させたクリエイティブな箱庭空間!2015年はシンセ界では国内外の有力ブランドから相次いで話題の新製品が発表される大豊作の年。NAMM2015を沸かせたSEQUENCIAL PROPHET-6やRoland渾身のフラッグシップJD-XAなど、数年前までは誰も予想していなかったプロダクトが次々飛び出してきます!

今回はSYNTH HEAVEN担当のACID渋谷がこの夏の主役級シンセ5点をご紹介します!

  • 1

    Sequencial復活! これぞ真のキングオブポリフォニック「Prophet6」

  • 1

    JDの名を冠した30年目の回答!新生Roland「JD-XA」

  • 1

    Moog 史上最もAcidなサウンド「Sub37」

  • 1

    VCO万華鏡!変幻自在サウンド「REON driftbox S」

  • 1

    楽しむことをテーマに名機が蘇る「Reface DX」

150817_solution_bt_4

脅威! 無限の可能性を誇るサウンドジェネレーターSolution!

1Sequencial復活! これぞ真のキングオブポリフォニック「Prophet6」

prophet-6

 

IMG_0146Dave Smith Instrumentsではなく、まさかの「SEQUENCIAL」からの登場となった本機。この名前には深いドラマがありました。2013年、Dave Smith氏とRoland創業者の梯氏がグラミーアワードの「テクニカル賞」を受賞。二人は30年前に今や音楽制作に不可欠のMIDI規格を制定し、その貢献が讃えられての受賞となりました。特に梯氏の受賞は同賞の日本人個人での受賞は初めてでした。両者はこの受賞をきっかけに縁ができ、その後、梯氏の働きかけもありYAMAHAがSEQUENCIALの所有権をDave Smith氏に無償で譲ったとの事。3つのシンセメーカーの熱すぎる熱意によって生まれたのが、このSEQUENCIAL Prophet-6なのです!

150622_sequencial_508

近年のDSI ProphetやPro2はDSPベースのオシレーターを搭載した言わばいハイブリッドなアナログシンセでしたが、このProphet-6はオシレーター、フィルター、アンプにフルディクリートアナログ回路を採用。正真正銘のVCO、VCF、VCA構成です。VCOが生み出すノコギリ波、三角波、パルス波はこの新設計のフルディスクリート回路を通り、Prophet-5にインスパイアされた4PoleのLPFと、2PoleのHPFでプロフェットサウンドにシェイプされます。

IMG_0056500ものプリセットの中にはProphet-5のプリセットサウンドを手がけたサウンドデザイナー、John BowenによるProphet-5のサウンドを再現したプリセットも搭載。往年の名曲も弾き放題!さらにエフェクトはステレオのアナログディストーションと24bit/48kHzのデジタルエフェクト(リバーブ、ディレイ、コーラス、フェイズシフター)を搭載。このエフェクトのチョイスもDave氏ならではですね!アナログポリフォニックシンセの現行品では間違いなく最強の一品。

SEQUENTIAL

Prophet-6 ★再び伝説が始まる

¥ 429,800

(本体価格:¥ 397,963)

150814_18kai

1JDの名を冠した30年目の回答!新生Roland「JD-XA」

JDXA

JDXA_inner

Rolandとしては実に約30年ぶりとなる、アナログ回路を採用した『JD-X』シリーズ。1985年に同社発売のJX-10以降、熱望され続けてきたアナログシンセサイザー!

ただ単にアナログというわけではなく、「クロスオーバー」という独自のコンセプトで純アナログとデジタルが融合したユニークなプロダクト。フラッグシップモデルにニューコンセプトを採用してくる辺りにRolandの本気を感じます。まず4パートのアナログ回路は全てがJD-XAのために新規開発された代物。フィルターやアンプに至るまで、すべてが完全なるアナログ回路です。

