新しい季節、新しい音楽制作の大海原に飛び込もう!
大好評のRock oN Buyer’s Guide第二弾は「Grow oN Rock oN」と題し、様々な角度から製品をリストアップ。まずは今更聞けないノウハウ満載のエントリー編Vol.1をご確認ください! 新たな制作環境を150%ドライブさせる用途別/予算別の提案&出会いがここにある!
INDEX
これはギタリストに限った話ではないが、まず自身の楽曲制作に取り掛かるにあたり最も重要なのはズバリ「モチベーション」です。それは音源を揃えていくのも大事であり、レコーディング機材を揃えていくのもありですが、そんな中、これを押さえておけばというポイントを実際に製品を交えながらs紹介していきます。
ギタリストなら押さえておきたいポイント「周辺機器編」!でまず紹介させて頂くのは…ズバリ、ドラム音源です。当然ながら楽曲を作る上で、リズムが無いとどういうフレーズで…どういうメロディーで…と根本的なモチベーションを上げることはできません。
かといって、0ベースからドラムの打ち込みをしたのであれば、結局ドラムのパターンを考えるだけで、時間を費やし、自分のいいフレーズが思い浮かんでも「あれ…なんかいいフレーズ出たんだけど忘れてしまった…」ということはよくある話です。なので、以下にベースを作る時間を減らし、重要な主線の部分に時間を盛り込めれるかが、多くのギタリストの悩みかと思います。
そこで紹介したいのが「パターンが豊富に入っているドラム音源」をはじめに導入すると、このモチベーションを下げることなく、作業に取りかかれるかと思います。
その「パターンが豊富に入っているドラム音源」はこちら
価格は¥20,000弱から¥30,000ほどの範囲になります。特にTOONTRACK EZ Drummer 2はその名の通り、ドラムのプリセットが選び易い、パターンが選び易いのが大きな特徴です。サウンドもすでに仕上がっているので、ジャンルに合わせたパターンと音色を選べば、すぐに主線の部分、そして肉付けができるでしょう。
他にもドラム音源は各メーカーごとに種類が多くあります。下記のページではサウンドを含め紹介しておりますので、ぜひ聞いてもらえればと思います。
DAWはオーディオインターフェースのバンドルで
さて、続いての紹介になりますが、ドラム音源を選ぶ前に先に揃えないといけないのは、やはりDAWソフトです。正直なお話、周りの環境に合わせるのがベストかと思いますが、まず初めて導入するのにオススメなのが「インターフェースを買うとおまけで付いてくる!」ものを選ぶと予算をぐっと抑えることができます。
例えば…
Steinberg UR22
こちらは2in/2outのシンプルなインターフェースになっています。表のパネルにはXLR端子が2系統ありファンタムスイッチもあるので、コンデンサーマイクでのレコーディングももちろん可能です。
どうしてこのインターフェースが最初の導入でオススメかと言いますと…それは「CUBASE AI」が付属しているからになります。ではこの付属ソフトでどこまでできるかと言いますと、なんとオーディオトラックが32個、そして16のインストゥルメントトラックを作成することができます。
つまるところ、32個の録音トラック(内ボーカルやベースも入れたり)に加え、極端に言うと16個のドラムを立ち上げることができます(意味はないかもしれませんが…)なので、基本的な作曲作業というのがこの付属ソフトで簡単に始めることができます。ちなみに、上達したら、後に「CUBASE PRO」にアップグレードも可能で、通常の新規での購入よりもお得に購入することができるので、決して無駄にはならないというところがポイントです。
CUBASEというブランド自体も多くのユーザーが使用しているので、レビュー記事や使い方などの動画も豊富なので、本当に初めてやるならもってこいの組み合わせです。
そして、最後にギタリストならこれだけは持っておきたい「アンプシミュレータープラグイン」です。いろいろある中、PD安田が独断と偏見でオススメするのが、Overloudの「TH3」です。
Overloud TH3
実はオススメする理由としてですが、本当はCUBASE PROまたはArtistのバンドルを選択すれば付属するAmp Rackで、ギターのアンプシミュレーターを使用することができます。音質もよく、使いやすいのも大きな特徴と言えますが、TH3は音質含めコストパフォーマンスが非常に高く、マイクの種類、キャビネットなど選択が豊富に揃っているので、音作りに関しても細かいところまで凝れます。
まずはギターをインターフェースに直接つなぎ、デモ曲のつもりで楽曲を作り、どんどん細かいところまで追いたいのであれば、他の音源にも手を出していくといいと思います。
新生活を迎える人も多い春!モニタースピーカーを新規購入や買い替えを考えたい季節。慣れたワークフローはそのままにスタジオをグレードアップしたいと思ったらモニター環境のレベルアップが最適。一番効果があってミックスの仕上がりが変わるところだと思います。
ここでは、初めてのスピーカーの選び方、そして一歩進んだステップアップの方法を指南しちゃいます。一般的にスペック表に用いられる用語を使い、基礎知識からあまり知られていないスペックの読み方まで、実用性を考慮して端的にまとめました。スピーカー選びは何と言っても自分の耳で聴いて決めることが大事ですが、視聴の前にこの記事を読んでおくと候補を決めやすくなります。ぜひお役立てください!!
