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【第21話】基盤むき出し系 後編 世界は広い、ノイズに国境は無いのです!
前回はbleep labsという一つのブランドに絞って様々な基盤むき出し系機材を紹介させていただきましたが、
まだまだ世界にはたくさんのノイズクレイジー、、いや、、、ノイズジャンキー、いやいや、、天才ノイズサイエンティストがいるのですw!
今回は、色々なブランドから出ている機材を紹介いたします!
まずは、前回も登場したbleep labsからHSS3iです。
音だけではなく、なんと、メチャクチャ恰好いい、ノイズ映像も出力されるマルチなシンセなんです。
今は、さらにアップデートされたHSS3jbというのが出ております。
僕は実機を所有していないのですが、使い勝手も、ビデオバリエーションもかなり向上しているようです。
さて、このHSS3iですが、ビデオとオーディオを出力するモードが15個。
ビデオのみを出力するモードが8つ付いています。
一つ一つ解説していくと字数が完全に超大作小説ばりに長くなってしまうので、
簡単な紹介の動画をあげさせていただきます。
外部からのオーディオ信号でトリガー出来るので、他の機材からのコントロールも可能です。
実は様々な可能性を秘めた機材なんですね。
ちなみに、僕は先日VJをやるにあたって、このHSSで作った素材を元にMax/MSPで組んだVJパッチで思いっきり加工しまくって、
VJプレイをしていましたw。中々グリッチな映像で良い感じでした!
続いて、ファズペダルでも有名なbugbrandのBoad weevil 2012です。
bugbrandの名前を一気に広めた大名機の2012年バージョンです。
出た当時、メチャクチャ欲しかったのですが、残念ながらすぐにソールドアウト。。
諦めていたのですが、ありがたいことに、ある方に譲っていただきました、、、嬉しかったです。。
これは3つのオシレーターとリングモジュレーター、HP、LPの切り替えが出来るフィルター、
ピッチ、モジュレーションを光で可変させる事が出来るセンサーが付いています。
そして、1番の特徴でもある、基盤の周りにある、金属版に触る事で、さらにノイズを可変させる事ができます。
音を聞いてみましょう!
この「触ってモジュレーションさせる」という気持ち良さがたまりませんw。
音もまさにbugbrand、ブレない姿勢が音に出ていて最高にカッコいいです。
続いて、チェコ共和国のStanduinoというブランドから、FraAngelicoです。
PWMを使ったarduinoベースの機材なのですが、下部にある、4つのトリガーボタンが楽器としてのポテンシャルを高めています。
4つのボタンの組み合わせ(1つだけ押したり、2つ、もしくは3つ同時押しなど)で、
全部で15通りの音色を保存して、トリガーすることができます。
早速音を聞いて見ましょう。
ノイズからワッブルベースまで、実に多彩なサウンドメイクが出来ますね。。
さらにarduinoのコードを使ってハッキングも可能ですw。
こちらのアダプターを使って、
arduinoのコードを書き込めばオリジナルのシンセを作ることが出来ます。
中身をのぞいて見たところ、スタンダードなPWMのコードを使用していたので、
エディットもしやすいかと思われます。
さて、いよいよルックス、サウンドともに強烈なflower electronicsのceの登場です。
配線すらむき出しのルックス、ハーシュなノイズから、ここまで出ちゃって大丈夫なのか?というような極悪な強烈ノイズまで、作り出すことができます。
元々はノイズアーティストのジェシカさんという女性が主催したワークショップの基盤だったそうですが、その用途だけに留めておくには勿体無いぐらいの傑作ノイズシンセです。
まず、目にいくむき出しの配線ですが、これを組み合わせて、ツマミを動かす事で様々なノイズを奏でることができます。
マイクも付いているので、音を利用したフィジカルな操作も可能です。
聞いて見ましょう!
デフォルトではラインアウトが付属していないので取り付け、
配線がしやすいようにブレッドボードを貼り付けました(両面テープでw)。
これで外部のペダルにも対応させる事が出来る様になったので、
エフェクトなど、かけ放題ですねw。
flower electronics社は前々回に紹介したLBBなど、他の機材も本当に素晴しくて、生産終了となってしまったjealous heartという機材を今も僕は探し続けていたりしますw。
さて、2週に渡ってしまいましたが、基盤むき出し系を紹介させて頂きました。
完全なるノイズマシンから、楽器として完成度が高いものまで、一言にノイズといっても、実に、多種多様な音があるのだなぁ、、と思って頂けましたら幸いです。
ブランドによって、ノイズに対するフォーカスの当て方が色々あり、それぞれにストイックなこだわりがあるんですね。
まだまだ、マイノリティな世界ではあるかもしれませんが、面白そうだな、、、と興味が湧いてきた方は、ぜひ、何かしらの機材を触って見てくださいw。
いつもとは違ったベクトルからのインスピレーションが湧いてくるかも知れませんよw!
さあ、次回はいよいよ、これらの機材をどうやって音楽的に使用していくか、
僕が実際にやっているやり方を公開致します。
今回もディープな内容にお付き合い頂き、ありがとうございます!
また次回、お会いしましょう!
Tommy Tommy プロフィール
作曲家/ミュージシャン/ナレーター
神奈川県出身
2001年デビュー、メインヴォーカルとベースを担当。バンド解散後、作曲家として活動。CM、WEBコンテンツへ数多く楽曲を提供している。Max/MSPを用いて楽曲制作も行う。
主に、可愛らしくキャッチーなのに、どこか変わった音楽を得意としている。2011年TIAA Google Inovative広告部門にて楽曲参加作品「MeetClock」 入賞。