150702_magazine_roland_top-508x250

また、別のフィルターや後段のエフェクトなどデジタル回路を一切通さずに音声を出力できるアナログ・ドライ・アウト端子も装備するという徹底ぶり。今だったらこの至高のアナログシグナルだけを外部モジュラーに突っ込んだりできるわけです。そしてデジタル部はRolandのデジタル技術の一つの頂点と言える4つのデジタル・パートにはSuperNATURALシンセ・エンジンを採用。煌びやかなPCMサウンドやSuperSaw波形による分厚いサウンドなど、デジタル・シンセにしか表現できないリアルなサウンドを提供します。
JDXA2015_25_3そして面白いのがこの2種類の音源を任意にレイヤーし、フィルターもアナログ/デジタルで選択することができるのです!アナログのアタック感とデジタルの広がりを併せ持つサウンドなど、プリセットだけでもインスピレーションを刺激します。ACID渋谷が個人的におすすめなのは柔軟なルーティング!。アナログオシレーターのモジュレーションソースに、デジタルオシレーターの波形やノイズ、そしてなんと外部入力信号を選択できます。例えばアナログ波形を自分の声のマイク入力で変調できたりするということです!こんなシンセ他にありませんね。またMIDIチャンネル設定可能なCV/Gateアウト端子や、合計16トラックのMIDIシーケンサーなど、スタジオのセンターマシンとしての実力も十分。ワークステーションの最も尖った進化系と言えるでしょう。

ROLAND
JD-XA ★ANALOG DRY OUTPUT 端子用VOVOXケーブルプレゼント!

¥ 270,000

(本体価格:¥ 250,000)

150814_18kai

1Moog 史上最もAcidなサウンド「Sub37」

sub37

発売前から話題騒然、すでに大人気のシンセ。現代のMOOGサウンドを継承する最新機種にして最強のモンスター。Flying Lotusによるデモソングも記憶に新しいSub Phattyと同様の音源部を持ちながら、比較にならない程の機能とEDIT性を詰め込んでいます。パネル上のツマミは40個、そしてスイッチは74個に及びVOYAGERのように階層のない直感的な操作が可能。minitaurやslim phattyあたりから、操作性については賛否両論囁かれていましたが、このSub 37は誰もが納得す仕上がりでしょう。そしてモジュレーションパスも凄まじい数を誇り、ディスティネーションには殆どのパラメーターを設定可能。モジュラーシンセばりの縦横無尽なルーティングを実現します。

2014AES_LA_2DayA_75

また、もっとも特徴的な部分はやはりアルペジエイターと64ノートまで入力できるステップシーケンサーです。Sub Phattyのマルチドライブによる狂暴なサウンドが自動でフレーズを奏でるとそれだけで1曲できてしまいそうなグルーブ感が生まれます!NORD LEAD4の様に、外部MIDIクロックに同期できるので、走らせながらフィルターを開閉すれば非常にダンスミュージックよりなサウンドを出すことができます。イタロディスコ風の野暮ったいベースから、アシッドハウスにしか聞こえないビキビキサウンドまで、表情豊かなグルーブを作り出せます。ここまでフレージングができるMOOGは今まであったでしょうか!?

またデュオフォニックであることを生かし、極太の柔らかいパッドサウンドまで出すことができます。そして前述のディスティネーションにはグライドのオンオフやアルペジエイターのレンジも設定できるため、めちゃくちゃなサウンドなのにテンポはぎりぎり破綻しない様なフレーズも作成可能。実験的なサウンドからダンスミュージックまでカバーする、ハイテンションなMOOGです。

moog music
SUB 37

¥ 172,800

(本体価格:¥ 160,000)

150814_18kai

1VCO万華鏡!変幻自在サウンド「REON driftbox S」

driftbox

大阪に拠点を置く、謎めいたアナログシンセメーカーREON。同社の看板製品である「暴れる箱」driftboxシリーズの幻の初代モデルである「 S」がついに復刻!大阪のノイズミュージシャンやディープなシンセシストを唸らせた衝撃のモジュレーションサウンドは一聴の価値あり。

slack_for_ios_upload

2VCO、1VCFというシンプルな構成でエンベロープジェネレーターを持たずにdriftジョイステック(ピッチベンドの化け物)だけを持つという、ハナからキーボードコントローラーによる演奏など度外視した漢の仕様。VCFにはSSMチップ(初期Prophet-5と同様)を採用するなど、高い品質を誇りながらも音作りの真骨頂は2基のVCOによる相互変調にあります。VCO二つのピッチを変えただけとは到底思えないギュイ〜〜〜〜〜ンというモジュレーションサウンドはMOOGのシンクサウンドでも太刀打ちできないのではと思わせます。


さらに恐ろしいことにVCFは自己発振で第三のオシレーターになり、なんとそこから出たサイン波をVCO1とVCO2の波形で変調することができるのです。そのサウンドを可変幅の大きいXYのジョイステックでグリグリと操り、宇宙でモビ○スーツが戦闘しているような破壊音を出せたりもします。

もちろんENGこそ無いものの、外部CV/Gateで極太ベースシンセとしても使用できます。音の存在感・密度感が非常に高いため、不用意に音を重ねてトラック数を増やす必要がなくなります。

REON
driftbox S ★全世界待望の限定復活!

