本サイトでの Cookie の使用について

閉じるボタン
head-love Created with Sketch. CREATOR
REPORT

国内外のあらゆるイベントをいち早くレポート! またブランドや製品誕生の秘話に迫るDEEPなインタビューを掲載!

07
Mar.2016
REPORT
  • HOME
  • REPORT
  • とにかくレーザーはすごいんです : Prolight + Sound 広州 2016

とにかくレーザーはすごいんです : Prolight + Sound 広州 2016

DSC05586

このProlight + Sound広州のライティングでとくに特徴をあげるならばレーザーの展示がスゴイということがあげられる。その理由は2つ

1.

まず1つ目は、世界的なレーザーメーカーやパーツの供給はここ中国で行われており、しかも多くはここ広州や深圳に集中している。

 

2.

2つ目は規制の問題だ。まず日本国内の展示会では規約によりレーザーショーはできない。正確には、ブースの真上にしかレーザービームの投射を許されてないので、このようなレーザーショーを行うことはほぼ不可能である。

つま、世界的な展示会からみ見てもここProlight + Sound広州ではレーザーの展示ブースは非常にすごいのである。

Lightspace 社

DSC05587

レーザーメーカーといっても色々タイプが存在する。各工場から部品を集めてステージレーザーを組み立てる会社もあれば、全てのパーツを自社で生産する会社もある。後者の会社は現在2社しかなく、そのうちの1社がこのLightspace社になる。

Lightspaceは世界中に5つの正規代理店を持ち、自社ブランドのほか各種部品を世界中に供給している。アジア圏では圧倒的な技術力を持ち、本体のデザインや冷却システムレーザービームの安定さなど、他社を圧倒している。実は多くのレーザー工場もLightspace社のレーザーを真似するほどだ。レーザー市場を牽引している会社とも言える。

昨年はこのブースの半分程の規模で約30台の展示を行っていたが、今年は2倍の広さで50台以上のレーザーを使用している。実はこのレーザーショーのプログラム等は私が担当している。そのため、毎年Prolight + Sound広州には出展社として参加しているのである。

映像をご覧頂ければわかるのだが、このようなレーザーショーは日本ではできない。日本の多くの場所では、レーザーを人に当てることは禁止されている。しかしここProlight + Sound広州では、それが問題にはならない。「失明」するのでは? と思う人もいるが、開催期間中誰ひとり失明した人はいない。それは、特殊なプログラムによる。(※そのプログラムの内容は企業秘密)

会場内、他者のブースの模様

DSC05593DSC05631

コンサートやクラブのレーザーに関心がある人は、是非Prolight + Sound広州を見に来ても楽しめるだろう。ちなみに、Lightspmace社のレーザーに興味ある方は、世界に5社ある代理店のうち、1社が日本にある。

VenusLaser.inc
http://venuslaser.jp/

までお問合せしてほしい。

Writer . 奥平

okudaira1

奥平 賢浩 プロフィール

MOTU・RME・PreSonus・Reasonなどの営業やデモンストレーターとして従事。現在は照明・ステージ関連のセールスエンジニアとしてゴング・インターナショナルに在籍。

また、レーザーショーチーム「Venus Laser」の代表として、初音ミクコンサートや最新のレーザープロジェクションマッピング業務を担当。現在、サンレコでもおなじみの、中田ヤスタカ氏のユニット「CAPSULE 」全国ツアーのレーザー演出を担当している。

音・映像・照明そしてレーザーと最先端ステージ演出に精通している。

この記事、あなたの評価は?

    記事内に掲載されている価格は 2016年3月7日 時点での価格となります。

    最新記事ピックアップ

    Inter BEE 2023 : ZOOM
    レコーダーやエフェクターなどを中心に革新的で意欲的な製品を数多く生み出してきたZOOMは、今回も興味深い新製品を多数展示していました! 構想・開発に2年半をかけたという「S6 SessionTrak」は、遠隔地のミュージ [……
    Inter BEE 2023 : Synthax Japan
    Synthax Japanのブースでは、RMEの新製品を中心に展示。 RMEのフラッグシップ・オーディオインターフェイスFireface UFX IIIが展示されてました。94入力/94出力192kHz対応しているハイエ [……
    Inter BEE 2023 : ゼンハイザージャパン
    DEAR REALITY ドイツ本国からDIRECOTR MARKETING & BUSINESS DEVELOPMENTのKAI DETLEFSEN氏とTECHNICAL APPLICATION ENGINEERのJanis Käune氏…
    Inter BEE 2023 : TAOC
    Rock oNでもスピーカースタンドを多数取り扱っているTAOCブースでは、自動車用鋳造部品メーカーとして蓄積してきた技術や経験を活かしたオーディオ向け製品を多数展示していました。 MSTP-Dは、TAOC史上初のニアフ [……
    Inter BEE 2023 : ROCK ON PRO
    MTRX Thunderbolt 3 ModuleをPro Tools | MTRX II に実装した展示展開。AvidのフラッグシップI/OをCore Audioで接続するネイティブ環境で使用することができ、大きな可能性を拡げます。
    Inter BEE 2023 : Media Integration
    メディアインテグレーションブースでは、「次世代テクノロジーの響宴」として、ミュージック/ポスト双方の未来を担う次世代テクノロジーが集結されていました。
    Inter BEE 2023 : Audio-Technica
    来場者にコーヒーを無料プレゼントするなど大盤振る舞いのAudio-Technicaブース! こちらではコンパクトで高性能なラベリアマイクATW-898が展示されていました。 ATW-898はワイヤレスシステム用の単一指向 [……
    Inter BEE 2023 : GENELEC
    GENELECブースでは9月にアムステルダムで発表したSAMリファレンス・コントローラー「9320A」が展示されていました。 9320Aは、GenelecのUNIOサービス・プラットフォームにアクセスすることで、スマート [……
    Inter BEE 2023 : Solid State Logic
    Solid State Logicのブースでは、先月AESで発表されたばかりのPURE DRIVE QUADとPURE DRIVE OCTO2機種を展示! ORIGINに搭載されたSSL伝統のクリーンなSuperAnal [……
    SUPERBOOTH23 : KORG
    エレクトロ・アコースティック楽器、Acoustic Synthesis_phase5のデモンストレーションがおこなわれていました。
    SUPERBOOTH23 : U・D・O
    フラッグシップ・シンセサイザー「Super Gemini」を発表。代表であるシンセ・デザイナーのGeorge Hearnさんに解説とデモムービーをお願いできました!
    SUPERBOOTH23 : Lambda Synthetics
    新興メーカーLambda SyntheticsがSUPERBOOTHに初出展。最初の製品となるPolyPulseのプロトタイプを展示していました。 この見た目からは何だかわからず、非常にワクワクさせてくれるPolyPul [……
    Copyright © Media Integration, Inc. Rock oN Company