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後発ながらも早い進化、開発で追い上げる中国出身のドローンメーカー:YUNEEC
DJIのPhantomの成功後、数多のドローンメーカーが立ち上がったが、その中でもピッタリとくいつき追い上げる勢いのあるメーカーである。
特に空撮用のカメラ付きジンバルを手持ちに流用して発売したのはこのメーカーが先であろう。
そのYUNEECブースでは1月に発表された業務用途を視野に入れたであろうヘキサコプター「TYPHOON H」がフューチャーされていた。
これまで4枚羽根であったTYPHOONであるが、安定性を考え6枚羽に変更、搭載されたカメラも4Kに対応し360°パンニングが可能である。
固定式であったランディングギアも飛行中は折りたたまれ、撮影の自由度が増した。
プロ向けの仕様がほぼ入ったモデルではあるが、指定した場所、もしく自身を中心に旋回する機能や、ケーブルカムのように、数点のポイントを移動する機能、狙った被写体に追従する機能等、簡単に飛行させるためのサポート機能も搭載されている。
コントロールするためのプロポには最初から映像を確認できる液晶がビルドインされていたが、プロポ下部からコントロールスティックの間に移動し、撮影画面の見やすいデザイン性の高いものに一新された。
ブース内では、同じくTYPHOONシリーズから4K撮影に対応したクアッドコプター「TYPHOON 4K」や、「TYPHOON H」よりもさらに大型のヘキサコプター「TORNADO H920」また、これらに搭載されたジンバルを手持ち仕様に流用するためのグリップやアームが展示され、その周囲ではスタッフが質問攻めにあっているような状況であった。
進化の早さとニーズへの対応と注目度の度合いから、非常に期待感あるメーカーなのではないだろうか。
Writer. Toshima
記事内に掲載されている価格は 2016年4月21日 時点での価格となります。
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