大容量ストレージデバイスを長年開発しているJMR。抜群の安定度とメンテナンス性で話題となっているシャーシ群がフルスペックで稼働中でした。
日本ではInterBEEなどでご覧になった方も多いはずのJMR。今回展示されていたQuad Slot Expander ModelのLTNG-XQ-8-DTMPは、Mac Proマウント可能な拡張シャーシで、特徴は何と言っても抜群のメンテナンス性です。
スクリューネジ4本を取り外せば簡単に内部にアクセスできる構造。会場では実機のサイドパネルがアクリルにされており、シャーシの内部構造がしっかりと確認できます。
HDX3が実装され、さらに5.25inch Bay用にSATAカードが実装されているのが確認できます。このようにアクリルパネルで展示されていると、内部の構造やケーブルの取り回しなど細部が確認できるので、展示会ならではの情報が得られますね。
フロントの5.25 inch Bayは2Bay分用意されており、今回は2.5inch SSDが8台RAIDを組んだ状態で稼働です。今回はHDX3分のフルボイス768chをRec & Playと、実にエクストリームな環境を稼働させておりました。
これだけの極限な環境でも安定して動作しているのは、もちろんMacProのスペックも関連しますが、拡張シャーシ部分の安定度も必須要件となるはず。大きさも旧型のタワー型アルミ筐体のMacProとほぼ同じ。仕様は同等以上を見込めるので、アルミ筐体のMacProをお使いの方は、スペースをそのまま活用できますし、ライブ収録をされる方や、MacPro環境を可搬でご使用される方にうってつけのシステムですね。
もちろん、スタジオでラックマウントしたいという要望にも対応したLTNG-XQ-8-RMMPも発売しており、こちらはスライドレールも付いているので、メンテナンス性も抜群のことでしょう。さすが、痒いところに手が届く設計ですね。
Writer. Akao
記事内に掲載されている価格は 2017年4月24日 時点での価格となります。
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