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Rupert Neve 氏の最新ブランド Rupert Neve Designsは、氏の最先端の技術を具現化するために生まれました。その、一つの完成系とも言える期待のチャンネルストリップがついに発売開始です。
Shelford Channelは、クラシックNEVEコンソールのサウンドを、最新の技術で復刻したと言える製品。伝統のNeveサウンドに最新の技術を投入する理由、それは伝統のクラシカルサウンドを現代のDAWベースの制作環境にスムースに統合させることです。実機に限りなく近い、優秀なプラグインもある中、どうしても越えられない壁一枚、本物のNEVEトランスやアナログ回路の温かい飽和感や、クリスタルにきらめく高域の世界がここにあります!
[eStoreClipper1A mdin=’41264′ img=’LINK’][/eStoreClipper1A]Shelford Channel – Transformer Gain Mic Pre, Inductor EQ, Diode Bridge Compressor
最新のビンテージ設計 – 50年以上の時を超え登場する Shelford Channel は、1073、1064、1081、そして 2254 といった Rupert Neve 氏のクラシックコンソールモジュールで見られる独自技術の進化の決定版であり、21世紀のスタジオのため高度な最適化が施されています。
Shelford Channel は革新的なトランスフォーマーゲインとクラスAマイクプリアンプを中心に構成されており、「最高のクラシックサウンド」と評される Shelford 5052 のインダクターEQ、音色を重視したダイオードブリッジのコンプレッサー、伝統の質感をもたらすバリアブル “Silk” サチュレーション、コンバーターの歪みを防ぐ新設計のデュアルタップトランスフォーマー出力、ビンテージ機器の倍を誇る高電圧動作など、新旧を織り交ぜた最高技術が注ぎ込まれています。
その豊かなサウンドは音楽をさらなるレベルに引き上げ、高精度のコントロールは精密な設定が求められる現代の環境にマッチします。伝統の設計を受け継ぎ、これまでにない多様性を兼ね備える Shelford Channel は、50年以上にわたり頂点に立つ Rupert Neve サウンドの集大成と言えます。
入力ステージとトランスフォーマーゲイン仕様のマイクプリ
Rupert 氏のリトルシェルフォード時代の設計と同様に、Shelford Channel のプリアンプはゲインコントロールを備えるダイレクトカップル仕様のカスタムトランスフォーマーを入力段に使用しています。この新たな専用設計の入力トランスフォーマーと周辺回路との緻密な統合が、個性を際立たせるために極めて重要な役割を果たします。
この古典的なトポロジーにおいて、Rupert Neve 氏のお墨付きを得られる入力トランスフォーマーの設計は試練に満ちていましたが、遂に完成した “RN4012” は初段で15dBのゲインをもたらし、ディスクリートクラスAアンプ段とともにあわせて最大で72dBのゲインが得られるものとなりました。
近年の設計 (例 : Portico シリーズ) において、入力トランスフォーマーに続く TLA (Transformer Like Ampliers) の組み合わせが自然な低域と高域、そしてガルバニック絶縁を実現するために活用されているのに対し、Shelford Channel では入力トランスとマイクロフォンラインが直結する設計となっています。
この新しいトランスフォーマーとクラスA入力アンプとの統合により、世界で最も有名なビンテージモジュールのスムースな高域と低域がもたらされます。そして、驚くほどの低ノイズと優れたアイソレーションも特筆すべきポイントです。もちろん、このマイクプリセクションには、定評の20-250Hz可変のハイパスフィルター、マイク/ライン選択、48Vファンタム電源、位相反転機能も備え付けられています。
デュアルタップトランスフォーマー出力とバリアブルシルク回路
入力段と同様に、Shelford Channel では出力段も一新されました。Rupert Neve 伝統の質感と量感を有しながら、多様性と適応力が大幅に強化されています。
