Rock oN Company ショー・レポート!IBC 2012 / PLASA 2012

最先端技術を持つメーカーや研究所がひしめくヨーロッパ最大級の放送機器展!「IBC 2012」をRock oN敏腕スタッフがオランダ現地からお届け!


9月7日から11日までの5日間、運河の街オランダ アムステルダムでヨーロッパ最大の放送機器展示会「IBC 2012」が開催されます!世界最先端の動向をみなさんにお伝えすべく、Rock oN敏腕スタッフが初挑戦となる最速リポートを敢行!ヨーロッパでの動向、現状をレポートします!

ヨーロッパの最新事情、放送機器の未来を徹底レポート!!

IBCでは世界的な大きな変革の中、映像の高解像度化、そしてそのハンドリングのためのサーバー等のソリューション、ラウドネス関連機材の新製品に期待がもてます。そして、Fraunfoher,IRCAM等の世界的な音響研究所の集中するヨーロッパならではの、映像の高解像度化に呼応した、立体音響、マルチチャンネル、サラウンドといった分野も次世代技術が期待されています。

 

また、無線デバイスとテレビを融合した「モバイルTV」や「4G」などのサービスを集めた「connected world」ブースが出展され、「Connected TV」「IPTV/OTT TV」「3DTV」「Connected Home/Home Networks」「New Markets」といった次世代の放送技術(オンデマンド、ワンセグなど)ジャンルごとのデモンストレーションが毎日行われるとのことです。

日本、アメリカとは違う、独自の放送規格と形態を持つヨーロッパの放送業界。NABでのトレンドを踏襲しつつも独自性を持った新製品、注目のソリューションが出てくることが予想されます。

IBCの展示を占うキーワードはやはり2012年4月にラズべガスで開催された全米最大の放送機器展「NAB 2012」でしょう。映像分野では1920×1080の「HD」を上回る解像度「2K」オーバーの「次世代のハイ・リゾリューション撮影機器」に注目が集まりました。この他にも秒間のフレーム数を増やす「ハイスピード化」。そして、合理主義の米国らしい「MAM(メディ・アセット・マネージメント)」に多くのメーカーが注力していることから、高解像度データのハンドリングという、実運用にまで踏み込んだ展示が目立ちました。


音響分野では、身近なところでは32bit浮動小数点処理が統合されたPro Tools HDXの最新DSPカードの圧倒的なダイナミクスの広さや、Mergingが出展した従来の2倍、10.4MサンプリングDSDを実現するHORUSなど、こちらも映像と同じく「ハイリゾリューション」化が加速。もちろん、ラウドネス関連製品の展示も積極的に行われていました。

IBCの会場となるオランダ アムステルダムは、地理的にヨーロッパの中心的に位置し、日本とは古くから親交がある街です。当時の最新医療技術「蘭学」を日本に伝え、ゴッホやフィメールなどの芸術家を生んだ国でもあるオランダから、私たちは何を学び、何に胸踊らせることになるのでしょうか。

今回のショーリポートもTwitterfacebookを駆使し、リアルな体験をみなさんにお届けいたします!IBC 2012間もなく開催。乞うご期待!

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