気持ちがアガる!アーティスト向けモニタースピーカー
アーティストの気持ちをアゲてくれるスピーカー。モニタースピーカーとしての仕事を行える高い性能を持ちながらも、意図的にある程度の色付けがされていて、パワフルな低域や天高く明るい高域で、最後までグングンと曲作りを進めてくれるスピーカー。特徴を把握することが重要です。
気分がアガる おすすめ3選はこちら!
自分でミックスに挑戦したい!エンジニア向けスタジオモニター
エンジニアが必要とするフラットな特性と高い解像度、 全帯域に渡りダンピングの効いた特性を持ち、ボーカルの吐息やリバーブテールの切れ際まで、精細なサウンドを映し出すことが求められます。その分、サウンドの傾向は耳障りが地味に聴こえる印象になる傾向があります。
エンジニアを目指せ! オススメ3選はこちら!
最近「D級」ってよく見るぞ!パワーアンプの主要4種類を知っておこう
昨今ニアフィールドモニタースピーカーといえばパワードが主流。小型化できる以外にもスピーカーとアンプで音を作り込め質の高い音が望めるというのがメリットです。例えばスピーカーユニットやクロスオーバーのクセも電気的に補正するといった具合に、メーカーの意図した音を製品化することができます。
Macに付属している「Garageband」を使って既に作曲を始めている方に朗報!Garagebandからの次のステップアップに最適なDAWソフトは同じくAppleから発売されている「Logic Pro X」で決まりです!
Logic Pro X」とは?
「Logic Pro X」はプロ仕様でありながら¥23.800という、他のどのDAWよりも圧倒的に低価格!で付属する「ソフト音源」や「プラグイン」等も50GB以上と
使い切れない程の大ボリューム!
ソフト面で初期費用のコストを抑えた分を「スピーカー」や「キーボード」等に使って、マイスタジオを充実させることが出来る点も魅力ですね!今回は本格的に作曲活動を進めていく上で、より快適な制作環境を作るベストプランをケース別にご紹介していきます!
Case.1 楽器が出来ないけど作曲を始めてみたい!
そんな方には「Logic Pro X」は最適です!購入時に付属してくる「Apple Loop」と呼ばれる「ループ素材」を使えばそれだけで素敵なトラックを作っていくことが可能です。
Case.2 鍵盤を使ってどんどん打ち込んで行きたい!
そんな方はMIDIキーボードを購入して、どんどん打ち込んで行きましょう!
「僕はピアノが弾けないので必要ない…」と思っているそこのあなた!
より効率的に打ち込んで行く為に必要です!絶対に持っていた方がよいアイテムです!
「Grageband」から「Logic Pro X」にすることで編集機能も大幅にレベルアップしていますのでこれを機に購入されることをお勧めします。
始めは大体の机におけるサイズとして49鍵モデルがお勧め!
Logicユーザー必見!オススメTips!】
「Logic Pro X」から搭載された自動でドラムフレーズを作ってくれる「Drummer」機能!
もちろんLogicに付属しているドラム音源だけでも十分ですが、なんとこのソフトを追加で導入することで更にレベルアップ出来ます…
それはこちらBFD3
タイトル:ドラム音源の重鎮!生ドラムの再現はこれで決まり!
本文:「BFD」というのは業界標準と呼ぶに相応しいのでは無いかと言われている程、歴史とそのクオリティに高い評価を得ている製品です。
今回はEntry編として最初に知っておきたいマイクの動作原理(ダイナミック/コンデンサー/リボン)と特徴、SPECの見方、そしてレコーディングの各種ポイントを解説! 今更聞けないノウハウ編として是非ブックマークください! その上で各ソース別のバイヤー厳選Entryモデルをご紹介いたします!
アコギやポップ系女性Vocal収録は中高域の伸びとトランジェント特性の良さが決め手!
まずPOPな女性Vocal収録であれば中高域に周波数特性のピークを持ったマイク導入が定石。(ハスキーで妖艶な女性ボーカルを再現したい方はStandard編でご紹介いたしますのでお楽しみに!)
