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威風堂々、大型のブースを展開するSHURE。高い品質とアフターケアでプロフェッショナルから絶大な信頼を得ていると共に、コンシューマーにとっては「いつかはSHUREで歌いたい」という憧れのブランドでもあるようです。
新製品 KSM8を発見!NAMM2016でも話題となったSHUREのハイエンドダイナミックマイク。2枚のダイヤフラムをもつ新開発のDualdyne(デュアルダイン)を搭載し、コンデンサマイクに近いフラットな音響特性を実現。
SHUREの代表的なダイナミックマイクSM58のユーザーから得た要望に応える形で、様々な優れた点を持ちます。
1.近接効果を劇的に改善
音源ソースがマイクから離れて行く際、音量は下がっても音質は極力変わらない特性を実現。
2. スイートスポットが拡大
マイクの軸から口の位置がずれたとしても、一定の音質を保ちます。
3. 周波数特性の劇的改善
従来ダイナミックマイク特有である、f特の1kHzあたりのピークとディップを繰り返す特徴的クセを改善。フラットにワイドレンジなサウンドを実現。
4. 破裂音の耐性を強化
KSM8はダイヤフラム前にあるプレートによって、直接1枚目のダイヤフラムに強すぎる音が伝えません。
5. 軽量化に成功
SM58は重量の頭頂部に重量のあるアルニコマグネットが使用され、さらにハンドリングノイズを軽減させる『ニューマティックショックマウント』も内臓されていたため、マイクを持ったときの重量バランスを取るためわざと重く作られていました。(298g)
KSM8にはネオジウムマグネットが採用されたため、グリップ部はスリムに軽量に仕上げることができました。
中国では日本以上に「歌を歌い上げる」タイプの楽曲やシンガーが好まれます。KSM8のワイドレンジでフラットにチャプチャーされた歌声が人々を魅了することを期待します。
ここ広州でも若者はスマホを片手にに街を歩いています。街中では中国や台湾、韓国ブランドのスマホが多いように見受けられましたが、それでもiPhoneの人気は高いとのこと。こちらではSIMフリーのiPhoneが広さ2畳くらいの露天電気店でも購入できます。
というわけでiPhoneをレコーダーにしてしまうこのマイク、MOTIVシリーズの需要も高そうです。右にある長方形のMV51 は大型ダイヤフラムのデジタルコンデンサーマイク。iOS、Mac、PC、Android端末(一部非対応)で使える高品位かつ便利なマイクです。
中国では神経質な日本人の好みとは少しちがう、派手な音が好まれる傾向があります。SHUREの音を聞き慣れて、より繊細でリアルなサウンドも評価されていってほしいと思いました。
記事内に掲載されている価格は 2016年3月1日 時点での価格となります。
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