新たに用意されたスクエアコアのデュアルタップ出力トランスフォーマーである “RN2042” は、高低の出力ヘッドルームの両方に最適化されています。高ヘッドルームタップは出力段のノンリニアな動作による脚色を回避し、Shelford の高電圧設計の利点を最大限に活かすことで、より純真無垢なサウンドをキャプチャーします。一方の低ヘッドルームタップでは、エンジニアが業務用インターフェイスを歪ませることなく電圧レンジをフルにドライブできるように最適化しつつも、ノンリニア動作特有のダイナミックなトーンが加えられます。
ドラム、ボーカル、ギターあるいはその他の楽器の収録でこの出力は絶大な威力を発揮します。トランスフォーマー固有のノンリニアな倍音成分の “スイートスポット” へと容易にヒットし、他では得ることのできない、活力を宿した楽器演奏の収録が実現することでしょう。
加えて、この出力段にはビンテージモジュールには無い機能と魅力が備わっています – 定評のバリアブル “Silk” 回路によって、必要な倍音成分とトランスフォーマーのサチュレーション効果を完璧にコントロールすることができるのです。
Silkのオフ時は Neve 固有の定評あるトランスフォーマーサウンドの魅力を残しつつ、モダンで無垢なサウンドを出力します。Silkをオンにした際には 1073 などのビンテージユニットに見られる倍音効果を得ることができます。この際、高次倍音歪みはなく、二次と三次倍音を引き上げることが可能です。さらに信号ソースに合わせて (高域に作用する) Silk Red と (低域に作用する) Silk Blue のモードを切り替えることで、求める結果を意のままにできるでしょう。
ダイレクト入力
フロントパネルのHi-Z入力は、人気のDIボックス : Rupert Neve Designs RNDI と同じく、ディスクリート クラスA FETトランスフォーマー仕様です。ただし、新設計の入力トランスフォーマー : RN4012 に最適化れた Shelford Channel のHi-Z入力は、直接マイクロフォンプリアンプのゲインステージに送られます。この設計により、定評の RNDI と同じ処理をした信号にさらなるクリアさと存在感のある低域、比類なき滑らかさの高域をもたらします。また、Hi-Z入力の信号を他のアンプに送るためのパッシブスルー出力も備えています。
“ベスト・オブ・クラシック” EQ
Shelford Channel の3バンド、カスタムタップ仕様のインダクターEQは、Rupert 氏のビンテージEQの中でも最高のものを踏襲したものです。低域バンドは 1064 をベースにし、定評のクリーミーで響きのある低音が特徴です。ただし 1064 とは異なり、Shelford Channel のLFバンドはシェルフとピークのモード切り替えを備えており、パンチや奥行きを意のままにコントロールすることができます。
Shelford Channel のインダクターミッドバンドは 1073 をベースにし、ボーカルや楽器を輝かせます。ミッドハイQでは、フィルターのバンド幅(ナロー/シャープと幅広)を変え、ソースとなる信号で発生した特定周波数の問題解決に役立ちます。
Shelford Channel の高域はビンテージとモダンデザインのハイブリッド仕様で、コンデンサーベースの構成で豊かなトーンコントロールを実現します。由緒ある Rupert 氏の伝統設計と同様に、どのEQバンドも低フィードバックのクラスAディクリート回路を使用し、低レベルでの余分なノイズや脚色の発生を防ぎ、大胆なサウンドシェイピングを施した際の不快さを生む要素を排除します。
Shelford Channel のEQは実に現代的な設計となっており、40年前では不可能であったことを最新の電気パーツによって改善、実現しています – そう、これは決してビンテージのクローンなどではなく、伝統の継承、そして正統なる進化なのです。
ダイオードブリッジコンプレッサー
インダクターEQやトランスフォーマーゲインマイクロフォンプリアンプと同様に、Shelford Channel のダイオードブリッジコンプレッサーも 2254 などに見られる Rupert 氏のビンテージ設計をベースとしています。しかしながら、全波整流回路と多くの新しい制御機能を取り入れることにより、これら初期の設計を押し広げることに成功しています。
