Rock oN Company 2012 musikmesse ショー・レポート!

YAMAHA

次世代型SR Console CLシリーズ発表!!Dante,VCM,iPad対応と新機能盛りだくさんのDigital Mixerの登場です。


遂に登場した、次世代のDigital SR Consol。最近では、他社のプロダクトに遅れをとっている部分も感じられたYAMAHAですが、全てを一新。VCM技術によるRupert Neve Deisignのプラグイン、Nuendoとの連携でのLive Recシステム、iPadを利用したリモートコントロール、Dante接続によるI/O rack等注目のTIPS満載の新シリーズ「CL」を発表です!!!


PMシリーズで誕生し、ブラッシュアップを続けてきたYAMAHA Digital Consolに遂に大きな変革が訪れます。新機能を見ていきたいと思います

・「Audinate社」の「Dante」テクノロジーの採用によるI/Oラックとの接続

・「VCMテクノロジー」と「Rupert Neve Design」のコラボレーションによる高品位エフェクト

・「Steinberg」の「Nuendo Live」との統合でミキサーと統合したライブレコーディング環境

・「iPad」を利用した「CL StageMix」によるリモートコントロール環境

・従来の「Centralogic」を核に操作性を向上、「User Defined Knobs」を新搭載

focusrite REDシリーズでお伝えしてきているAudinate社の開発したDante。

Ethernet接続で最大256chの伝送を可能とする、低レイテンシー・低ジッターのソリューションにYAMAHAが本格的に参入です。

CLシリーズのコアとなるコンソール部分は3種類。24fader+8Centralogic Fader/72-mono input/8-stereo inputのフラッグシップ『CL5』。16fader+8Centralogic Fader/64-mono input/8-stereo inputのミッドレンジ『CL3』。8fader+8Centralogic Fader/48-mono input/8-stereo inputの『CL1』。

そして、I/Oラックが2種類。アナログ32入力/16出力+8ch AES/EBU出力 の『Rio3224-D』と、アナログ16入力/8出力の『Rio1608-D』。それらの接続はもちろん前述のDanteによるEthernet接続。実機で確認する限りでは、コンソール側には2ケのDante用のEthernet Portが用意されています。それ以外にも、GPI,Word Clock,MIDI,AES/EBU OUT,8ch omni I/O,リモート用と思われるEthernet Portが装備されています。

コンソールとI/Oラックを組み合わせての柔軟なシステム構成と、設置性の高さが魅力の新しいシステムとして登場しています。

「Rupert Neve Design」とのコラボレーションで注目を集める「VCMテクノロジー」従来のVirtual Rackを残したまま、Premium Rackを追加し、VCM Plug-inの使用を可能としています。銘機の設計を続ける伝説的エンジニア、Neveが追い求めるアナログサウンド、それを再現するVCMテクノロジー。これにより、レコーデイングの現場で使用されているアウトボードのサウンドが、ライブの現場でも実現可能となります。

VCMに関しての特集記事はこちら>>>
低いCPU負荷による高い安定性と柔軟なシステムアップが魅力のNuendoですが、今回の新しいCLシリーズに無償で、ライブレコーディング用に専用開発された「Nuendo Live」が無償にて付属。最大64chのレコーディングに対応します。コンソール側からチャンネルネーム、マーカー、トランスポート等をコントロールできるます。これにより、ライブレコーディングに専用のオペレーターを配置せずにも作業が可能です。

 

無償で配布される「CL StageMix」を使用して「iPad」によるリモートコントロールが可能に。CL Stage Mixを利用した現場での調整作業はもちろんですが、他にも、CL Editorによる事前の仕込み、コンソールセットアップ、PM5D,M7CL,LS9からのデータをCLシリーズに変換するYAMAHA Console File Converter等多彩なソフトウェアにより、作業環境の効率化をバックアップします。

 

定評の「Centralogic」もさらなる進化を。タッチパネルと、ストリップに対応したノブによりスピーディーな作業が可能となっています。新機能として搭載された「User Defined Knobs」は、任意のパラメーターをアサインしておくことが出来るので、アイディア次第で、用途が広がります。

 

従来の製品の操作性を受け継ぎつつ、新しい機能を盛り込んだCLシリーズ。今までの評価を受け継ぎ、次世代型の技術を多数搭載。価格は未発表ですが、戦略的な価格で発表されることが予想されます。久々のBig Productの登場です。

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