リアルタイムで動作するイマーシブ3Dオーディオ編集用ソフトFlux SPAT Revolutioが、Avidのライブコンソール VENUE | S6L systemへの対応を果たしました。
これによりFlux SPAT Revolutionがスタジオを飛び出しS6Lコンソールと共に、演劇やライブ会場にイマーシブ3Dサウンドを提供します。
S6LはイーサネットAVB経由でSPAT Revolutionと繋がることができ、直接パラメーターを操作できるようになりました。
SPAT Revolutionのパラメーターが表示されたS6L
SPAT RevolutionはOSCサポート、リアルタイム追跡統合(BlackTrax)、複数の3D Vue、完全なPythonスクリプトのサポートなど、ワークフローの統合を簡素化するためのさまざまな追加機能を搭載しています。
AAX DSP(およびAAX Native)に加えて、SPATはAUおよびVSTプラグイン形式をサポートしているため、主要なDAWソフトウェア、QLabライブショーコントロール、およびこれらの標準プラグイン形式をサポートする他のアプリケーションとの統合が容易です。
例えばこのような演出。リアルタイムの位置追従システムとプロジェクションマッピング技術を持つBLACKTRAX社もSPAT Revolutionとの統合を果たしています。この位置追従システムは「赤外線LED」と「BTBeacon」により目標(たとえば俳優)の座標X,Y,Zを捉え、その情報をリアルタイムでFlux SPAT Revolutionへ送ることができその結果、音をリアルタイムにその座標に位置させることが可能になります。
上のイメージビデオでは残念ながらSPAT Revolutionを使った演出は観れないのですが、舞台狭しと駆け抜ける演者や空中ブランコで揺れるパフォーマー、ランダムに飛ぶドローンなどに追従したイマーシブな音演出は、これまでにない感動を生むことでしょう。
記事内に掲載されている価格は 2018年6月8日 時点での価格となります。
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