何と創立25周年を迎えたドイツのメーカーSteinberg。メジャーDAWの1つCubaseとともに、ミュージッククリエーションのシーンを先導してきた先進的なブランドということは、皆さんご存知ですよね。5/23(土)に会場を、この種のイベントや発表会では大きいキャパシティといえるラフォーレミュージアム六本木にて開催されたThe Steinberg Day 2009。2005年にSteinbergブランドはヤマハの傘下となりましたが、Cubaseのこれまでの実績とともにこれからの将来性にかけるヤマハの意気込みの大きさを感じました!

会場に着くと、既に会場には沢山の来場者!改めて、Cubaseというネームバリューの大きさを再確認。まずはロビーで展開されているデモンストレーションスペースをチェックしてみましょう。

SXからのユーザーとして私の興味を惹いたのがこれまでのSteinbergの25年の歩みを掲げたパネル。1984年のコモドール64用Multi Track Recorder、それに続くATARI用ソフトPro24をスタートとして現在のCubase 5まで続く歴史が描かれ、リリースされてきた製品の数々の記憶が思い出されます。この間に、Macintosh、VST、ASIO、Windows95の登場といった数々のエポックな出来事もあった訳で、Cubaseのみならず、コンピューターレコーディングの歴史をも記す内容。来場者に配られた「25th ANNIVERSARY BOOK」には、Steinberg社創成からの歴史が詳しく書かれ、コンピューターレコーディングに興味を持つ方なら、ぜひ一読すべき充実した内容になっています。

おっと、パネルの下には少し懐かしい画面が。「過去にSteinberg社より発売されたソフトがインストールされています。」と紹介書きされたMacがあり、Cubase VST/32 5.0が起動しています。ちょこちょこっと触ってみましたが、その間だけ時間が少しだけ過去に戻り、ノスタルジーに浸ることが出来ました。ミュージシャン仲間内で、このマシンを手元にお酒でも飲めば、話に花が咲きそうです。ちなみにOSはMac OS 9.1でした。
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中田ヤスタカ氏のムービーメッセージに続き、会場サブステージではヤマハ インストラクター青木氏によるCunase 5新機能の紹介デモンストレーションがスタート。新しく追加された40種の新機能の中からメインとなる5つに絞り解説がありました。新しいソフトシンセサイザー Groove Agent ONE、高度な入力を可能にするMIDIプラグイン Beat Designerの解説に続き、プラグイン LoopMashの解説。後ほどメインステージに登場する各パフォーマー/クリエーターの方々もおしなべて絶賛していたこのプラグイン。ループ素材を複数並べ、気持ちの赴くままにパラメーターをいじると、並べたループを組み合わせ、相乗効果で新しいループを作り出してくれる機能を持ち、ネタ作りに困った時のアイデア作りの助けになるプラグイン。最近、マッシュアップという手法がダンスミュージックの制作現場で流行っていますが、その手法を取り込んだユニークな機能で、時代の1歩先を行こうというSteiberg社の姿勢を反映している機能ではないでしょうか?

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今回登場した新機能の目玉と言えるのがピッチ補正機能の強化。ご存知の通り、Auto TuneやMelodyneといったプラグインが先導してきた機能ですが、Cubase 5では、ついにその機能をDAWが本格的に包括して搭載。まずはVariAudio。Auto Tune、Melodyne等を使っている方々なら、一見して直感的にその機能や操作方法を理解するGUIで、使い方はいたってシンプルで簡単。クリック一発でオーディオの素材のピッチを表示。ピッチクオンタイズでピッチを一括に補正。フォルマントは自動的に補正されるので自然な補正が可能です。補正作業に加え、曲を作り終わったでもボーカルのハモリなどのアレンジを追加して行えるので、アレンジのブラッシュアップや見直しにも役立てることができそうです。もう1つ、VSTプラグインPitch Correctには、フォルマントをコントロールする機能が付いているので、ボーカリストのキャラクターを変更することができます。本人の声素材を利用しながらも別人が歌ったコーラスワークを付けることが可能です。詳しい解説は、ぜひこちらメーカーサイトでチェックしてみて下さい。

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さあ、メインステージではトークライブがスタート。最初に登場したOMFACTORY大島崇敬氏が用意されたソングファイルは驚異的なルックス。ミキサー全トラック、全て8段に渡り埋め尽くされたプラグイン。こんな画面、今までみたことがないというすごさですが、一旦挿したプラグインのをOFFすることなく、同じEQだとしても、さらにプラグインを後続に立ち上げるというスタイルは、溢れるアイデアやクリエイティビティの流れを緩めず、後ろを振り向かないという大島氏の制作思想に貫かれているということですが、これだけのプラグインを使っても破綻しない、Cubase/VSTエンジンのサウンドクオリティ故に成り立つということを力説されていました。
次は、弊社Peole of Soundにも登場いただいたFILTER KYODAI /marimoRECORDS 江夏正晃氏が登場。ご自身のFILTER KYODAIのライブパフォーマンスを挟み、Cubase 5 を用いた最先端のトラックメイキング術というタイトルで「低音トリートメント」、「SEを手軽に自作する方法」、「疾走感の無いトラックに対する手法」など、主にダンス/クラブミュージック制作に有効なCubaseを使う上でのTipsが紹介され、会場でも身を乗り出して画面を凝視する若者の姿が印象的でした。まもなく江夏氏はニューアルバム発売ということで、ロビーにも展開されていました。
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作曲家 寺嶋民哉氏は「Cubase による映画音楽の世界」というタイトルで、普段手がけられているオーケストレーションを中心とする制作環境や手法に関するお話がありました。創成期から20年ほどに渡りCubaseを使い続けられているということですが、楽譜機能をはじめとして、どんなジャンルの音楽でもCubaseが十分に対応可能であるということが、氏の言葉から語られました。
VSTプラグインを発売するサードパーティーブースも大盛況。
メディア・インテグレーションではBFD2や先ほど発売されたIK Multimedia AmpliTube® Fender®が注目を集めていました。
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KORE2、MASCHINEのデモンストレーションで注目を集めていたディリゲントブース。やはり、クラブ/ダンスミュージッククリエーターが無視することが出来ないNative Instrumentsブランド。
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代理店変更のタイミングで登場 ご存知Arturia minimoog-V 2.0。フックアップブースです。
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Steinbergサイト http://japan.steinberg.net/

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