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国内外のあらゆるイベントをいち早くレポート! またブランドや製品誕生の秘話に迫るDEEPなインタビューを掲載!

29
Feb.2016
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Prolight + Sound 広州 2016 ショーレポート!ついにIH富田が中国に上陸。

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3月を迎えてもいないのに気温は20℃を超えた広州は、中国の南に位置する広東省の中心都市。(なんと明日は24℃まで上がるそうです)

都北京、上海に次ぐ中国3大都市の一つで、中国で三番目に大きい川 珠江が街を横切り、街自体も海と香港、マカオに接する好立地なため貿易で栄えてきた歴史があります。チャーハン、八宝菜、フカヒレ粥などいわゆる「中華料理」とされるものの多くが広東料理なのは広州の料理が貿易によって日本に伝えられたものとされています。

G20開催!

さて、羽田空港からの直行便を使ってあっという間の4時間で着いた広州白雲空港。ちょうど上海で開催されていたG20財務相・中央銀行総裁会議の影響で空港内は中国公安部が厳戒態勢を敷いていて写真撮影を断念。(撮影禁止ではないのですが、何を撮ろうとしても現地の警察が写ってしまいそのたびにNGを出されてしまいました)

珠江新城で市内観光

ホテルのチェックイン前に市街の様子を見たい、というわけでやってきたのが広州の中でも特に栄えている珠江新城(ジュジアンニュータウン)。

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地下鉄を出るとすぐ、広州のランドマーク『広州タワー』を望む珠江新城公園が広がります。

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高層ビルが立ち並ぶ大都会。中国は空気の状態が良くないとされますが、日本で悩まされていたスギ花粉アレルギーが起きない広州は私にとってはむしろ快適でした。

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近代的なビルの間に高層アパートらしき建物も。日本と違うところは高層階でもベランダに出て洗濯物を干せることでしょうか。

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古代の宝箱をイメージしてデザインされた広東博物館。無料でかなり本格的な歴史的展示がされてあるとのことなのですが、今回のレポートでいけるでしょうか? _DSC5289

公園を離れ都心部へむけてプラプラと。自分と同じ名前の日本料理店に親しみをおぼえたり。

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市街はこのようになっています。

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広州に限らずですが、中国で最近建築されたビルは、ただの真四角ではなく少しデザインが凝ったものが多いです。探せばほかにももっと過激なビルがあるのですが、最近中国政府が「ふさわしくない」と建物のデザインに規制をし始めました。ヘンテコなビル、私は好きですけどね。(この件の詳細はこちら。http://www.gizmodo.jp/2016/02/no-more-weird-buidling.html

music cat 音ゲー感覚で音楽知識なしで弾けるキーボード

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赤く見えている看板部分は全てLEDディスプレイ。広州GRAND PLAZAというショッピングモールで面白い楽器販売店を発見しました。

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music catという中国の独自メーカーの自社ショップ。

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製品名はPiano-Cat。PCM音源とスピーカーを搭載した日本でいうところのカシオトーン的キーボードです。

このメーカーのコンセプトが「音楽的知識は不要の楽器」というもので、鍵盤上のディスプレイの上部から音ゲーのように光のバーが下りてきて、それにタイミングを合わせて鍵盤を叩くと、カラオケで流れている伴奏にぴったりと合ったメロディが演奏できます。これで実際に鍵盤の演奏力はつかないと思いますが、ゲーム感覚で弾けた気になれるというのはおもしろいと思いました。

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このPiano-Catのドラム版のDrum-Catという製品もあります。

music cat 公式Webサイト

http://www.music-cat.cn/piano-cat.html

撮影禁止のパソコン街

さて、今日はこのほか石牌のパソコン街も歩きました。ここは日本やアジア中から集められたパソコンを解体して新たに組みなおしてオリジナルPCとして販売している一角なのですが、風景やその建物内の様子があまりにハードすぎたため撮影不許可(一部違法性もあるため)。店のおじさんに怒られてしまいました。

ここは2F建ての狭い雑居ビルの中で、大勢の10代の若者がバラバラになったPCのパーツを磨いたり組み立ててオリジナルPCを作っています。そこに新品に手が出ない一般市民が買い物にやってくる、ということ。

もしかしたらこのパソコン街の一角では子供達は小さなころからアプリより先にPCの組みたて方を教わるのかも。そう思ってしまうほど中国のハングリーさを強く感じる体験でした。(※文字だけですみません)

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結局、空港をでてから6時間歩きっぱなし。夜8時にProlight + Sound広州の会場となるChina Import & Export Fair Complexのすぐ横にあるホテルにチェックインできました。最寄駅はProlight + Sound広州の看板で埋め尽くされ、その規模の大きさと期待度の高さを感じました。

では明日から始まるProlight + Sound広州 2016、私IH富田は現地からユニークな楽器や中国の音楽事情をお伝えします。パートナーのゴングインターナショナル奥平 氏はレーザーや照明、舞台装置をメインにレポートいたします。どうぞご期待ください!

Prolight + Sound 広州 2016 公式Webサイト
http://prolight-sound-guangzhou.hk.messefrankfurt.com/guangzhou/en/visitors/welcome.html

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    記事内に掲載されている価格は 2016年2月29日 時点での価格となります。

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