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本日(4/29)はゴールデンウィーク最初の2日間、幕張で行われるニコニコ超会議の現場に取材にまいりました。
ニコニコ超会議は登録会員数5000万人を超える「ニコニコ動画(通称:ニコ動、ニコニコ)」のすべて(だいたい)を地上に再現するニコニコ最大のイベント。前回の超会議2015では2日間でのべ15万1115人が来場し、インターネット上で視聴した人の数は794万495人にのぼるというネットの世界をリアルに具現化したようなお祭りイベントです。
私が現場に到着した時点でも、かなりの数の参加者があふれかえり、なかなか目的のブースまで進めないような大渋滞をおこしている状況でした。
やっとたどりついた、今回の目的のTASCAMブースでは「家庭用放送機器はじめました!」と銘打ちmusikmesse 2016にて発表された新製品MiNiSTUDIO PERSONAL / MiNiSTUDIO CREATORを最前に展示、ニコニコ生放送等を行いたい一般ユーザーに、これまでより簡単に、クオリティの高い配信を行える実践セットを組んでアピールしていました。
ニコニコ動画がベースのイベントで、特にユーザーの生放送に関する関心が非常に高い本イベントにおいて、ニコニコ動画とコラボし共同開発した、この「MiNiSTUDIO PERSONAL / MiNiSTUDIO CREATOR」はユーザーの意見を取り入れ、非常に簡単に扱える音声ブロードキャストシステムとして、とにかく注目され、人が入れ替わり立ち代り、常にスタッフは問い合わせを受けているような状況となっていました。
話を聞いてみると、MiNiSTUDIOはどのようなユーザーにも受け入れられるよう、とにかく簡単に使えるように配慮され、また持ち歩きしやすいようにかなり軽量に作られたとの事。特にPERSONALのほうは、それこそこれ本体をPCにつなげたらすぐに使えるという簡単さで、いつでもどこでも誰でも簡単に配信したいという昨今の事情を真っ直ぐ受け入れたモデルになっている。
CREATORの方に関しては、XLR入力が2系統になり、さらにブロードキャストとクリエイターという2つのモードを切り替えられるようになっている。ブロードキャストはPERSONALとほぼ同じ使い方ができ、クリエイターに関しては、そのまま普通の2chのオーディオインターフェイスとして使用できるようになっている。
細かい説明、詳細はこれまでのレポート等を参考にしてもらい、私としてはこれらをコントロールするソフトに注目したい。
配信、およびこれらを非常に簡単に扱えるようにするため、専用のソフトが用意され、EASYモードでは製品のような見栄えの画面がPC上に現れ、ポン出しの音の変更などはフォルダからドラッグ アンド ドロップで変更できるようになっていた。各種エフェクトに関しても同等に簡単に変更できるようになっている。
また、このソフトにはEXPERTモードも用意され、さらに専門的にEQ、COMPからリバーブの詳細設定、パッドの調整まで更に細かくこだわりの設定ができるようになっていた。
本体のつくり、これらのUIの組み合わせを体験した上で、これまで配信する上で意外と間違いやすい煩雑な操作がとてもわかりやすく、簡単に間違い難いつくりになっている為、配信のクオリティを上げ、配信の敷居もかなり下げることのできる楽しい機器ではないかと感じました。
これから配信を始めたいとユーザーには当然ピッタリな機器であり、機械が苦手でニコニコ等でアピールできなかったアーティストにもお勧めしたい機材である。
TASCAMブースでは、他にも、ボカロPの未発表曲の視聴や、「歌ってみた」のボーカルレコーディング体験、作曲体験等、魅力たっぷりで興味の尽きない展示で参加者を楽しませていた。
なお、別ホールの超ボーカロイドエリアでは、約100本程のイヤホンジャックが壁に設置されそれぞれで高音質の曲を聞けるという展示でTASCAMの業務用機器であるHS-8が4台ほど、MH-8が12台ほど設置され、多くの参加者の耳を楽しませていた。
ニコニコ超会議自体、今回が初参戦となった私ですが、政治からサブカルチャー、ハイテクノロジーまで濃密で濃厚な熱いカオス!「まさしくお祭り!」といった雰囲気がとにかく気分を高揚させる楽しくパワフルで過去から未来までを感じさせるイベントだと感じました。
from Toshima
記事内に掲載されている価格は 2016年4月29日 時点での価格となります。
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