【九州放送機器展2014】2Day AVID Everywhere


九州放送機器展で行われた『Avid Everywhere-NAB2014の最新情報とAvidのワークフロー構想』に参加しました。

そこで明らかになった情報を一気にレポート!!第通目は、ユーザーが待ち望んだMedia Composerの4K対応。次のバージョンで対応の準備を進めているとのことです。

それでは早速その内容をご確認下さい!!

今までもAVID Everywhereの説明で提示されてきたAVIDのソリューションにおける各レイヤー。素材のサイズの大きい映像編集としてはStorage Suiteの重要性がかたられていたのが印象的。全てをCloudとするのではなく、しっかりと十分なLocal (Local Netrowk)のストレージが重要であるということが強調されていました。

先ずは、AVIDのファイルベースワークフローの説明。ISISシリーズのストレージとInterplayを活用したトータルのワークフローが解説されました。

次はMedia Central UXの解説。共有サーバによる作業効率改善の機能を多数実装したInterplayのクライアント用フロントエンドソフトウェア。検索エンジン、プレビュー機能、コミュニケーションツールなど協調作業に必要とされる機能を実装しています。

コミュニケーション部分はiPad等のモバイル端末でも確認可能なappもリリース済み。常にフレッシュな情報の共有を行うことを可能としています。

そして、作業効率向上のためのMedia Director。クラアントマシンを専有してします、キャプチャー取り込み、トランスコードといった編集の前段階として必要な作業をInterplayと協調して行うことの出来るソリューションの紹介。

このような作業の自動化を実現するツールを準備することで作業効率の向上を目指すのがまさにファイルベースワークフローではないでしょうか。

そして、今セッションの中心機能であるMedia Composer Cloudの解説。ネットワークさえあれば世界中どこでも、どことでも協調作業が可能なまさに次世代型のシステム。エディターは使い慣れたMedia Composerが利用可能なのがまさに最大の特徴。

外部から素材のプレビューなどを実現するツールは有りますが、編集室と同一のアプリケーションでフル機能の編集が出来るのは大きなメリットといえるのではないでしょうか。

セッション内では、iPadでボストンのサーバへ接続しての素材のプレビューなどのハンズオンも有り、会場を沸かせていました。このMedia Composer Cloudの実現のためには外部へのストリーム用のプロキシデータ作成用のトランスコーダー兼、ストリーミングサーバーをInterplay システムに追加することで実現します。

あくまでもオンラインデータはセーフティーな社内のローカルサーバーに有り、専用のクライアントでしか開くことの出来ないプロキシデータをストリームで流すという仕組み。外部の端末側は3.5Mbps~5Mbpsの帯域でOKという非常にハードルの低いシステム。すでに国内でも実運用を行っているプロダクションも存在するということです。

そして、待ちに待ったMedia Composer 4K対応へのロードマップが発表されました。非常に大きな帯域幅を必要とする4k。これはSDからHDへの移行時にも同じ問題に直面している。AVIDでは、4k用のコーデック開発とともにその対応に対して取り組んでいるということ。

次期バージョンではそれらを実装したバージョンがリリースされるであろうと非常に待ち遠しいコメントが飛び出ています!!現状では読み込めてもクロップするか、ダウンコンするしか無いという状況ですが4k編集機として次のステップに進化します!!


Media Composerの4k対応に伴いISISは現バージョンにて4kのワークフローに対応すべく、調整を行い始めているということ。すでに業界で利用され始めている4k overのコーデックのサポートを始め様々なNLEでの検証を進めている。ISISがまさにどのよなワークフローにおいてもセンターストレージとなれるようバージョナップが行われているということだ。

既報では有りますが、Media Composer が5月よりライセンスの形態を一新しています。今までの永続ライセンス形式から、1年間の期間限定ライセンスへと変化をしています。永続ライセンスも継続販売はされます、この場合には、年間のサポート契約を結ぶことで今後のバージョンアップを受け取ることが可能。

サポート契約に加入しない場合は、バージョンアップの際に、再び永続ライセンスを買い直すこととなります。もう一つ面白いのがフローティングライセンス。利用するクライアントを簡単に変更することのできる、マルチライセンス形式の供給。これはタスのクライアントを持つ企業や、教育機関での利用を想定しているということです。



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