¥ 49,464

(本体価格:¥ 45,800)

150814_18kai

1楽しむことをテーマに名機が蘇る「Reface DX」

dx

refaceシリーズは、ここ2~3年のシンセブームを静観していたYAMAHAから突如登場した「ハイエンド・コンパクト」なるコンセプトの4機種。このDXはFM音源を搭載したデジタルシンセサイザーです。

yamaha

ティザー〜製品お披露目の段階では、筐体の小ささやポップな色使い、そして価格から「ガジェットシンセ」などと言われていましたが、実際に触って音を聴けば、そのイメージは吹き飛ぶでしょう。初めてRock oNのリファレンスルームで弾いた時は驚きました。たまたまベース系のプリセットを鳴らしたのですが、そのアタックの硬さと解像度の高さに目を見張りました。Roland JX-3Pなどのボヨーンとしたシンセベースを固くして、透き通らせたようなイメージです。TR-707のサウンドに絡めたら最高に気持ちのよいハウスが作れそうです。
P1070492-508x3811
またFMの音作りは敷居が高いと感じていたユーザーも安心なのが、フィードバック付きの4オペ構成。効果がわかりやすいパラメータはガンガン指先でいじれるようになっているため、サウンドが変化しにくいFMのジレンマにもハマりにくくなっています。4本のタッチ式データーエントリーセクションをタッチ、フリック操作することで感覚的に音色エディットが可能。FMでの感覚的な操作ができるようになっただけでもかなり凄いですね。もちろんDEEPなEDITも可能です!さぁ、デトロイトテクノを作りましょう!!

YAMAHA
reface DX ★9月1日発売予定!予約受付中!

¥ 48,600

(本体価格:¥ 45,000)

150814_18kai

150817_solution_bt_2

drift5_2

『脅威! 無限の可能性を誇るサウンドジェネレーターSolution!』

REON driftbox Sの狂気のサウンドをディレイで飛ばしても良し、SQ-1で秩序だてたシーケンスを組んでも良し。DEMORAはCVを受けることができるので、A・B2系統のシーケンスを出せるSQ-1のAでdriftboxのフレーズを、そしてBでDEMORAのディレイタイムをコントロールして、トリッピーなサウンドを作っちゃいましょう!

150817_solution_korg

150818_solution_sq-1

ハードウェア完結の魅力的かつコンパクトセットならこれ! まずは変幻自在のサウンドを持つdriftbox Sを掌握するためのシーケンサーを用意!
シーケンサー・モードとステップ・ボタンの切り替えで、即興性に溢れたパフォーマンスにも柔軟に対応できます。A/B 計2チャンネルの8ステップ・シーケンサーから、A、B順番に動作させて計16ステップ・シーケンサーとしても使用可能。もちろんdriftboxのダブルクロスモジュレーションをさらに変幻自在にするランダム動作にも対応が可能なのです!!

150817_solution_driftbox

150818_solution_driftbox

SQ-1を走らせることで、この過激な可変世界に没頭しましょう! 2つのVCOとVCFを互いに掛け合わせることが出来るダブルクロスモジュレーション機能と、「DRIFT」を生み出すジョイスティックのハンドリング操作に集中。もちろんCDやマイクの外部入力を組み合わせての操作もおすすめです。複雑な倍音、万華鏡ともいうべきサウンド変化を体感ください!

150817_solution_roland_domora

150818_solution_demora

20マイクロ秒~10秒までの幅広いディレイ・タイムでサウンドを宇宙の彼方へ!場合によってはディレイ・タイム、フィードバック、ワイズなどのパラメータをSQ-1で操作させてもOKです! 1600万段階以上の解像度を備えた24ビットの本体コントローラーでじっくり遊ぶも良し、24ビット/96kHzオーディオ・インターフェース機能でスタジオワークに取り込むも良し! 15種のバーチャル・サブモジュールやアップデート追加など将来性もGOOD!


さらにコーナーを深く知れる!

mail_201506SynthH_Main_1_4-508x314
SYNTH HEAVENが遂にデビュー!電子音の全てが味わえる至極のインナースペース

Rock oN渋谷店舗のご案内
カテゴリー別に注目記事をピックアップ!