放送業界で特に人気を博しているLawo。ドイツのコンソールメーカーであるLawoからは先日IBCにて発表された商品がアメリカに初上陸です。
ブースのなかで一番の面積をとっていたのが、mc2 56とmc2 36の2機種。IBCにて、サーフェイスのボタンの変更などがアナウンスされていました。
こちらはどちらもSoundgridへの接続対応を表明していました。ちなみに、LawoはDanteではなくRavennaプロトコルの通信となりますが、AES67に対応済み。
そして、こちらも初上陸のIP通信でのRemote Productionソリューションシステム。音声を含めたビデオモニタリングとコントロールが可能です。会場ではカメラ回線と、ビデオ、Video Sync信号を4分割した画面それぞれに表示していました。特にビデオ回線でのディレイが非常に少ないのが特徴的で、まさに生放送などで使用を目的とした製品でした。ディレイの少なさに関して、会場で幾人もの人が驚いていました。
そして、Vertual Radioという製品も展示。ラジオの送出マシンは初の試み。コンピューターにあらかじめ収録したラジオ番組のオーディオデータを登録して、時間がきたらそれを送出するハードですが、内部でのマトリクスやミキサーを持っているのが特徴でした。
Day3-487
放送業界に特化した製品をリリースしてきているLAWO。ヨーロッパのブランドだけに、Ravenna対応は納得。AES67にも対応しているので、AES67に対応したDante製品の展開はあるのか!?今後の展開に注目です。
Writer. Akao
LAWO
https://www.lawo.com/home.html
記事内に掲載されている価格は 2016年10月3日 時点での価格となります。
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