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Jun.2018
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【第11回】「再構築で作られたフレーズに「歌心」をいかに乗せるか」【TREKKIE TRAX pres Root Down Tips】

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この記事は2018/02/23 当時のRock’in Mailmanに掲載されたものになります。情報が現在と異なる可能性がございますがご容赦お願い申し上げます。

いつもお世話になっております、in the blue shirtこと有村です!

前回で前置きした通り、私のボーカルエディットのテーマである”再構築で作られたフレーズに「歌心」をいかに乗せるか”ということについての話をしていきたいと思います。次回にも続きますよ!

私の”beagle”という曲あたりでも聴いてもらいながらでも記事を読んでもらえると!意味のある単語を残すことなく、かつ歌心成分はなるべく無くさないことを目指して作っています。

Column08_01

In the blue shirt – Beagle
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Beagleのボーカルトラック。0:15〜0:48あたりまでです。

1.素材は長ければ長いほうがいい

ボーカルの再構築というのはメロディとフロウの継ぎはぎです。一般的な歌物ボーカル曲は、”どんなメロディ”に”どんな歌詞”を乗せ、”どのように歌うか”を作曲者および歌い手が自由に試行錯誤することができます。無限に組み合わせがある中から良いものをクリエイトしていくわけです。

一方で、ボーカルエディットは”どんなメロディ”に”どんな歌詞”を乗せ、”どのように歌うか”がすでに決定された素材の”順序”のみを変更することができます。

つまるところ、自由度が極端に減った「縛りプレイ」でのボーカルディレクションと捉えることもできるのではないでしょうか。

このような理由から、なけなしの自由度を絞り出すためには、使用するサンプルは長ければ長い(多ければ多い)ほうが良いです。当たり前ですが超重要。同じ声色で3分ほど歌っているサンプルが手にはいれば試行錯誤の余地が広がります。

1番、2番のように”同メロ、歌詞違い”の要素がある素材はなお良いです。同じメロディに対して用いられる母音、子音の選択肢が増えます。幸い、最近はspliceなど、素材を集めやすい環境が増えて来ていますね!

Column08_01

splice
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2.等間隔でのスライスをしない

これはボーカルエディットをあくまで「歌心」的な側面で考えた私のスタイルの場合のみの話です。こうしてはダメだという話ではありません。

各DAWの機能を用いて8分音符や4分音符でボーカル素材をスライスし、それをmidi鍵盤にアサインしてそれをチャカポコ叩いて作っていくような手法では、なかなか人間味のあるフレーズを作ることができません。”どんなメロディ”に”どんな歌詞”を乗せ、”どのように歌うか”がすでに決定された素材を”どのスタートポイント”から”どれくらいの長さで”切り取ってくるかがガチのキモです。

等間隔でのスライスはそのキモをみすみす手放すようなものです。そういう理由で、自分はオーディオ直で切り張りするスタイルでの作業をしています。サンプラーを使う場合でも、サンプルを長めに取って、スタートポイントとエンドポイントの組み合わせを少しでもたくさん試行錯誤してみるとボーカルエディットに幅が出ますよ!

書ききれないので来月に続きます!ボーカル素材のアタックとリリースに着目したはなしから始める予定です!やるぞッ!!!


TREKKIE-LOGO

TREKKIE TRAX プロフィール

TREKKIE TRAXは、2012年5月に設立した あらゆるジャンルのクラブミュージックを、世界へ発信することを目的にしたクリエイター集団です。

▼HP >> http://www.trekkie-trax.com/
▼TREKKIE TRAX RADIO >> https://block.fm/radios/536


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