ノミネートポイントはここだ!
2014年頭からIbanez RG2717FXという漢の7弦ギターを弾き始めたIH富田です。
私がイチオシしたいノミネート製品はこれ、Boss WAZA CRAFTシリーズ!ギタリストでなくてもギターの音を作り込む人は必見です!
・BOSSコンパクトエフェクターで最も売れている、ワールドスタンダードなオーバードライブBD-2
・独特の粘るミッドレンジがブースターとしても人気のオーバードライブSD-1
・中古市場でプレミア価格で取引きされているアナログディレイ DM-2
これらBoss社が誇る世界的に有名なギター用エフェクターの名機達をその個性はそのままに回路をディスクリートで再構築。さらに現代の音楽にマッチするサウンドCUSTOMモードに切り換えが可能にしたのが、末尾に「W」の文字が付くWAZA CRAFTシリーズです。
↓3機種の機能や使い方はこちらにたっぷり書かせていただきました。ギタリストはぜひご覧下さい。
それぞれの元になっている製品名に「W」が付かない通常モデルは一部ICを使った製品なので、全ディスクリート回路のWAZACRAFTとは音が違うのは当然です。
WAZA CRAFTは若干レンジが広く素直な音なので通常モデルよりも音が薄く感じられるかもしれません。これがギターのサウンドメイクの面白いところで、レンジが広く解像度が高ければそれでいいというものではなく、あえて上と下を削って音のフォーカスを中域に定めることで聴き慣れたギターサウンドを作っていきます。
となるとWAZA CRAFTはどう使えばいいのか?ということですが、通算100製品以上のペダルエフェクターを発表し、世界のギターサウンドを牽引するBossの開発者がこれまでのノウハウを全て投入し技術者としてのプライドをかけた製品WAZACRAFTは私たちの一歩先を見据えています。
WAZA CRAFTの(通常モデルと比較すれば多少)ワイドレンジでクリアなサウンドや、CASTOMモードに切り換えたときのさらなるワイドレンジ感は、現代のミュージックシーンにターゲットを合わせた音なのです。
DAWとソフト音源でできあがった現代の楽曲の中でシンセサイザーに埋もれない(時には狙って埋もれさせる)ギターサウンドを作るには、上と下に周波数帯域が伸びるWAZA CRAFTのようなサウンドが非常に有効です。つまりEQやダイナミクス処理などのエンジニアリングによって、いかようにでも置き場所を決めることができるギターサウンドということです。
また、いまやカジュアルなロックやポップス/アニソンの中にも登場することが増えてきた7弦や8弦のギター。この低音弦を使ったフレーズをハッキリ聴こえるまでプロセスするためには、WAZA CRAFTのようなワイドレンジなエフェクターが不可欠です。特に歪み系はビンテージ指向が強いものを使うと低音弦の音域に絶えられずコンプがかかったように強制的に音が潰されてしまったり、和音が濁って聴こえなくなることが多いです。
低音弦といえば、ベーシスト御用達のSANS AMP Bass Driver DIにLow-B弦に対応する音域に対応したニューモデルが登場していますね。ギタリストとベーシストはプリスタイルからしてさらにワイドな音域へのアプローチが求められているのかもしれません。
さあ、あなたが今年一番感動した機材は何ですか?ノミネート製品でもそうでない製品でも構いません。コメントを添えて私たちにシェアしていただけたら嬉しいです。投票はコチラから!↓
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