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CREATOR

第一線で活躍するクリエーターのインタビューやコラムなど、音楽と真摯に向き合う作り手の姿があなたの創作意欲を刺激します!

27
Oct.2016
CREATOR

CREATOR x Product 2016 | 旭 純

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profile


旭 純 ( A.J / No Problem Records ) 音楽家 プロデューサー

玉川大学在学中からツアーサポート及びスタジオミュージシャンとしてキャリアをスタート。多くのアーティストのサポート、レコーディングに参加すると共に数々のCM、ドラマ音楽を手がけサウンドプローデューサーとしても活動。2016年に入りカセットレーベルNo Problem Recordsを立ち上げ自らA.J としてアーティスト活動もスタートさせる。

infomation


・春畑道哉(TUBE)ソロアルバム「Play the Life」春畑道哉とのCo-Arrange参加 2016年11月9日 On Sale

http://www.sonymusic.co.jp/artist/MichiyaHaruhata/

・春畑道哉(TUBE)Michiya Haruhata LIVE AROUND 2016 「Play the Life」11月からの全国ツアー参加

http://www.sonymusic.co.jp/artist/MichiyaHaruhata/live/

・11月末に自ら主宰するカセットレーベル、No Problem Records からカセットアルバム「50:50」をリリース予定。

・劇団EXILE 青柳翔 シングルリリースイベント参加 10/28:サッポロファクトリー、10/30:ラゾーナ川崎

http://www.sonymusic.co.jp/artist/aoyagisho/info/473908

web & SNS


・所属事務所HP : http://www.face-music.co.jp

・twitter : https://twitter.com/N_P_Records

・instagram : https://www.instagram.com/junasahi/

ANALYSE


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今年前半、制作作業に使うDAWを長年使用していたDPからPT(native)に移行したのを機に自宅の作業環境を改めることにしました。まず仕事部屋に200Vをひいて性能のよいダウントランスを導入しました。電源環境が良くなったことでそれまで使っていたアナログコンソールの限界を感じ何かよい方法がないかと模索していた時、知り合いのエンジニアの方からいっその事卓はやめてPTをメイン卓にすれば?と。

なるほど!それは良いかも、という訳でオーディオインターフェース探しの旅がはじまりました。アナログのシンセ、ドラムマシンをアナログで走らせてアレンジのアイデアを探したりするのが好きなのでどうしても入力数が多いものに選択の幅が狭められました。そこでRock oNへ伺った時、PD安田さんに相談したところ今出たばかりのGOLIATHはどうですか?と勧められ一発で気に入ってしまいそのまま購入しました。入出力数の多さ、本体のクロックが良いので新たにクロックを探さずに済むのが購入のポイントでした。

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まずソフト上でのマトリクスの組み方で苦労したのですが、一旦理解してしまうと本当に何でも簡単にできてしまう機能性に驚きました。Mac Pro(Mid 2010)を使用しているのでUSBでの接続ですが動作は非常に軽く快適で、PT上でのプラグインインストルメンツの入力もストレスなく行えます。16chのLine inputsに加え、16chのMic/Line コンボジャックでの入力、しかも別に4chのインストルメンツ入力!もう有り得ないくらい便利です。肝心の音ですがAD, DA 非常にナチュラルで私好みの妙な色付けはないクリアな音という印象です、なのでアウトボードでのキャラ付けなんかにも相性がよいかと。

現在の音楽シーンの中に程よく合う音ではないでしょうか。ステレオのモニターアウト(TRS)の音も素晴らしく私はパワーアンプに直挿ししています。あとで気付いたのですがモニターアウトのDAはダイナミックレンジが更に広い仕様になっていました。私は現在外付けのHPアンプを使用していますが、本体についている2系統のHPアウトもなかなか優秀です。音量やミュート機能も個別に設定できるので自宅でのレコーディングなどに活躍するでしょう。本体のタッチ入力画面のデザインもよく出来ていてマニュアルなど読まずに直感的に操作できます。

