Rock oN渋谷店内で一際目立ち、フューチャリスティックな外観が目を引くSpotlightコーナー。光り輝くこのコーナーでは、大きく2つのエリアに分け、それぞれをコンセプトに沿って展示。ユーザーの皆様にお役立ちのソリューション&スタイル提案を行います。カッティングエッジな新製品や、iOS&ガジェット製品、またハっとするような、意外性あるソリューションを代わる代わる更新していきますので、ご期待ください。訪れれば何か新たな発見のある、そんな楽しいコーナーにしていきます!
コンセプト① 温故知新、過去から未来へ繋がる制作ワークフロー
懐かしの8bitサウンドから蘇る音楽制作の最前線
エポックメイキングな製品を次々と市場にドロップするスウェーデンの人気ブランドTeenage Engineering。Spotlightコーナ最上段には、同ブランドからリリースされたばかりのポケット・オペレーターシリーズ、PO-12 rhythm、PO-14 sub、PO-16 factoryを展示中。
基盤剥き出しの外観は、Oplabと同様の驚きと新鮮さを与えます。斬新さと同時に、懐かしさが感じられるのが、ポケット・オペレーターの最大の魅力。ゲームウォッチ世代にはたまらない、荒いドットのモノクロ液晶がNINTENDOライクな80’な雰囲気を醸し出します。
こうしたガジェットは遊び心溢れますが、意外に制作の中心に据えてもよい個性的なサウンドをもたらします。OP-1などをサウンドの肝に、スパイス的に使用するアーティスト、アレンジャーもいるほどです。音源としてラインやマイクで録音して使えるのはもちろんですが、見て、触って、音を感じて、「クリエイトする」ことの原点を再確認できたりもします。
「ああこういう音色やパターンもありなのだな」「懐かしのこの時代の雰囲気は逆に今求められている要素だな」と、少し疲れた脳をクールダウンさせてくれるでしょう。
豊富なアクセサリーもその場ですぐにGET!
もはや説明不要の人気シンセサイザー、OP-1も展示しています。8ビットサウンドからFMシンセまで、その奇抜な液晶ディスプレイの輝きとともに、制作者の肉体に訴えかける刺激を与えてくれます。
展示機のすぐ下には、OP-1の豊富なアクセサリー類の在庫を準備!欲しいなあと思ったアクセサリーをすぐにその日にお持ち帰りいただけます。
Teenage Engineering製品は、決してガジェットで終わらない、制作の中枢まで踏み込んでくるところが共通した魅力です。普段とは少し違った視点で、音作りをしてみてはいかがでしょうか。
外出先でも移動中でもインスピレーションを逃さない〜全ての空間があなたのスタジオに!
またTeenageの隣の段には、iPadとiConnectivity iConnect AUDIO4+を展示。ご存知、iOSとMac/PCをシームレスに繋ぐ必殺のマルチイーターフェース。先日のハンズオンレビュー記事で紹介したように、「iMASCHINEやiKaossilatorなどiPadの音楽系Appsで気軽にできたいい音、フレーズをそのままDAWで使う」ことが可能なのです。また、接続されたiOSデバイスに給電することができるので、ゆったりと自宅スタジオのDAWで作業できます!
寝る前や、待ち時間、移動中、ツアー先など、良いアイデアというのは意外な場所で降りてくるもの。パっと思い浮かんだサウンドスケッチやメモを、今やそのままDAWに流しこめる時代なのです。あなたがいる空間全てがスタジオになる、それが最前線の制作ワークフローです。
コンセプト② 1人6役も軽々とクリア、最先端プロダクト活用術!
時代が求める制作の垂直統合にフレキシブルに対応!
