Avid ProTools 10 & HDXの華麗なる進化 Part.4
〜Avid Product Specialist Interview 編〜
1日目に目の当たりにしたPro Tools 10。衝撃の内容でしたが、その中か気になるポイントをAVID本国のProduct Designer David Gould氏とOzzie Sutherland氏に徹底インタビューしてみましたので是非ご覧下さい!
AAX(AVID AUDIO eXtension)はProToolsに搭載された全く新しいプラグインフォーマット。今までRTAS,TDMと別のフォーマットであったものを1つに統合、環境に応じてNative,DSP(HDX)に自動割り当て。今までのセッションもAAXで自動的に開くことが可能です。
これは、メーカーにとってもRTASとTDMという2つのプログラムを開発するのではなくAAXという1つのものを開発すればよいので開発効率も上がります。そして、今まであったようなRTASとTDMの音質差という問題も完全に同一のプログラムを処理エンジンに合わせて自動でコンパイルするため解決します。現在、メーカへは64bitのSDKを配布しているので、スムースにAAXへの移行がなされるはずとコメントしています。
AAXは64bit Nativeのプログラムとなるので、32bit Floatデータの64bit処理という、新しいProTools 10のミキシングエンジンにおいて非常に高い能力を発揮してもらえるはずです。
32Bit Floatでの録音について、ご指摘のようにI/Oの用意はありませんが、24BitのI/Oを使用した際には24Bitのファイルとなります。しかし内部処理は32bit Floatが可能です。Bus経由などで32Bit Floatのファイルの生成が可能。出来るだけ高解像度で途中ファイルを残すことに大きな意味があります。詳細は先ほどのインタビューを御覧ください。
ProTools 10では新しいセッション・フォーマット .ptxを使用。以前のバージョンで使用するには「セッションの複製」コマンドでコンバートが必要。Clip Gainに関してはオーディオクリップにレンダリングが可能。ProTools 7 ~ 9までの.pt7セッションは10でも問題なく開くことが可能です。詳細は先ほどのインタビュービデオをご覧下さい。
もちろんHD Accelにも対応。ただし、HDXならではの機能に関しては制限がつきます。代表的なのは自動遅延補正でHDXで16,684sampleまで対応しているものが従来通りの4096Sampleに、Voiceに関してもHD Accelは従来通りの192trackになります。
500のnewコマンドの追加で強固かつ柔軟な連携が可能になっています。ProToolsとの連携が新しいステップに入りました。更に新しいChannel Strip Plug-in とEQ3はSystem5のEQパラメータウィンドウに下部の表示が可能です。音質に関してもsystem5と同等のクオリティーが手に入れられます。
いかがでしたでしょうか。その他にもポストプロダクション向けに行われていたロングセッションの模様を撮影して参りましたので、こちらも是非合わせてご覧下さい。
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