まだまだGOLIATHのポテンシャルを100%使い切れてはいませんが、小規模のホームスタジオでのハイクオリティな制作環境を必要とするクリエイターから、大、中規模スタジオまでカバーできる能力を持ち合わせている貴重なオーディオインターフェースなのではないでしょうか。

FUSION


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私はある程度のシンセ、ドラムマシンのアウトをまずGOLIATHに立ち上げマトリクスを二つ組みました。ひとつは、Presetの中にあるMIXER1にPTを経由しないで各楽器をダイレクトにモニターできるもの、もうひとつは、MIXER4にPTを経由してモニターをするものを。ひとつ目はアレンジの初期段階用(ドラムマシンを走らせシンセで遊びながらアイデアを練るなど)に。 PTを立ち上げずにさっと音が出せるので便利です。

何か形が見えてきたらPTを立ち上げ作業をスタートさせます。PT上で全ての音が立ちあがるテンプレートを作っているのでスムースに作業の移行ができます。音を出しながら色々アイデアを練るような制作の仕方であれば、このようなGOLIATHのセッティングを活用すると良いと思います。

アナログのアウトボードも使用したいというのであればPTからセンドでアナログアウトにアサインしてアウトボードに送りエフェクトミックスをアナログインに戻しAUXトラックにアサインするという様なアナログ卓のような使い方もできます。

ケーブルはD-subを使っているので勿論バランス入出力、マトリクスで自由にチャンネルアサイン出来るのでとても便利です。あとマスター2ミックスをモノでアナログアウトにアサインしてチューナーへなど。このように様々なシチュエーションで色々な活用の幅があるのがGOLIATHの良さだと思います。

SUGGESTION


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GOLIATHを使い始めてから3ヶ月経ち、だいぶ使い方のコツなどわかってきました。購入してすぐ春畑道哉さん(TUBE)のアルバム制作に入ったので自宅と彼のスタジオとのやりとりで必然的に使いこなさなくてはいけない状況だったのが良かったのかと。

そして使いこんで感じたネガは殆どないのですが、本体のMONITOR VOLUME とHP VOLUMEの切り替えを頻繁に使う状況でもうひと越え操作が簡潔になると良いなぁと。殆どわがままレベルなのですが。

あとは本体の熱がかなり上がるので長時間作業時には少々不安になりましたが、とくにトラブル等は無かったので問題はないと思います。一応怖いのでラックは単体で熱をこもらせないように工夫をしています。これからの季節、私の狭い仕事部屋をほんのり暖めてくれることでしょう。笑


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Antelope Audio

Goliath

¥ 570,000 (本体価格:¥ 527,778)

Antelope AudioオーディオI/Fシリーズのフラッグシップモデル!


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PLUS1 ACCESSORY

RUPERT NEVE DESIGNS
RNHP

知り合いの方々のSNS等でRupert Neve Designs、RNHPの評判を聞いて最初GOLIATH用のHPアンプとして手に入れました。これは本当に素晴らしくてもう今ではどこにでもヘッドホンと一緒に持ち歩くようになりました。

デジタルのよさと言いますか、ソフト上当たり前ですが音質劣化無しにいくらでもパラれるのでPTのマスタートラック(Auxトラックを使用)のアウトをパラってパッチでアナログアウトにアサインしてRNHPへ。この環境が本当に素晴らしくて、外のスタジオでもオーディオインターフェースは違いますがこのセッティングで活用しています。

アレンジ作業時、ミックス時でもほぼ同じHPモニター環境が内外問わずどこでも手に入るのが嬉しいです。いうまでもありませんがGOLIATH / DAからの音とRNHPの組み合わせは完璧です。著名なエンジニアの皆さんも絶賛している一品なので是非お気に入りのHPをお持ちになって店頭での試聴をおすすめいたします。


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    記事内に掲載されている価格は 2016年10月27日 時点での価格となります。

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