今の時代、コンポーズ、アレンジ、プレイヤー、レコーディング、ミックス、果てはマスタリングまで、すべての役割を自身で行うことが、時に求められます。これまでのような分業は潤沢な予算がある場合に限られ、多くの場合、制作作業は垂直統合されていくでしょう。
まずは、ハンディコーダーのご紹介。飛ぶ鳥を落とす勢いのZOOMの人気3機種がズラリ勢揃い。ポータブルサイズながら外部マイク6chまでの同時録音が可能な「H6」、外部マイク2chが使用できH6の旨みをコンパクトに結集させた最新機種「H5」、長らく同社のハンディレコーダー最上位機種として君臨し、今なお人気の衰えないコストパフォーマンス抜群の「H4n」。
これらはもちろん、野外録音など、素材やベースとなる環境音の収集などに最適ですが、曲構想段階のサウンドスケッチや、スタジオでのリハーサル、本番のライブレコーディングでも使えるユーティリティ性が魅力。作家、プレイヤー、エンジニアなど様々な立場から、お役立ちのフレキシブルなプロダクトなのです。
大胆なソリューション展示から、あなたにとって意外なアイデアも!
ソリューションとしては、本格的なフィールドレコーディングスタイルも提案。EarthworksのマイクをK&Mのコンパクトなステレオバーにマウントし、DINあるいはNOS方式に近いステレオマイキングでセッティング。
1本は単一指向性のSR20、もう1本は無指向性のM30です。単一指向性マイク2本で録音するときには、90〜120°程度に開いたセッティング(XYステレオ、あるいはそれに準じたマイキング)。無指向性マイク2本なら、間隔を開けた平行なセッティング(ABステレオ)にしましょう。この展示では機動性を重視し、純正のウィンドスクリーンにRycoteのジャマーを被せています。
最近ではVery-Qなどのリーズナブルで優れた防音&吸音製品も出てきています。自宅で本番の録りを行う機会も多いでしょう。たとえな作家やアレンジャー、アーティストの方でも、マイキングの知識を持っていることは大きなアドバンテージとなります。
究極の遮音性がいつでもどこでも正確無比なモニタリングを可能に!
そしてSR/PA関係の方やミュージシャンだけではなく、最近では作家やレコーディングエンジニア、リスニングオーディオユーザーからも高い評価を得ているFitEar。
豪華構成のドライバーによりワイドレンジなハイクオリティサウンドはもちろんのこと、外部の騒音を遮断し、いつでもどこでも緻密なモニタリングが可能なのがFitEarの最大の特徴。すべての空間があなたの作業場所になり得る時代、「持ち運べるリファレンス環境」であるFitEarは究極のアイテムとなるでしょう。
まず当店でオススメしたいのは、耳型採取を行うカスタムタイプのIEM、MH335DWとMH334。いずれもドライバーの性能を確認いただくための展示機がございます(実際の製品には付属しませんが、試聴の際にフィットさせるためのイヤーチップがついています)。
とくにMH335DWはアップグレードサービスも開始したばかりですので、一押し!(アップグレードサービスは当店経由ではなく、須山補聴器さんへの直接の依頼となります)
たとえば非常に騒音レベルの高い移動中の電車やバスの中や、打ち合わせや資料整理等で立ち寄った街中のカフェでも、スケッチ、ミックスやマスタリングのサウンドチェックが可能です。また、敢えて自宅スタジオとは違う環境で音源のチェックをしたい場合も、大いに役立ちます!
モニタリング環境を向上させるアイデアプロダクト
FitEarコーナーの下の段には、YAXIのstpadも展示しています。これは日本のレコーディングスタジオになくてはならない、MDR-CD900STのイヤーパッドをグレードアップする製品です。
ブラック、ブルー、レッドのラインなどのデザインも数種ありますが、起毛タイプのベロアモデルもラインナップ!在庫もありますので、すぐにお持ち帰り可能です!900ST以外にも、JVCやaudio-technica、SHUREなど様々なブランドのヘッドフォンにもマッチします。
ノマド、グローバルなどという言葉が根付いて久しいですが、本当に場所や時間を選ばない時代になったことを感じます。ぜひお店まで展示を見に来てください!
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