ビンテージスタイルのダイオードブリッジコンプレッサーは固有のパンチとあたたかみのある特性が魅力ですが、アタックタイムの柔軟さに欠け、ヘッドルームが低いためにノイズも多く、コントロールの精度もあり良くありません。Shelford Channel のダイオードブリッジコンプレッサーは Rupert Neve Designs の努力により、クラシックコンプレッサーの魅力はそのままに数々の弱点を克服しました – さらなるレベルの精度と柔軟性を持った伝統のコンプレッサーは、ほとんど全てのソースにマッチするようになったのです。Portico II のVCAコンプレッサーと同等の透明感を持つ Shelford Channel のスーパーダイオードブリッジデザインは、コンプレッサーの常識を覆し、新たなスタンダードとなることでしょう。
この新設計の高機能ダイオードブリッジコンプレッサーには、タイミング、スレッショルド、レシオ、ブレンド、メイクアップゲイン、ファスト(アタック/リリースのモディファイア)、サイドチェーンハイパスフィルター、プリEQ、バイパス、サイドチェーンインサート、ステレオリンクが装備されています。
6ポジションのタイミング(TIMING)スイッチは、コンプレッサーのアタックとリリースを設定します。ファスト(FAST)スイッチは、タイミング設定に関わらず素早いトランジェントのソースに適しています。スイッチ操作だけで、実際に音を確認しながらソースに対して最適な処理が出来るように設計されています。
レシオ(RATIO)設定も同様に6段階のスイッチ切り替えで的確な設定が可能です。スレッショルド(THRESHOLD)は-25dBuから+20dBuまで、メイクアップゲイン(GAIN dB)は-6dBから+20dBまでの間で設定が行えます。おなじみのサイドチェーンハイパスフィルター(HPF to S/C)では低域による不要な影響を軽減し、外部のプロセッサーと接続するためのサイドチェーンインサート(S/C INSERT)スイッチとTS入出力端子も装備します。
ブレンド(BLEND %)コントロールでは近代のコンプ処理で一般的となった手法を可能にします。極端に掛けたコンプレッサーと原音を混ぜることで、全体のダイナミクスを損なうことなく、劇的なコンプサウンドを得ることができます。
高電圧駆動
Shelford Channel の内部電圧は±24Vで、ビンテージ機(+24V仕様)の倍の電圧で動作します。このことでダイナミックレンジはより広く確保され、ノイズレベルの軽減、そして信号に明瞭さをもたらします。内蔵の電源ユニットは100~240VAC、50/60Hzの自動切り替えで、世界中どこででも適切な電源供給が行えるでしょう。
特徴
Transformer Gain Mic Input – トランスフォーマーゲインマイク入力
Rupert 氏のクラシックな設計と同様に、Shelford Channel のマイク入力は15dBのゲインを持つダイレクトトランスフォーマーカップリング仕様です。新たに用意されたトランスフォーマー : RN4012 の性能を最大限に引き出すため、周辺回路を含め開発に数年が費やされました。その結果、1073 などのビンテージ機に見られる高域と低域、より存在感のある中域を実現します。
Direct Input – ダイレクト入力
Rupert Neve Designs の人気のDI、RNDI と同じく、トランスフォーマーを装備したディスクリートクラスA FET構成のHi-Z入力を装備します。Shelford Channel では新設計のトランスフォーマー : RN4012 によって、処理された信号はマイクロフォンプリアンプに直接送られます。結果、比類なきクリアさと存在感たっぷりの低域、極めて滑らかな高域を実現します。さらにパッシブスルー(THRU)端子で、入力信号を他のアンプに送ることも可能です。
Dual Tap Output – デュアルタップ出力
新設計のスクエアコア出力トランスフォーマー : RN2042 を実装し、デュアルタップ仕様により高低のヘッドルームどちらにも最適化された出力を得ることに成功しています。高ヘッドルームタップでは、Shelford の高電圧設計の利点を活かした高精度で忠実な出力を実現します。低ヘッドルームタップでは、業務用インターフェイスを歪ませることなくフルボルテージレンジのドライブに最適化されており(最大出力レベル+19dBu)、ダイナミックなトーンと固有のキャラクターが魅力です。ドラム、ボーカル、ギターあるいはその他の楽器の収録でこの出力は絶大な威力を発揮します。
Silk & Texture – シルク/テクスチャー
