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head-love Created with Sketch. CREATOR
CREATOR

第一線で活躍するクリエーターのインタビューやコラムなど、音楽と真摯に向き合う作り手の姿があなたの創作意欲を刺激します!

02
Nov.2016
CREATOR

CREATOR x Product 2016 | 岡野 ‘オカシン’ 慎一

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profile


株式会社サムライ・エンタテインメント主催。サウンドプロデューサー、エンジニア。

プロデュース・チーム Mo’doo-! (モドゥー)として数々のアーティストに楽曲提供。(KAT-TUN、柴咲コウ、関ジャニ∞、Tina、玉置成実、リュ・シウォン、スケルトエイトバンビーノ、ユンナ、TiA、SHY、etc…)

その後、機械的に繰り返されるコンペ地獄(いえ天国でした!w)と決別し、自らの音楽を能動的に発信すべく、株式会社サムライ・エンタテインメントを設立。CHIHIRO(チヒロ)、8utterfly(バタフライ)などのアーティストを世に送り出す。

機材を買うために仕事をしてるのかと思うほど機材を愛し、日々、より良いレコーディング、ミキシングを追求している。Led Zeppelinと黒木渚をこよなく愛する、隠れロック野郎でもある。

infomation


・8utterfly(バタフライ)5thアルバム「#ヤミギャル」絶賛発売中!

・WISE シングル「Summer time/Welcom 2 my City」絶賛発売中!

・TuneCore Japan×SHOWROOM「WISE プロデュース&フィーチャリング シンガーオーディション」市川裕依「WANNA BE FREE feat.WISE」絶賛発売中!

・強がりセンセーション 2ndワンマンライブ「〜夏歌わぬ者は冬も泣く!汗水流す少女たちの完全燃焼宣言〜」DVD近日発売!

ANALYSE


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これまで30ペア以上のモニター・スピーカーを使用。(A社、BF社、G社、K社、MB社、P社、SE社、Y社…)3度の飯よりスピーカーが好きな自分が思う、現時点で最高のスタジオ・モニターです。以前にもFocal製品はCMS40、CMS50、solo 6 Be、Twin 6 Be、を実際に使って来まして、Focal製品には絶対の信頼を置いています。好き過ぎて「Berylium Inverted Dome Tweeter」っていうTシャツを勝手に作ろうかと思ったくらいです(笑)

CMSシリーズもすごく良いですが、特にベリリウム・ツイーターのシリーズが素晴らしく、ベタな表現で恐縮ですが
・何時間聴いても耳が疲れない
・スイートスポットが広い
・ハイスピードでワイドレンジな特性のおかげで? mixの仕上がりが現代的になる
etc..

少し値がはることを除けば、長所しかないシリーズだと思っています。ちなみに4インチ前後の2wayモニターでは、CMS40が最高だと思いますので、環境に制約のある方はそちらをオススメします。

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そんなFocalの最新機種であるTrio 6 Be は、これまでのモニターに感じていた、あとちょっとココが…という不満が全て解決された、自分的には理想のモニターでした。同社のSM9のように天面にパッシブ・ラジエーターがないので、他のスピーカーをスタックすることも出来ますし、縦置きでも横置きでも使用可。2way/3wayの切替がリモートで出来るのでスピーカーのところまで行く必要がない。また、8インチのウーファーという設定も絶妙だと思います。YAMAHA MSP10 studioやKRK V8を例に出すまでもなく、8インチはニアフィールド/ミッドフィールドのモニター界では、一つの「答え」だと思っています。

それ以上のサイズを常時聴くのは疲れるけど、7インチだとヘッドホン確認の必要が増えてくる。そんなわけで、鳴らせる環境があれば弱点の少ない8インチ・ウーファーですが、唯一の弱点とも言える「ほんっの少し大味な印象」も、
Trio 6 Beは3wayにすることでクリアしていると思います。5インチのミッドレンジとツイーターで理想的なキメ細かい「上半身」を作り出し、そこに8インチウーファーで音の「下半身」 = 「感じる低域」を加える。本当に隙のないスピーカーだと思います!

置ける環境と予算のある方は、是非検討されることをオススメします!自分はTrio 6 Beを導入してから、スピーカーのことを考える時間がほとんどなくなりました。これは自分的には結構な事件です(笑)

FUSION


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  • 1:Trio 6 Beで各トラックの土台を作り
  • 2:YAMAHA NS-10Mで調整
  • 3:Auratone 5Cで調整
  • 4:最後にTrio 6 Beで全体のバランスを再確認

という手順で処理することが多いです(もちろん前後しますが)。特に各トラックのLowCut、HighCutなど、間違うと後々まで痛い目にあう大事な「レンジ決め」をする際にTrio 6 Beが活躍します。Trio 6 Beの導入後はヘッドホンの使用頻度も下がりました。

今後、2wayモードに慣れてくれば、Trio 6 Beと何かナロー・レンジのスピーカーの1ペア、計2ペアでmix出来そうな気もしています。

SUGGESTION


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・8インチウーファーの音量を、オン/オフではなく、フェーダーなどで無段階に調整出来ると面白いかもしれないです。(上げることはないので、アッテネーターですね)部屋のサイズや使用環境、時間帯によっては、低域を少しだけ抑えたい場合があると思いますが、個人的にスピーカー搭載のEQをさわるのは好きじゃないので、ウーファーの音量調整があると重宝しそうです!

・専用スタンドを発売して欲しい
決して小さくないスピーカーですし、どうせならカッコいい純正品があるといいですね。

・カラバリを注文出来るようにして欲しい。
真っ白とかあったら欲しかったかも…某スニーカーみたいにパーツごとにユーザーが選択出来たら最高ですね。豹柄とか。

・本製品と直接関係ないのですが
Focalさんには、ベリリウム・ツイーターで、3.5〜4インチくらいの“W”コンポジット・サンドイッチ・コーン ウーファーで小さな2wayスピーカーを作って欲しいです。CMS40のハイエンド版ですね。考えただけでヨダレが…絶対買います!

ちなみに5インチのも欲しいです(笑)


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Focal

Trio 6 Be Red

¥ 596,000 (本体価格:¥ 551,852)

SM6シリーズのサイズと品質にSM9の持つ柔軟性を取り込んだ、シリーズの新基準となる3ウェイ/2ウェイ・モニター


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PLUS1 ACCESSORY

AURATONE
5C Super Sound Cube

やはりナロー・レンジなスピーカーと組み合わせるのがベストでしょう。素材、構造などなどあらゆる面で真逆の存在、Auratoneと組み合わせちゃって下さい。


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RADIAL
RX-9

もはや定番ですね。低域が締まって聴きやすくなります。


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PRIMACOUSTIC
RX-12HF

こちらも定番ですね。低域が締まって聴きやすくなります。


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    記事内に掲載されている価格は 2016年11月2日 時点での価格となります。

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