NAMM 2017で見つけた日本初のなんとも不思議なスピーカーHalf One。独自の発想から生まれたイノベーションあふれる製品です!!先ずは何と言ってもその姿でしょう。カットモデルとしか思えないこの真っ二つに割られたスピーカーユニット。これは展示のためのカットモデルではなく、これこそがHalf Oneの製品そのものなのです。
ポイントは従来のスピーカー設計の思想から完全に逸脱しているということ。円形のユニットからいかに全方位に均一に出力をするかというセオリーを完全に無視しています。
構造的にこのような形状にしてしまうと、ボイスコイルはきれいに前後に移動せずにマグネットに接触してビビってしまったりということが考えられますが、そこは独自のアイディアで解決しているということ。そして普段は隠れていて見えないボイスコイル部分が露出しているということで、オープンな空間を自由に動くことにより高いトランジェントを獲得することに成功しているということです。
そして、このスピーカーユニット。エンクロージャーに入れるのではなく、このまま利用するということを想定している!!ということです。バスレフなどの効果は得られませんが、非常にトランジェントも、優れたf特を獲得しているということ。それにより、非直線運動、非球面波というこれまでの常識では考えられない音を出力します。見た目で判断してほしくない!と自信をもってお話をされているこちらの製品。大阪の日本音響さんが製造されています。日本でじっくりと取材をさせていただきたいですね!!!
Writer. Yousuke
Half One
http://www.nihon-onkyo.co.jp/technical/contents.php?id=11
記事内に掲載されている価格は 2017年1月21日 時点での価格となります。
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