Shelford Channel の出力段に備わる定評のバリアブル “Silk” 回路によって、必要な倍音成分とトランスフォーマーのサチュレーション効果を完璧にコントロール出来ます。Silkオフ時はNeve固有の定評あるトランスフォーマーサウンドの魅力を残しつつ、モダンサウンドを出力します。Silkをオンにした際には、1073 などのビンテージユニットに見られる倍音効果を得ることができます。信号ソースに合わせて2つのモード(Silk Red と Silk Blue)を切り替えることで、サウンドキャラクターを容易に操ることができます。
MIC / DI / LINE – マイク / DI / ライン入力
マイクロフォン/DI(Hi-Z)、ラインの入力を切り替えます。
Signal Present LED – シグナルインジケーター
信号レベルの状態の確認に便利なインジケーターです。緑色に点灯した場合、(-20dBu以上の) “信号入力あり” を示し、赤色に点灯した場合、マイク/ライン入力段の最大2-3dB下を示し(+25dBuでクリップする場合は+23dBu)、”クリップ寸前” であることを示します。
Mic Gain – マイクゲイン
12段階の高精度ロータリースイッチで、最大66dBまで6dBステップ毎、入力ゲインのレンジを設定します。
Trim – トリム
入力ゲインに対して±6dBの微調整をおこないます。
48V – ファンタム電源
スタジオコンデンサーマイクロフォンに48Vの電源を供給します。オンにする前に、モニタースピーカーとヘッドフォンを保護するため、Shelford Channel の出力に関連した設定:チャンネルボリュームやセンドなどを下げておきましょう。
Phase – 位相極性
ソースの位相を180°反転させます。
HPF – ハイパスフィルター
マイク収録時に不要な低周波をカットする際に便利です。特に建物から発生するランブルノイズ、空調のモーターノイズ、ハムノイズなどに有効です。Shelford Channel のHPFは20 ~ 250Hzの範囲でカットオフ周波数を自由に設定できます。
メモ:HPF to S/Cをオンにした場合、ハイパスフィルターは、コンプレッサーのサイドチェーンフィルターとして使用されます。
HPF Freq – ハイパスフィルター周波数
周波数設定は不要な低域を的確にカットする際に使用します。Shelford Channel のHPFは12dB/Octの鋭さで、通常のEQの6dB/Octよりも確実にカットすることが出来ます。
EQ In – EQスイッチ
HPF以外のすべてのEQバンドのバイパスを操作します。
LF – バスバンド
シェルビングとピークの切り替えが可能で、15dBのブースト/カットを行います。カットはHPFの代わりに不要な低域のカットにも使用できます。
Low Freq – 低域の周波数設定
バスバンドEQのカットオフ(ピーク)周波数を35Hz、60Hz、100Hz、220Hzに設定します。
LF Peak – バスバンドのピークモード
通常モード(ボタンオフ)では、バスバンドEQはシェルビングモードで動作し、6dB/Octの鋭さでカットオフ周波数以下の帯域をコントロールします。ピークボタンをオンにした場合、EQはピークモードとなり、周波数設定を中心としたベルタイプのピークEQとして扱います。このモード切り替えと周波数設定によって、合計で8つのEQバリエーションを設定可能です。
Mid Hi Q – ミッドハイQ
中域の帯域幅を設定します。通常モードでは一般的なパッシブEQ回路と同様のブースト/カットをします。オンにした場合、帯域は狭められ、より鋭く、強いブースト/カットとなります。また、オンにした際、カットの帯域幅はブーストよりもさらに狭い非対称設計になっています。
Mid – ミドルバンド
中域の15dBのブースト/カットを行います。
Mid Freq – 中域の周波数設定
70年代の Rupert Neve コンソールと同じ、厳選されたコンデンサーによるカスタムタップのインダクターを使用したEQです。200Hz、350Hz、700Hz、1.5kHz、3kHzと6kHzの低域から高域までの帯域を設定します。200Hzは密度の濃いミックスにおいて、トラックの低域を調節(カット)するのに便利です。
HF Peak – トレブルバンドのピークモード
通常モード(ボタンオフ)では、トレブルバンドEQはシェルビングモードで動作し、6dB/Octの鋭さでカットオフ周波数以上の帯域をコントロールします。ピークボタンをオンにした場合、EQはピークモードとなり、周波数設定を中心としたベルタイプのピークEQとして扱います。
