Rock oN Company 2012 musikmesse ショー・レポート!

Universal Audio

話題沸騰のApolloはここヨーロッパでも人気爆発!!


日本での発売が若干延期になり、結果さらなる注目を集めるApolloはやはりヨーロッパでも大注目の製品のようです!UAD-2でのレイテンシー僅か2msというリアルタイム・プロセッシングを実現し、Firewire 800接続であり、さらにThunderboltオプションが準備され、と音楽制作環境においてこれでもかという至れり尽くせりのオーディオインターフェイスは誰もが喉から手が出るほど欲しい逸品ですね。

名前が表すようにすでに神話となりつつあるその存在ですが、ここで改めてApolloについておさらいしておきましょう。
Apolloはそもそもローマ神話の太陽神の名前ですが、Universal Audioが込めた意味合いは1960年代にあのNASAによる月への有人宇宙飛行計画、アポロ計画から由来しています。構想10年、開発に3年を費やした同社としてはそれだけ強い思い入れがあるわけです。1176を代表にアナログ機の歴史を作ってきつつも、UADにおいてDAWの世界を席巻してきた中でその「アナログとデジタルの架け橋」となる製品の開発はUniversal Audioにとってまさに夢でありました。
リアルタイム・プロセッシングを可能にしたUAD-2を搭載することで、数多くのマイクプリなどを入力段で自由にチョイス、アサインできるという点。そのUADに限りなくピュアな信号を送るために今までにないくらいクリーンなアナログ・マイクプリ及びADコンバーターを開発。これでNeve、Fairchild、Manleyなどなどハイエンドアウトボードをいきなり楽しめてしまうわけです!内蔵のUAD-2はDUOとQUADの2種類を用意。
入出力は4chマイクプリ付きアナログ8入力 / 14アナログ出力(モニター、ヘッドフォン出力含め)、デジタルはADAT + S/PDIFによる10入出力を24bit/192kHzで実現。マイクプリ入力とライン入力はあえて別になっているため、ライン入力にケーブルを挿しっぱなしでもマイクプリ部を自由に使えます。出力もメインの8chとは別にモニター・アウトが用意されており、8chサミングもケーブルの抜き差しの必要がなく可能。
そして付属のコントロール・ソフトウェアがまた秀逸で、ハード部分でのセッティング、Consoleソフト、UADの設定も全てまとめてリコールができるようになっています。また、DAW側のコントロールとインターフェイス側の Driver/Consoleソフトの競合が起きないよう配慮もされており、全てのキーコマンドがDAW側に優先されるようになっていてConsoleソフトを全面に見ながらDAWもコントロールできてしまうのです。
電源周りも抜かりはありません。パワーサプライは別になっており、4芯コネクタを採用することでロックも完璧。外観に目をやるとその美しいシルバーの筐体はもとより1176譲りのノブ、視認性の高いカラーLEDメーターなどかなり所有欲をそそられます!
接続部は未だに数えるほどしかないのが不思議ですが高い転送速度のFirewire800、さらに夏にはThunderboltのオプションボードがリリースされ、Native環境最高の低レイテンシーを実現します。
発売前からここまで盛り上がる製品も久しぶりではないでしょうか。だからこそ早くその実機を手にするのが待ち遠しい!

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