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09
Feb.2017
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梯郁夫直伝! TRY aframe!~音源機構徹底解析! aFrameを理解し、自分の表現を作り出せ!~

本来自由な形を持つパーカッションカテゴリーにおいて、『演奏性や感触』を第一に開発された話題の新製品ATV aFrame。梯郁太郎氏の『演奏者に馴染む形状』を追求、素晴らしく手触りの良いFUJIGEN製竹製フレーム(ATVロゴはなんと焼印)、5角を持つ掴みやすい形状などメイドインジャパンへのこだわり、楽器へのこだわりが筐体の随所に光ります。
今回のセミナーでは既に各所で公開されている打面のセンシングや変幻自在のサウンド機構を梯郁夫氏をゲストに迎え徹底解説。触って楽しんでもらうだけでなく、『仕組みを理解し、自らの音作りに活かす』ための即戦力セミナーです。



セミナー配信

Ustreamの生放送はこちらから!

http://www.ustream.tv/channel/rock-on-company/


こんな方にオススメ

・ATV aFrameの仕組みを理解し、使いこなしたい!
・梯郁夫氏によるデモ演奏をリファレンス環境で体感したい!
・ATV aFrameを実際に試奏してみたい!
・梯郁夫氏にaFrameの活用法について相談したい!

 


ここでaFrameの音源機構をProceedMagaizne2016-2017号記事より振り返ってみましょう。

01_aframe

演奏者に寄り添う新たなる楽器

先日ついにATVが取り扱いを公開した話題のエレクトロオーガニック・パーカッションaFrame。
ついにヴェールを脱いだ音源機構の詳細やコンセプトを浜松アクトシティで行われた新製品発表会の模様を交えてお伝えいたします!!

同社から発売中のaD5が音色リアリティーや音場再現性に重きを置いた製品だったのに対し、本来自由な形を持つパーカッションカテゴリーのaFrameでは『演奏性や感触』を第一に開発。

開発当初こそ金属製筐体、形も丸形など試行錯誤があったという同製品。しかし冬に冷え込む松本開発所で感じた『金属フレームの冷たさ』や、梯氏のアイデアもあり『演奏者に馴染む形状』を追求。

開発所からほど近いFUJIGEN社の協力により、素晴らしく手触りの良い竹製フレーム(ATVロゴはなんと焼印)を搭載。メイドインジャパンへのこだわり、楽器へのこだわりが筐体の随所に光ります。

aFrame音源構造

基本的に80の音色プログラムと80のエフェクトプログラムのみというシンプル構成のaFrame音源部。ユニークなサウンドを生み出すセンシング技術は、筐体に取り付けられた2系統のピエゾマイクと1系統の圧力センサーから構成されます。高域、低域を司る2基のピエゾマイクから拾った信号への『EQプロセッシング』こそがaFrame音源構造の肝に当たる部分。今回同社研究開発部の荒川氏にお話をいただきました。

 

02_aframe

荒川氏:Timbre EQはネーミングも含め梯郁太郎の発案で、ATVが始ってすぐの頃、 新製品についてのブレーンストーミングの中、 「ミキサーについている周波数とQとゲインを変えるだけのEQではなく、ツマミ1つで 音色をガラリと変えるEQ、“Timbre EQ”みたいなもんできないか?」 とおっしゃったのがきっかけで、我々の試行錯誤が始まりました。

EQ(BPF)にはFとQのパラメータがあり、周波数軸上ではFが中心周波数、Qが帯域の幅になる訳ですが、 時間軸上で見るとQを上げると入力信号に対して出力信号は伸びている事が確認出来ます。 EQ(BPF)にインパルス波形を入力するとFで決めた周波数のサイン波が減衰していく波形が観測出来ます。

03_aframe

また理論的にインパルスはホワイトノイズ同様全帯域を含んだ信号であるため、設定したどんな周波数 にも反応する事になり、Qの設定で減衰時間の制御も可能になります。 予め数バンドのEQ(BPF)を設定しておけばどんな倍音構成の減衰音でも実現できる訳です。

実際打面のピエゾマイクから拾った信号は、インパルスとは違い、強さ、叩き方、素材等により大きく変化します。その変化が、数バンドのEQ(BPF)に絡み合い音色変化として現れます。2系統のEQプロセッシングについてもう少し詳しく説明しましょう。


aframe_fft_HQaframe_fft_LQ

上の二つの画像は、 aFrameのオーバートーンにオルガンを選び、ピッチを100Hz、基音+上音(倍音) の数を10個に設定した音色を使いFFT解析したもので、周波数スペクトルを3D 表示して時間変化が見れる様にしています。

画面奥から手前に時間が進んでおり、基本波(1)100Hzに対して上音(倍音) (2)150Hz,(3)200Hz,(4)300Hz,(5)400Hz,(6)800Hz,(7)1.6kHz,(8)3.2kHz, (9)6.4kHz,(10)12.8kHzのレベル変化が確認できます。

aframe_fft_HQ.png(左図)高域のQを高めに設定しているため、発音から約1秒後 (一番手前)でも高域成分が確認できますが、aframe_fft_LQ.png(右図)は高域のQを 低めに設定しているため1kHz以上の上音はほぼ0(-120dB)になっています。

この様にQの設定により時間の調整が可能になると共に、強さ、叩き方、叩く 場所によって反応する上音のレベルが様々に変化し、音色変化をもたらします。 オーバートーンは自然数や奇数、素数等の整数次の倍音から、ベッセル関数、 太鼓等非整数次の上音も選択でき、倍音(上音)の数は基音を含め1から32まで 設定できます。(非整数次は倍音では無く上音と呼ぶようです。)

aframeには、上記EQプロセッシングのユニット[MAIN Timbre:主に低域]、 [SUB Timbre:主に高域]2系統に加え、[EXTRA Timbre:味付け]があり、 スネアのスナッピーっぽい音や、リズム・マシンのクラップのような音を作る ことが可能になっています。こちらはEQプロセッシングでは無く、主に入力 信号のレベルでノイズ等の波形をAM変調しています。またCENTER、EDGE からのDRY音を加え、臨場感を補う事も可能です。

ATVの信念

ATV04

そして発表会最後には同社代表取締役兼会長の梯郁太郎氏も登場。様々な事例を交えながら、一旦リリースしたハードウェアをすぐに変えると、際限のない価格競争に陥いってしまうという同氏。楽器として壊れる寸前まで使える製品であること、そしてお客様がSNSなどで知識を得た後、実際に聞きにこれる環境を増やすことが最も大切だと訴えました。まさにATVのTであるTeachingを表す言葉です。


募集要項

日時 2017年02月10日(金) 19:00~
場所Rock oN Company リファレンススタジオ
東京都渋谷区神南1-8-18 クオリア神南フラッツ1F
定員15名(先着順)
※定員を超えたお申し込みは、キャンセル待ちとなります。
参加費用無料
出演梯郁夫氏



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    記事内に掲載されている価格は 2017年2月9日 時点での価格となります。

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