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15
Feb.2017
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「共有ツール」としてのスピーカーのあり方とは? ~ スモールスピーカー VECLOS SSA-40の持つポテンシャルに迫る ~

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魔法びんのパイオニアとしておなじみのサーモスが、その高い技術で開発した真空ワイヤレスポータブルスピーカーVECLOS SSA-40シリーズ。「真空二重構造」を持つエンクロージャーはサウンドを濁す原因となる振動を抑制し、ノイズを遮断。素晴らしい解像度を誇るワイヤレスポータブルスピーカーです。リスニングユーザーはもちろんのこと、サイズを超えた正確な出音で音楽制作者の間でも話題の製品です。

今回、レコーディング・エンジニア 杉山勇司氏とFiTEAR 須山慶太氏にお集まりいただきました。杉山氏のレコーディングエンジニアとしてのプロフェッショナルの耳。また、須山氏のポータブルオーディオ業界に対するの造詣の深さ。この2つの切り口でSSA-40が持つポテンシャルに迫ります。

出席者

レコーディング・エンジニア 杉山勇司氏

1964年生まれ、大阪出身。1988年、コンサートの音作りをするSRエンジニアからキャリアをスタート。くじら、原マスミ、近田春夫&ビブラストーン、東京スカパラダイスオーケストラなどを担当。その後レコーディング・エンジニア、サウンド・プロデューサーとして多数のアーティストを手がける。主な担当アーティストは、ソフト・バレエ、ナーヴ・カッツェ、東京スカパラダイスオーケストラ、Schaft、Pizzicato Five、藤原ヒロシ、UA、X JAPAN、L’Arc~en~Ciel、LUNA SEA、Jungle Smile、Super Soul Sonics、広瀬香美、Core of Soul、cloudchair、Cube Juice、櫻井敦司、dropz、睡蓮、Heavenstamp、ニルギリス、堀江由衣、寺島拓篤、阿部真央、YOSHIKI、河村隆一など。また、書籍『レコーディング/ミキシングの全知識』 ( リットーミュージック)を執筆。

FiTEAR 須山慶太氏
株式会社 須山歯研代表取締役としてアドバイザー原田光晴氏とともにカスタムイヤーモニター『FitEar』シリーズを開発。補聴器事業部で培った技術を活かし、耳を守りながらも正確で安定したモニタリングをサポートするカスタムイヤーモニターの開発を日々行っている。

HP : http://fitear.jp

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SSA-40のファースト・インプレッションは?

Rock oN:杉山さんがこのVECLOS SSA-40を初めて聞いた時の印象はいかがでしたか?

杉山氏:僕はステンレスのヘアラインに弱いので(笑)、このSSA-40をRock oN店頭で初めて知った時の印象はよく覚えてます。あまり期待しないで試聴してみたのが正直なところですが、予想に反しとても興味深い音がしました。

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Rock oN:SSA-40はサーモスならではの真空エンクロージャーが大きな特徴ですが、スピーカーを考えた場合、構造や素材といった要素は重要視しますか?

杉山氏:当然ですが、まず音を聞くのが先ですね。聞いた後に「筐体がステンレスということは、きっとメーカーの加工技術が高いんだろうな。」と想像し、音の印象の良さと紐付けて納得した感じです。

Rock oN:製品に触れてみて、「こうだといいな」と感じたことはありましたか?

杉山氏:筐体が軽量なので、置き方によってはUSBケーブルの張力で傾いたり、浮いたりすることがありました。そこで試しに円筒を縦置きにしてスピーカーユニットを天井に向けてみたら、結構良かった!

Rock oN:でも、それだとステレオ感がなくなっちゃうんじゃないですか?

杉山氏:実はステレオ感というのはスピーカー間の距離だけで決定するものではないんです。それぞれのスピーカーの位相がしっかりしていれば、ステレオ感を感じることができるんです。他にも、スピーカーを寝かして置くなど色々試してみたんですが、縦置きした時が1番良かった。

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Rock oN:今日は、FiTEAR 須山さんにもお越し頂いてます。杉山さんが「須山さんならSSA-40を面白がるんじゃない?」とご紹介頂いたわけですが、、、

杉山氏:面白そうなものを見つけたよ、と事前に渡して聞いてもらいました。

Rock oN:須山さんはSSA-40のファースト・インプレッションはいかがでした?