一般的な女性ボーカル帯域にピークを持ったEntryモデルであれば、Blue最新作のBluebird SLがやはりオススメ。従来のサウンドはそのままに、不要なローノイズをカットするハイパスフィルターとPadスイッチ搭載で楽器収録など圧倒的に活躍の場が広がりました。
次にEntryユーザーへ将来も見据え価値ある一本として勧めたいのはウインドスクリーンの取り外しで楽器&ボーカルに構造面からも対応するEarthworks SR20。
周波数特性はかなりフラットですがピークは中高域にあり、最大の特徴は同価格帯マイクと一線を画した圧倒的なレスポンスの良さでしょう。アコギなどでは本来失ってしまう弦1本1本のアタックまで鋭く捉えます。ボーカル録音の際はグリルを付けても良いのですが、優秀なポップガードを立ててグリルを外す方がよダイレクトなサウンドを収録出来個人的にはオススメです。フィードバック耐性が高くグリルを付けてステージにも対応しますがかなりレンジが広いのでリハーサルでのPA調整は入念に。
男性ボーカル収録は中低域の芯が決め手!
Bluebirdよりも中低域にピークを持つBabybottleは男性ボーカル向け入門コンデンサーとして定番の地位を築いています。しかし特性が示す通りピークはありますがローエンドがふくよかというわけではないので2Kあたりを補正してあげるとさらにサウンドの芯と存在感がぐっと引き立ちますよ!
Bluebird同様不要なローノイズをカットするハイパスフィルターとPadスイッチ搭載で楽器収録にも幅広く対応!
設計、開発、組立まで完全英国生産、デザインも独創的で歌い手のテンションを高めてくれます。本体組み込み式ステンレスPOPガード搭載のため別途アクセサリ設置を必要とせずVocalパッションを逃さないダイレクトなセッティングが可能です。
兄弟機のOriginと違いトランス回路搭載となるSpiritではOriginよりもレスポンスは劣る分ボトムエンドが豊かな周波数特性が再現されています。
とにかく1本であらゆるソースに対応したい!
幅広く活用出来る大前提はバランスの良さと多様な環境に適応できる機能性。前者はもちろんですが、特に後者においてはLEWITTは業界でも群を抜いて優秀。過大入力への自動アッテネータや3段階のローカット処理、低ノイズ&電磁干渉防止の筐体で『信頼性の高いレコーディングをマイク本体のみで可能』にしてくれます。
それでいてトランジェント特性も高く、楽器の収録などでもアタックを失わない明瞭なサウンドを再現してくれるため気持ちよく演奏できることでしょう。『Entry向けとりあえずの一本』におけるRock oNバイヤーの回答です。
色付けのないナチュラルサウンドの代名詞として入門用マイクの業界標準と言われるAT4040。AT4033aからリファインされたDCバイアスタイプのダイアフラムは大口径ながらレスポンスも犠牲にしていません。低域まで幅広く収音することで、DAW取り込み後の『後処理の余地を多く残す』、というのも現代的な活用法ではないでしょうか。単一指向でシンプルな使い勝手、2012年の比較試聴企画でエンジニア飛澤氏も『3万円を切る価格でこの音は正直凄いですね。87と比べても空気感は劣りますが似た傾向で全体のバランスがとても良いマイクだと思います。最初に導入するコンデンサーマイクとしては最適ですね。』とコメント。
Vocalistをノせるのはエンジニアの努めです! 推薦入門アクセサリー
定番中の定番ですがやはり1本持っておきたいメタルPOPガードでしょう。金属製=高域低減と言われながらも特殊カットにより高域を減らさず、不要な風を下側に排気するメタルダクト構造はあらゆるスタジオで愛用されています。
意外と見落とされがちですが金属製ということで洗剤で水洗いができ抗菌仕様、清潔感もVocalistへ気持ち良く歌っていただく配慮の一つですね。
レコーディングTipsでも書けばよかったですが、収録する上でマイクが置かれた環境は収録音像に大きく影響します。スタジオやブースにおける吸音/反射音を含むルームアコースティックのマネージメントは機材性能を引き出す上でも極めて重要です。とはいえそんな環境に割く予算やスペースを確保できないシーンで簡易的にマイク周辺だけでマネージメントしてしまおうという発想から生まれたKaotica Eyeball。
独自素材の選択と真円形状のフォルム、開口部のサイズ調整により環境ノイズや部屋鳴りの影響を避け、位相の干渉も最小限に抑えてくれます。悔やまれるのはマイク本来の美しいデザインが隠れてしまうことでしょうか…。最後にEyaballの周波数特性は0Hz~30kHz。特別に設計された測定用マイクロフォンによって周期スイープ測定したところ Eyeballはほぼ全ての周波数帯を均等に録音でき、フラットな周波数特性が計測されています。
その他、Grow oN Rock oNキャンペーンはこちらから!
記事内に掲載されている価格は 2017年3月31日 時点での価格となります。
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