Pyramixを擁するMERIGINGは音質至上主義とも呼べるポリシーに則った製品を開発しています。Rock oN店頭にも導入されたPyramixとHORUS。すでにコレまでにも何度となくレポートを行なってきていますが、唯一のDSDマルチトラックと言える存在。そして、DXDというDSDのクオリティーを保ったままに編集を行える機能も持ちます。
かなりのカスタマイズの自由度を持つプレーンなDAWといった側面を持つPyramix。CPUをDSPとして使ってしまうMass Core等のユニークな機能などその特徴は数えきれないほど有ります。Prolight + Soundの会場では同社のPlayout SoftwareであるOvationとPyramixの内部での共存、そしてあたかもおなじSoftwareのような密接にリンクしたワークフローをご紹介してもらいました。
そして、もう一つの注目はやはりHORUS。DSDに対応したAudio Interfaceということはもちろんですが、まさに技術の結晶とも言える全部入りの製品。PCとのせつぞくは Ravenna/AES67が使われ、標準で2系統のMADI、24chのAESを持ちます。オプションカードスロットには8chのADもしくはDA、そして最近登場したAVID Pro Tools HDXカードと直接接続することのできるmini DigiLinkのカードが用意されています。ADカードには Mic Pre搭載モデルも有り、その高い音質は折り紙つき。なんといってもDSDにADコンバート出来るということはDSDとしての価値をもったアナログシグナルである必要があります。アナログ段でノイズにまみれてしまっては、DSDにする価値がなくなってしまうからです。この部分もメーカーの奥なき音質追求のこだわりにより担保されていると言ってよいでしょう。
改めてHORUSの解説をしてもらいました。
スイスのメーカーであるMerging。レマン湖の辺りにある小さな街にその会社はあります。モントレー・ジャズ・フェスティバルに代表されるような音楽祭が多く介さされている地域でも有り、音楽が二条に身近にある土地柄。そこから生まれた、「音楽=音を楽しむ」為の機会として成長をしているのがこのMergingの最大の特徴。「音を楽しむ」ためには いい音である必要があるという当たり前お事がポリシーとして貫かれているからこそ、この音質はあるんだといことです。ROck oN店頭にもPyramixは導入されています。是非ともその実力を確かめに来ていただければと思います。
Writer : Yosuke
記事内に掲載されている価格は 2016年4月7日 時点での価格となります。
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