須山氏:私もスピーカーに興味があるので色々試聴していますが、正直驚きました。私はチェックする時に、Eaglesのアコースティックライブアルバム「Hell Freezes Over」に収録されている「Hotel California」をリファレンスとして再生するんですが、SSA-40でも聞いてみました。幾つかチェックポイントがあり、最初の拍手の収録音で十中八九、音の良し悪しを判断するようにしてます。SSA-40は小さなサイズ感ながら、スッと耳に入ってくる端正な音。こういうのは意外と少ないですね。もちろんこのサイズなので、大きなスピーカーに比べ、低域をふくよかに再現するには厳しい訳ですが、音源に含まれる低域の存在感を十分に感じることができます。ジャンルを選ばないですし、普通に音楽を楽しむ上で、十分な音圧が確保できてると思います。欲を言えば、サブウーファーがあればいいなと思いました。

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杉山氏:須山さんとは、置き方での音の違いやケーブルを変えてみたりと、事前に色々試してみたんです。

須山氏:そうなんです。さっき杉山さんが言った、USBケーブルの置き方でスピーカーが傾いてしまう件ですが、対策として、例えばですが、製品を固定する大きめなベース土台みたいなものをオプションで出してもいいかもしれませんね。縦置き案ですが、私も音を聞いて「なるほど」と思いました。


(下写真)

当日は両氏が所有するポータブルプレーヤー、USB DAC、ケーブルを多数お持ちいただき、切り替えながら比較試聴。須山氏が入手したというビンテージケーブルのサウンドに驚いたり、、、そんな楽しい雰囲気で対談が進行しました

パーソナル化するリスニング環境におけるスピーカーの役割

須山氏:最近はポータブルオーディオが流行り、1人で音楽を聞くことが当たり前になってますが、私は「それだけになってしまうのもどうなのかな?」という想いが前からありました。SSA-40は、何人かで聞くにもちょうどいいですし、音楽を複数の人と共有する機会を得られるのはいいことだと思います。今、わざわざ時間を人と共有して音楽を聞くことが減ってますからね(笑)。

Rock oN:いまどきは、そういう共有の場としてのプラットフォームは、もしかしたらクラウド・ネットワーク上へと移行しようとしてるのかもしれませんね。スピーカーという存在の捉え方が、世代によって変わりつつあるのかもしれません。

須山氏:本来、スピーカーは、音楽が表現された場所を自分の部屋に再現するものなんですよね。だから、本来の聞き方からイヤフォンやヘッドフォンは離れてしまったと思うんです。加えて、みんなで音楽を聞くことには、「共有」に加え「強制」という一面があって、ジャズ喫茶や軽音の部室で聞きたくもない音楽を先輩から強制的に聞かされたことがあったと思うんですが、音楽体験として必要なんじゃないかなと思うんです。自分の音楽性の幅を広げてくれる意味でも。若い人みんながJ-POPやミクだけを聞く。それは時代の一面として悪いことではないですが、世の中には色んな音楽が溢れてるのに、それしか聞かないっていうのはちょっともったいないですよね。大きなスピーカーセットはそれなりの設置空間が必要ですが、SSA-40のようなスピーカーなら、すぐに片付けられるし、置いてあっても邪魔にならない。Bluetoothも付いてiPhoneなどのスマホとの連携もいいので、キャンプに持って行く、なんて使い方もできますよね。

Rock oN:先日、SSA-40のメーカーであるサーモスさんが、女子大生に来て頂いてインタビューをしたそうなんです。「旅行に行った時、みんなで音楽を聞く時はどうしますか?」という質問に対して、出てきた答えが「iPhoneのボリュームをMAXにします。」(笑)「スピーカーって概念はないの?」と聞いたら「スピーカーってそもそも何ですか?」って、哲学的な話になったとか(笑)。

須山氏:だから、でかい音が出るスマホって大事らしいですよ!(笑)

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Rock oN:スピーカーが好き嫌いとかじゃなくて、単にスピーカーの存在を知らなかったっという話らしいです。「スピーカーで聞くとこんないいんですね~、今度買ってみます!」という感じだったそうです。まあ、僕らには驚きですが。。。(笑)若い人には、スピーカーから出して音楽を聞いてもらった方がいいと思いますか?

須山氏:YesかNoで言うとYesだと思いますよ。

杉山氏:「これが正しい音楽の聞き方だ!」みたいな話ではなく、「みんなで聞くと楽しくなるよ!」という感じが伝わればいいと思いますね。

須山氏:みんなで聞けば、その場所で会話が生まれますしね。

杉山氏:もしかしたら、若い人の多くが「ヘッドフォンだけでいいや」と思ってるかもしれないけど、ヘッドホン祭りみたいなイベントでも、スピーカーから自分の知っている曲がかかるとみんな集まってきて楽しそうに話し出すそうなんです。それを聞いて「なんだ、みんなで聞きたいんじゃん。」って思いました(笑)。

Rock oN:今日は大変ありがとうございました!


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    メーカーHP

    VECLOS
    http://www.veclos.jp/

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