Synth bar Episode 21『Roland Strikes Back!!!!!!!』~ローランドの逆襲~レポート！

2014年3月1日に恵比寿ガーデンプレイスで行われたSynth bar Episode 21『Roland Strikes Back!!!!!!!~ローランドの逆襲~に行ってきました！

勿論目玉は一般公開は初となるRoland AIRAシリーズの実機デモ！興奮の坩堝とかして会場の様子をお届け致します。

会場となったstudio38に入るとまずはど〜んと世界初公開のAIRAアートワークの展示が。

AIRAの持つ近未来的なイメージと「和」のテイストが混ざり合ったサイバーパンク的世界感。SYSTEM-1は鳥になりPlug Outによって地上の制約から解き放たれ、空高く舞い上がって行きいます。欲しい。。

会場には既に60名前後のお客さんで賑わっていました。
STAR WARS風なAIRAの紹介映像が始まり、映像が終わるとNew Order”Bleu Monday”が鳴り響きAIRAの説明がスタート！ちなみに”Blue Monday”で使われているリズムマシンはOberheim DMXですね。良い音で鳴ってるな〜と思いスピーカーをチェックするとFUNKTION-ONE Resolution 5。

TR-8のベースドラムはオリジナル同様ピークが50Hz付近にあるため、それを聴かせる為に用意されたとの事。PAミキサーはMIDAS VENICEでした。実際に鳴らされたTR-8のロングディケイキックの迫力は凄まじく、鳴らす度に会場からどよめきと歓声が上がっていました。（あまりの音圧に苦情が入るという場面も。）

TR-8の説明では、齋藤久師氏と坂本武人氏による軽快なトークのなかに、オリジナル909のハンドクラップの残響音は実はノイズで作っていた事やRolandに対して階層を一つも作らないで欲しいと強く要望した事など、面白い裏話が多数飛び出しました。

また本邦初公開となったSYSTEM-1の実機レビューでは、SuperSquareやSuperTriangleといったRolandオリジナル波形の強烈なサウンドを鳴らし、更にクロスモジュレーションでそれらをミックスしたりと変幻自在の可能性を見せつけていました。現在、SYSTEM-1の発売に向けてPlug Out対応のソフトウェア「SH-101」が準備されていますが、今後は「JUNO」や「JUPITER」を期待する声も上がっていました。

AIRAレビューの後には皆さんお待ちかね、「AIRAお触りタイム！」実機の前には人だかりが出来ていました。それにしても皆さん使いこなすのが早い早い。AIRAシリーズの直感的なインターフェースも相まって、会場のあちこちでオリジナルサウンドが鳴り響いていました。
暗闇でもこれだけ光っていれば視認性も抜群！操作もし易いと思います！

そして最後はTR-909やTB-303と行ったヴィンテージとAIRAを組み合わせた即興デモンストレーションが行われました。アナログデジタル、古い新しいを超えたセッティングと素晴らしい出音に感動しました。AIRA TR-8とTB-3はMIDIクロックと受けると設定無しで自動的にスレーブとなり走り出します。またMIDIアウトからクロックをスルーするので他のハードウェアと簡単に同期ができます。
今後Rock oNでもAIRAと他の機器の同期について掘り下げて行きたいと思いますのでご期待下さい。