遂に開幕したNAMM 2018。AVIDからは、Pro Tools 2018を始め数多くのクリエイターに向けた発表が!!!
NAMM 2018開場直後に行われたPress Conferenceの模様も含め先ずは、ダイジェストでお伝えします。
冒頭のAVID CEO Louis Hernandez Jr.氏による基調講演。クリエイターに向け”ecosystem”(=創作した作品が対価を生み、次の創作につながるという循環したシステム、というイメージ)というユーザーに寄り添った目線の提案が行われました。
そのecosystemを支えるプラットフォームとして、Cloudを活用するための様々な機能が次に紹介されています。
まずはArtist同士がつながり合うCloud上のコミュニティー。交流だけにとどまらず、最終的にはこのコミュニティーで仕事の依頼・対価の支払いなどまでも包括したビジネス・スペースとしてのアイディアが提示されています。現時点ではブログ機能が実装されています。
次にPro Tools 12.5で実装されたCloud Collaboration。非常に多機能なCloudを活用した共有作業環境。こちらまだお試しでない方は、是非とも体感してもらいたい非常に便利な機能です。
そして着実に進化をしているMarket Place。Pro Toolsを起動したまま、Plug-inを購入したり着実に進化を続けています。
そしてそれらの機能が現状、世界中でどれくらい活用されているかがデータで提示されました。注目はecosystemの中核となるArtist Communityへの参加人数でしょう。すでに3万人が参加済み。これからどんどん参加者が増えることで活気づいていってほしいですね!!
Pro Tools 2018
お待ちかね新製品情報です。それぞれの詳細は別の記事として準備を進めていますので、ここではダイジェストでお送りします。
バージョン名のルールが今年から変わったPro Toolsの第一弾、Pro Tools 2018が発表と同時にリリースとなっています。Support Plan期間内の方は今日から使えます!クリエイター向けの機能がたっぷり入った最新バージョンとなっています。その機能とは!!!
トラックプリセット
これまでの隠し機能としてあった、トラックプリセットとは違いカテゴライズされ トラックセット、プラグイン(パラメータも含む!!)、Audio Clip、MIDI Clipなど自由自在に組合せてプリセットを作成出来ます。
MIDI機能の強化
この部分は非常に多岐に渡る強化が行われています。単純にカーソルキーを使ってのベロシティー、keyの変更といったベーシックな機能からCode Analyzeなど、これまでPro ToolsはMIDIが弱いと言われていた部分を払拭する強力な機能拡張が行われています。
パフォーマンス・レトロアクティビティ
レコードしていなかったMIDIデータをバックグラウンドでキャプチャーしておいてくれるという機能。仮で当ててたときが一番良かったのに。。。。ということがなくくなります。
iLok Cloudへの対応
昨年AES2017でのビッグニュース、iLok Cloudへ早くもPro Toolsが対応。常時接続環境が容易になった今だからこそ、便利に活用できると思います。遂にiLok無しで起動するようになったPro Toolsです。
本国詳細はこちら>>
http://www.avidblogs.com/introducing-pro-tools-2018/
それ以外にも様々な発表が行われています。
詳細、順次公開しますのでお楽しみに!!!
Writer.Yosuke
記事内に掲載されている価格は 2018年1月26日 時点での価格となります。
最新記事ピックアップ