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RME新製品発表会レポート!ネットワークオーディオの未来に可能性を見出す、渾身の新製品が登場!

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都内某所で開催されたRME新製品発表会レポート!今回は創業者 Matthias Carstens(マティアス・カーステンズ)氏とプロダクトマネージャーMax Holtman(マックス・ホルトマン)氏が来日しプレゼンテーションを行いました。

RMEが意欲を示すネットワークオーディオやリスニングオーディオラインナップの製品群をご紹介しましょう。

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M-32 AD Pro / M-32 DA Pro

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多目的なマルチチャンネル・フォーマット・コンバーター「M-32 AD Pro」「M-32 DA Pro」2機種が世界に先駆けてここ日本で最初にお披露目されました。

MADIとAVBに対応

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『MADI』とネットワークオーディオ規格『AVB(IEEE 802.1および1722.1)』に対応しているM-32 Proシリーズ。AVB接続では1本のイーサネット・ケーブルで最大192kHz 32チャンネルの伝送が可能です。柔軟なセッティングや一括管理が可能になるため、多chのイマーシブオーディオやカンファレンスの現場でも運用が期待できますね。

AVBは100m以内であれば最大512chをEtherケーブル1本で送受信可能。専用のスイッチングハブを介し、対応する様々な機器を一限管理できるメリットがあります。また他のネットワークオーディオと違う特徴の一つが、AVBはオーディオと共にビデオの高速伝送も想定された規格であるということです。昨今の映像コンテンツが重要視される現場で、高速かつ安定した映像データの伝送が行えるため需要が高まってきています。Max氏はプレゼンの中で、世界的に高まるAVBの需要を示すデータを見ながら「RMEはAVBの未来に期待している。」と語りました。

ビジュアルフィードバック

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手元が暗い環境でも32ものチャンネルステータスを一目で確認できるよう、M-32 Proシリーズは視覚的フィードバックにこだわって作られています。

このように32ch分のバックライト付きラベルフィールドをトップパネルに大きく広げ、シグナルレベルをLEDカラーで知らせます。

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このラベルフィールドはパネルを取り外して中のトレーシングペーパーに直接chネームを書き込むことができます。初めは液晶による表示も考えたということですが、急なセッティング変更が起こった際にミッションクリティカルな現場でボタンを使ってポチポチと入力していくことは煩わしさとなります。そこでRMEは逆転の発想で「ペンで手書きすればいいではないか」という答えにたどり着いたそうです。まるでコンソールのマーキングのように。

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AD/DAとして、最高峰の品質

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M-32 PROシリーズはAD/DAとしての性能も徹底的に追求されました。基板は芸術的な完全シンメトリカル設計。デジタルとアナログの卓越した設計技術により超低THD値と120 dBAのS/N比を実現しています。内部フィルターは同社ADI-2 Proのフィルターを基に設計され0HZまで完全リニアな周波数応答となっています。ステディ・クロックはSteadyClock IIIを採用。

出力/入力レベルはchごとに+24 dBu、+19 dBu、+13 dBu 3つを選択可能。幅広い環境での使用が想定されていることが分かる仕様です。(@ 0 dBFS)

AVBによる幅広い運用の可能性と最高品質のサウンド。それに加えて現場の声を反映したビジュアルフィードバック。それをたった1Uのコンパクトボディに秘めたM-32 PROシリーズは2018年秋頃の発売予定です。

ADI-2 Pro FS

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リファレンスAD DAのADI-2 Proがフェムト秒単位の精度を誇る最新のステディクロックを搭載し、ADI-2 PRO FSとして登場しました!

ADI-2 Pro は 最大PCM 768kHz & DSD 11.2MHz に対応する 2in 2outのAD DAコンバーター。サウンド品質はプロはもちろんオーディオリスニングシーンでも評価されヒットしています。

ADI-2 Proの開発が始まる前、RMEは自社製品開発のために世界中のリファレンスクラスのAD DAコンバーターや測定器を試したということです。しかしその多くは実効値がスペックに及ばずRMEが満足できる品質ではありませんでした。そこで真のリファレンスを作るためにADI-2 Proの開発が始まったという話をMAX氏がしてくれました。

そのマイナーアップデート版となるADI-2 PRO FSは

  • SteadyClockが最新版SteadyClock FSにパワーアップ。
  • 液晶やパワーボタンを薄暗く表示し、暗い部屋での仕様に適したダークモードの搭載

この2点のみが変更となります。

発売は7月25日、価格は¥221,400税込です。

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ADI-2 DAC

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プロが賞賛したADI-2 Proのサウンドはオーディオリスニングファンからも求められました。そこで登場したのが現在好評発売中のADI-2 DACです。

