NAB2017 VR Pavilion内は、実験的なメーカーや、Kick Starter等の開発途中の製品も多く展示されていましたが、その中でも完成度の高い製品が こちらのOrah 4i。Live Streamingを念頭に作られたこの製品、かなり完成度が高いのでちょっとご紹介したいと思います。
この小さな筐体に4つのカメラと4つのマイクが入っています。Live Streaming時は4つのカメラの映像をリアルタイムでStitch(つなぎ合わせて一枚の映像にする作業)を行い、音声は、Ambisonicで出力できるというもの。
その最大の特徴は、別体となっているこのプロセッサー・電源部分。この部分を別体とすることでカメラのコンパクト化、発熱問題の解消など様々なメリットを得ています。4Kなどの広帯域の映像ストリームをリアルタイムで出力するとなるとやはり発熱の問題は避けられません。みなさんも動画撮影時に機械が暑くなるという経験はあると思います。更に映像をつなぎ合わせるという作業も同時に行うということで、更に処理不可が掛かるため、熱暴走をしたりということが起こり得ます。OrahはLive Streamを念頭に設計されているということで、発熱の問題からも、映り込みの問題も低減できる別体という設計になっています。4K VRライブを身近なものにするプロダクトとして注目の一台ですね。
Writer. Yosuke
記事内に掲載されている価格は 2017年4月26日 時点での価格となります。
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