鈴木Daichi秀行
OMFACTORY 大島 崇敬
瀬川 英史
mergrim
青木 繁男
森崎 雅人
YANAGIMAN
田辺 恵二
高山 博
江夏 正晃
井内 啓二
TommyTommy
コトリンゴ
モーリー・ロバートソン
CHIVA (from BUZZERBEATS)
西原 健一郎
森元 浩二
田中 直
杉山 圭一
三宅 光幸
中塚 武
PandaBoY
飛澤 正人
and, more…
森元 浩二
prime sound studio formのチーフ・エンジニア。 浜崎あゆみ、Every Little Thing、EXILE、三代目 J Soul Brothers、E- girls、Acid Black Cherryなど、さまざまなアーティストの作品に携わる
エレキギターの録音はアンプにマイクを立てて収録します。ギターリストは短時間のサウンドチェックで音をキメ、エンジニアは複数のマイクを使って、HA、コンプの組み合わせとバランスでサウンドを作り込み、録音作業に移ります。プレイとサウンドの両方が最高の物が録音出来ればいいですが、時間が限られた中で両立なかなか難しく、どちらかと言えばサウンドはミックスの時の処理でなんとかするのが今まででした。しかしギターの素の音をアンプの音とは別で、ラインでも録音して、それをReampを通してギターアンプを鳴らす事をすれば、録音時に細かいサウンドには拘らず、ベストなプレイを録音する事だけに集中出来ます。その後のリアンプ作業では音色に集中出来ますし、客観的に音を聞くとこが出来るので、楽曲のクオリティーを数ランクもアップするとこが出来ます。
リアンプをするのを前提とした録音では、録音時のサウンドは暫定で、最終形が大体判る感じであれば良く、アンプを鳴らせばもちろんいいのですが、スタジオ時間を節約するためにも、自宅でEleven Rackを使ってアンプシミュレートしたサウンドを聴きながらプレイして、同時にラインの音を別トラックに録音する事が出来るので、それをスタジオに持ち込んでリアンプすることが出来ます。一般的なオーディオインターフェースにもインストゥルメンタル入力はありますが、Eleven Rackはギターに特化しているためか、後でリアンプした時に、アンプ直結との差が少ないと感じます。またアンプシミュレートの音もいいので、そのまま使う事も多々有ります。
長年スタジオのニアフィールドモニターとして使われ続けたYAMAHA NS-10Mのユニット供給が終了しました。各スタジオは予備ユニットを若干在庫しているためまだ大丈夫ですが、近い将来10Mに変わる標準モニターを選ばなければなりません。しかし現在の商品の中に10Mの代わりはこれだ!とういう決定版はありません。出来ればアンプをスピーカーと一体とする為に重量や容量に制限のあるアクティブでは無く、パッシブで、消耗品としてのコストパフォーマンスにすぐれたスピーカーが出て来てくれるのを切に願います。