ADI-2 Proの入力部などリスニングには必要ない機能を省略しコントロールパネルの操作を極めて直感的に設計。インシュレーターやリモコンなどリスニングファンから喜ばれる仕様を加えました。肝心のサウンドはADI-2 Pro譲りでさらに最新のSteadyClock FSを搭載し世界中のオーディオ雑誌などから賞を受けるなど快進撃を続けています。

ここでMAX氏から面白い話が飛び出しました。ヨーロッパのとある大手オーディオ誌がADI-2 DACの性能を独自に解析するという特集をした際の話です。

測定は、オーディオ機器のスペックを測定するための世界的なリファレンス機器として知られる某メーカーのオーディオアナライザーが使われたのですが、ADI-2 DACの残留ノイズがその某機器を下回っており正しく測定できず、結果的にはなんと某機器の残留ノイズ値が紙面で発表されてしまったというのです。

世界標準の測定器以上の性能を持つADI-2 DACは現在発売中です。

RME AUDIO
ADI-2 DAC
¥165,000
本体価格:¥150,000
2475ポイント還元

TotalMix Remote

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RMEオーディオI/O製品のコントロールソフトウェアTotalMix FXが無線LAN経由でリモートコントロール可能になりました!

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TotalMix Remote はTotalMix FX(v1.50以降)と組み合わせて使います。無線LANやEthernet(TCP/IP)経由で対象I/Oの状態やルーティング、FX設定、レベルメーターなどをコントロールできます。スタジオはもちろん大型のライブホールなどで重宝されることでしょう。

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TotalMix Remoteはなんと2001年以降に発売された全てのFireface / Babyface / HDSPで使用可能。しかも無償で提供されています!一度買えば10年は使えると言われるRMEのソフトウェアアップデートですが、この発表には会場から喜びの声が漏れました。「オプションでもよさそうなのにどうして無償にしたのですか?」という場内からの質問にマティアス氏は「それは私たちがクレイジーだからです!」と答えていました。

P1380802ちなみに、iPadなどでTotalMix FXをコントロールしていたとしても、ARC USBは従来通り使用可能です。従来のワークフローを無理に変える必要がないのも嬉しいですね。

Digiface Dante

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RME初のDante対応オーディオI/O、 Digiface Dante!(画像 右)ネットワークオーディオで注目を浴びるDanteにRMEも対応しました。

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Digiface DanteはDanteネットワークと繋がるイーサネットポートを4つ装備。これはリダンダンシーのためにプライマリーとセカンダリー2系統として使います。その横に見える2系統のBNC端子はWordclockのほかMADIにも対応!つまりDante 64chとMADI 64ch、合わせて最大128ch 入出力できるということになります。PCはUSB3で接続。TotalMix Remoteにも対応し大型のシステム構築にも対応します。

さてこのDigiface DanteはPCを外してスタンドアロンでも動作可能で、その際はシンプルなMADI<>Danteコンバーターとしても活用できます。そしてスタジオクラスのヘッドホンアウトも装備しているという便利さ。非常にRMEらしい気の利いた製品ですね。2018年秋頃の発売予定です。

Digiface AVB

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冒頭にご紹介したM-32 Proシリーズでもお伝えしたAVBの未来を信頼しているRMEの熱意。そのAVBとPCを繋ぐオーディオI/OがDigiface AVBです。(画像 左)

こちらもTotalMix Remoteに対応。機能としては非常にシンプルでUSB3.0経由で繋がったPCとAVBのデータ伝送を可能にします。対応はWindowsのみ。(MacはそもそもAVBに対応しているのでコンバーターなしで使えるため)

Happy Birthday! Babyface Pro

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RME新製品発表会の最後はMatthias氏からMax氏へサプライズ!世界的に爆発的ヒットを記録しているBabyface Proが発売されてから3年目を迎えた今年、それを祝して開発に大きく関わったMax氏へバースデーケーキが贈られました。いつもにこやかなMax氏の笑顔がさらに明るくなり、勢いいっぱいでろうそくの灯を吹き消していました。

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Max氏は「Babyface Proの成功は多くの協力があったから。日本のRMEファンのみなさんにもお礼が言いたい」と述べていましたよ。

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今回のRME新製品発表会はFirefaceシリーズのようなオーディオI/Oが無かったのが心残りでしたが、ネットワークオーディオやリスニングオーディオなどRMEのプロダクトライン拡大を強く意識させるものでした。これらのフィールドはRME以外のメーカーも虎視眈々と狙っている気配を見せています。その中で今後RMEがどのような製品でクリエイターに新しい提案をしてくれるのか。期待が膨らみます。

Writer.Tomtia

    記事内に掲載されている価格は 2018年6月15日 時点での価格となります。

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