Townsend Labsは Chris Townsend氏とErik P.Papp氏が 昨年8月にクラウドファウンディングを開始して設立。 Chirs TownsendはAVID Elevenrackなどに携わったDSPエンジニアとしても有名ですね。
期待の新製品となるSphare L22は国内でも販売開始となったSlate Digital VSMに続き、自在なマイクモデリングを可能とするだけでなく、デュアルカプセルを搭載することで収録後での自在な指向性変更や自在なキャラクター調整、そして異なるサウンドモデリングでのブレンドまでもが可能となります。まずはこちらの動画を御覧ください。
今日は47で録る?、67? M49もあるよ、なんて言ってみたいですね。(でもL22なら録った後でも変えられます)
特にSphere L22が爆発的に普及する可能性を秘めているのはUA Apolloが搭載するリアルタイムDSPに対応させた点でしょう。通常のプラグイン後処理では避けようのないレイテンシーを96kHz環境でわずか1.6msラウンドトリップまで詰められます!apolloユーザーは間違いなく買いと言っても過言ではない1本。メーカー自体もapollo環境での使用を推奨しています。
(※この処理速度はapollo搭載の『リアルタイムUAD』限定です、Satelliteなど通常のUADプロセッサーでは再現できませんのでご注意ください!)
そしてデュアル・カプセルではLEWITT LCT640STなどと同様に1本でのステレオ収録にも対応。2面それぞれの指向性を独立コントロールできるのでMS効果を始め、より自在なセットアップが可能です(もちろん収録後でも)
こんなに楽しいマイク新製品は久しぶり、apolloシステムすら拡張する貴重なアイテムの登場です!価格は1500ドルを予定、国内販売が待ち遠しい!
Writer.Takemoto
Townsend Labs
https://townsendlabs.com/
記事内に掲載されている価格は 2017年4月7日 時点での価格となります。
最新記事ピックアップ