8k/16k – 高域の周波数設定
高域の周波数:8kHzと16kHzを設定します。ピークスイッチとの組み合わせで、合計で4つのEQバリエーションを設定可能です。
HF – トレブルバンド
高域バンドの15dBのブースト/カットを行います。
THE SIDE CHAIN INSERT JACKS – サイドチェーンインサート端子
Shelford Channel のコンプレッサーと外部機器を接続するサイドチェーン機能のための端子です。センドとリターン端子で外部のEQやフィルターに接続し、より細かなサイドチェーン処理が可能です。例えば、サイドチェーン接続をしたEQで低域をカットした場合、余分な低域によるコンプレッサーの不要な動作を防ぎます。あるいは高域をコントロールしてディエッサーとして扱うことができます。
Comp In – コンプレッサー
Shelford Channel のコンプレッサーのオン・オフを操作します。このコンプレッサーは非常に多彩かつ有用で、設定の際は、楽曲の一番静かな部分とレベルの大きい箇所で確認することをお勧めします。
静かな部分ではノイズとのバランスに注目し、音量の大きい箇所ではトランジェントの途切れに注目しながら、最も自然な動作をする設定を選びます。コンプレッサーが掛かり過ぎる場合、ダイナミクスは失われます。
Threshold – スレッショルド
コンプレッサーが動作する信号レベルを設定します。信号レベルが設定値以上に達した際にコンプレッサーが機能します。設定範囲は -25 ~ +20dBで値が大きいほど、コンプレッサーの動作は少なくなります。
Ratio – レシオ
コンプレッサーの圧縮比を設定します。設定範囲は 1.5:1 ~ 8:1です。例えば、3:1設定し、信号レベルがスレッショルド値の15dB超とします。この設定により15dB超過は、コンプレッサー(のレシオ設定)によって10dBアッテネートします。高いレシオ設定は収録時のレコーダー(もしくはコンバーター)への信号レベル過多を防ぐ際に便利です。
スレッショルドとレシオの操作にVUメーターを用いた視覚と耳を使った聴覚の両方で、確認しながら行うことで、より素早い的確な設定につながります。
SC Insert – サイドチェーンインサート
リアパネルのサイドチェーン入出力端子への信号ルーティングをオン/オフします。
HPF to S/C – サイドチェーンハイパスフィルター
プリアンプ部のハイパスフィルターをコンプレッサーに接続し、コンプレッサーの動作に悪影響をあたえる低域をカットします。不用な低域による変調歪が発生する際に使用します。
Gain- ゲイン(メイクアップ)
コンプレッサーはオーディオ信号のレベルを抑えるプロセッサーです。そのため、オンにした際とオフにした際の出力音量が異なります。ゲイン(メイクアップ)でコンプレッサーによって抑えられたゲインの補正をします。一般的にはコンプをオンにした際とオフにした際の音量が同じになるように設定します。
Timing – タイミング(アタック/リリースタイム)
コンプレッサーの開始時間(アタック)とゲインコントロールの持続時間(リリース)を設定します。ソース信号に合わせて適切な設定を行いましょう。
Link – リンク(ステレオ動作)
複数のユニットのサイドチェーンコントロールをリンクし、コンプレッサーの動作を連動させます。2台の Shelford Channel でステレオ信号を扱う際などに便利な機能です。
Pre EQ – プリEQ
コンプレッサー回路をEQ前段に設定し、信号の処理順を “EQ > コンプ” から “コンプ > EQ” にします。
Blend – ブレンド
コンプレッサーで処理された信号と処理前の信号(原音)のバランスを設定します。最小に設定した場合、コンプレッサーをバイパスした際とほぼ同じ音になります。最大にした場合、出力は”100%”コンプレッサーで処理された音色になります。
FAST – ファーストモード
コンプレッサーの動作速度を速め、鋭いトランジェントの信号に対応します。
VU Meter – VUメーター
信号の出力(RMS)とコンプレッサーのゲインリダクションを監視する際に使用します。
[eStoreClipper1A mdin=’41264′ img=’LINK’][/eStoreClipper1A]記事内に掲載されている価格は 2016年10月24日 時点での価格となります。
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