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HOW TO

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28
Apr.2017
HOW TO

GW企画 ロメオ中川の『プロジェクトスタジオを作ってみた』

20170501_top_umda

梅田店リファレンススタジオがGWより一斉リニューアル!

中川ならこんなスタジオを作ってみたい!という思いから今回の展示になりました!個人的な趣向が大盛り入ってますがご了承ください・・・

アナログコンソール SSL XL-Desk を中心として500モジュール盛りだくさんでアナログ16chサミング環境が可能。 HDX、UAD、DigiGrid各種DSPを使用してProTools HDでミックスを行えます。スタジオ外に設置されたボーカルブースとのCueシステム、トークバックでディレクションなども行なえる実例展示を行いました!

まずコーナー作成にあたり何を始めたかというと。どの機材を使いたいか、どのように接続するのかを頭で考えながら系統図の落書きから始まります。あーでもない、こーでもない、なんて考えながら書いた結果、こんな形になりました!
絵や字が下手くそ!っていうツッコミはなしにしてください・・・

手書き配線

コンパクトにそしてスマートに!

梅田店のリファレンススタジオは決して広い訳ではございません、ルーム内に使いたい機材をいかにコンパクトに使いやすく収めるかが一つのポイントになります。HDI/Oから16chマルチでXL-DESKのInputに1-16に立ち上がっており、XL-DESK本体に組み込まれた500シリーズを任意でアサインしてサミングを行なえます。ProTools側のI/O設定でどのソースをどのトラックに立ち上げるかは自由自在です!
多くのメーカーの500シリーズシャーシはバイパスをして比較試聴を容易に行えない事が多いですが、XL-DESKは500シリーズのON/OFFをスイッチ一つで各チャンネルそれぞれバイパスの切り替え比較試聴できるのは非常に便利です!

500-2

ラインナップはこちらになります。

API
505-DI
512V マイクプリ/DI
525 x 2 コンプ
535-LA ラインアンプ
550B EQ
560 EQ
527 コンプ
565 フィルター
SSL
E-EQ Module
E-Dyn Module
LMC+ Module
Stereo Bus Comp Module

ProToolsキャプション

各種DSPシステムも導入しており、ソフトウェアプラグインエフェクトも豊富にインストールされております。HDX DSP/DiGiGrid DLS(WAVES)/Universal Audio UAD-2 SATELLITEの3つのDSPシステムが稼働しております。UADもWAVESも全てのライセンスが入っており、全てのプラグインをProTools HD上でインサート可能です。やっぱりハードもソフトも美味しいとこ取りでミキシングを行いたいですね!ProTools HDの展示用16chミックスセッションをご用意しておりますので是非店頭にて触ってみてみ下さい。

SSL XL-DESKモニターセクションの利便性!

モニターセクション

今回苦労したのがボーカルブースへのCue/トークバックシステムです。外にあるボーカルブースへ信号をどう送り返えすのかどうか、壁を通してケーブルを這わせなければなりません。実は梅田店のリファレンススタジオは壁を通せるよう設計されているのです!どうやって通しているか!?それは店頭でご確認下さい笑

また写真上部のMON SELECTセクションではボタンMINI1、MINI2がございます。こちらでモニターセレクトを行う事ができ、今回のセッティングではどちらも消灯でSC307、MINI1点灯でNF−01R、MINI2点灯でTD-M1に切り替わる形になります。個々の出力レベルも調整できますので各スピーカーの音圧を統一する事も可能です。

平面図

XL-DESKにはFOLDBACKというセクションがあり、本体に内蔵しているマイクでプレイヤーの方とのコミュニケーションシステムを構築することができます。写真下部にあるTALK Aボタンを押している間は内蔵マイクでボーカルブースとの相互通話ができます。TALK A/Bボタンはラッチやモーメンタリーに任意で変更可能です。「音声チェック音声チェック、バッチリ聴こえてまーす!」

VERY-Q

ピックアップ! この機材を選んだ理由!

Positive Grid/BIAS HEAD

BIASHEAD

私はエレキギターをよく演奏するのですが、各種アンプシュレミーターがある中でBIAS HEADを選んだ理由はクランチ系の音が素晴らしいからです。iPadアプリが便利などその他要素は多々あるのですが、クランチ系の歪みの滑らかさは最高です!テレキャスでブリティッシュな乾いたサウンドがお好きな方はおすすめです!

BIAS HEADを動画で解説しておりますので是非こちらも参照ください!

Millennia/HV-3C

MILHV3C

マイクプリは個人の趣向がかなり出てしまいますが、私の大好きなマイクプリの一つです。繊細な音のニュアンスを正確にとらえて、解像度の高い原音忠実なサウンドが特長です。特に原音忠実系のマイクプリは悪く言えばおもしろ味のない音に聴こえがちですが、ピュアなサウンドでもありながら楽しませる音でもある両刀使いなイメージのマイクプリです!個人的に一つだけ改善してほしい点は48VファンタムON/OFFスイッチの横に130Vののボタンがある事です。通常120Vはホール設備の点吊マイクなど数百メーターのマイクケーブルを使用するときに減衰しないように高圧な電圧をかけるのに使われるのですが、この120VをU87aiなどの送ると一発で潰れます。間違えて押してしまったら・・・と考えるとリアパネルのどこか触れにくいところに配置もしくはスイッチにしてほしいです。

FOSTEX/NF01R

NF01R

私もNF01Aユーザーでした。NF01Rはリバーブの残響感であったり楽器の位置などが非常聴こえやすいモニタースピーカーです。ニアフィールドモニターとしてNF01Rをメインで使用してSC307で低音の量感を調整する為に使用いたします。モニタースピーカーを切り替えながら各機材のいいとこ取り!で使っていきたいですね!楽曲によってはSC307の方が使いやすい場合もありますので、作業しながら用途に合わせて円滑に切り替えられるシステムがいいですね!

NF01Rについて詳しくお知りになられたい方はこちら
http://www.miroc.co.jp/report/170426-fostex/

    記事内に掲載されている価格は 2017年4月28日 時点での価格となります。

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