KORG NAMM 2018での新製品はなんと18シリーズ!その中でもRock oNユーザーが気になる2製品、prologueとvolca mixをご紹介!
prologue
フラッグシップのポリフォニック・アナログ・シンセサイザーprologueが登場です!prologueは鍵盤数とボイス数が違う2製品のラインナップしています。
特徴
アナログ+デジタルハイブリッド マルチエンジン オシレーター
4ボイス・ポリフォニックのminilogue、モノフォニックのmonologueで定評あるアナログシンセ回路に加えて、新開発の『マルチエンジン』を搭載。2つのアナログオシレーター、そして3つめのオシレーターにデジタルのサウンドが加わっています。
マルチエンジンはFXやパーカッションに有用な『ノイズ・ジェネレーター』、FM変調の『VPM(Variable Phase Modulation)』、そしてユーザーが自分でオシレータープログラムをダウンロードして使える『ユーザー・オシレーター』の3種。アナ/デジ ハイブリッドで自由度の高いサウンドメイクが可能です。他社のハイエンドアナログポリシンセとの差別化を明確にしてきた印象です。
デジタルFX
オリジナルのデジタルFXを搭載。これ1台で変調や空間演出が容易にできます。そしてアナログコンプとブースターはprologu-16に限りVUメーターでかかり具合確認できるという、KORGらしい遊び心満点な仕様。
演奏者のためのバイティンバー
さらにプレイヤーに嬉しいのは『バイ・ティンバー』に対応していること。一般的なレイヤー、スプリットはもちろん、メイン・ティンバーとサブ・ティンバーがなめらかに切り替わるクロスフェードモードも搭載しています。
まるでソフトシンセ!プログラム・ソート
prologueはプログラムを最大500保存可能。そしてそのプログラムの中から任意のサウンドをさっと探し出せる8種類のプログラム・ソートを装備。これらを使うことでほしいサウンドにすぐたどり着けます。まるでソフトシンセのようですね。
マルチエンジンのオシレーターやスプリット機能の鍵盤を搭載するなど、単なるminilogueの大型版ではないことを物語るフラッグシップ。今年2018年で創業50周年を迎えるKORG。アニバーサリーを記念する製品群がこれから続々とリリースされることが予想されますが、その序章になるに違いないprologueに期待します!
volca mix
かわいい筐体に本格的な音源とシーケンサーを搭載したパフォーマンス楽器volcaシリーズのために生まれた!volca mixは4チャンネルのアナログ・パフォーマンス・ミキサーです。 2月下旬発売
volcaシリーズ3機種をつなぐために2つのモノラル・インプットに、1つのステレオ・インプットを装備。ループベースの音楽を構築するために、EQではなく切れ味の良いLO/HI CUTフィルターを搭載したところがユニークで実用的。
SEND/AUX INを搭載し、外部エフェクトや楽器との連携も可能という本格派。そしてなんとマスターに装備されたアナログ回路のコンプとエキスパンダー(左右を広げる)で迫力あるサウンドでライブが楽しめるというワクワクする仕様!
KORGの心意気を感じるのが本体のスピーカー搭載とvolca3台への電源ディストリビューター機能。volca3台分を接続するための電源とオーディオケーブルも同梱されており、何から何までvolcaを楽しむためにあるミキサーといえるでしょう。(もちろんvolcaでなくても接続できます)
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なるほど、SEND/AUX INにCHAOS PADをつなぐとさらにパフォーマンス性が高まりますね。これやってみたい!
演奏することそのものを楽しむ、volcaのパフォーマンス性を引き上げるvolca mix。ほしい機能をぎゅっとまとめたKORGの製品作りには感服しました。ぜひvolcaフルセットで使ってみたいです。マスターのコンプのサウンドも気になります。
Writer. Tomita
まだまだあるぞ!KORG NAMM 2018
http://www.korg.com/jp/news/2018/0118/
記事内に掲載されている価格は 2018年1月18日 時点での価格となります。
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