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Session.6
日時:2015.7.25(土) 15:00〜
場所: Rock oN MIM Office
まずはノイズ波形の概要からスタートし、「ホワイトノイズ」、「ピンクノイズ」それぞれの定義を解説。ノイズ波形を利用し生成される「サンプルホールド波形」まで含めて解説が行われました。
ノイズをフィルターで加工し、レゾナンスをあげることで擬似的な音程感を作り出す手法や、VCOのフリーケンシーをサンプルホールド波形でモジュレートし、ランダムな音階の自動演奏を作り出す手法を解説。受講生から出される質問への回答も含め、理解を確認しながら進行します。
授業後半は2つ以上のVCOをミキサーで混ぜて音を作る手法を、サウンドの具体例を示しながら解説が行われました。本セミナー授業の最終カリキュラムとして、これまでに学習したことを用いた応用編的な内容と言えるでしょう。
サウンド例:
・デチューンによって厚みのある音色を作る
・特定の倍音やサブベースを加える
・フィルターで歪ませる音作り
「フィルターで歪ませる音作り」では、「ミキサー入力時に起こる歪みの扱い方、設計思想の違いが、その機種の個性になってもいる」といったような、多種のシンセ実機を知る高山さんならではのエピソードが披露され、一歩踏み込んだマニアックな展開も。
続いて、2オシレーターを使った
・シンセストリングス
・シンセブラス
・スタッブブラス
・シンセベース
・シンセグロッケン
を例として実演解説。高山さんは「じゃあ、音を作ってみましょう!」といった感じでソフトシンセを使い、受講生の目の前で音を作成。注意すべきポイントを、具体的なパラメータと共に提示し解説が行われました。
この日、会場にスタンバイした実機は、
・ARP ODYSSEY
・ACCESS VIRUS TI2 POLAR
・NOVATION Bass Station
・Dave Smith Instruments Prophet ’08
のべ6日をかけて行われた授業はこの日で終了。会場にセッティングされたシンセで自由に音を出しながら、高山さんを交え、シンセに関する質問や、楽曲制作にまで及ぶ音楽談義の時間を迎えました。
次回8/8(土)はスペシャルゲストとして、名機 MS-20やARP ODYSSEYを現在に蘇らせたことで記憶に新しいKORGから商品企画室 坂巻匡彦氏をお招きして、スペシャルトークセッションを開催!! オリジナル機のユーザーである高山氏と数々のエピソードを紐解きながら「KORGアナログシンセサイザーのデザイン」を読み解き、シンセファンはもちろんのこと、音作りに対してディープな姿勢をもつサウンドクリエータにとっても、興味深い1日になることでしょう!受講生以外の方々にも、特別に10席を限定解放し、お申し込み受け付け中です!!
記事内に掲載されている価格は 2015年7月30日 時点での価格となります。
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