ドイツに本拠地を置くDirectout Technologiesは精力的にラインナップを拡張しているメーカーの一つ。基本的にMADIのソリューションを中心にAD/DA/DDと、MADIを便利に使うためのソリューションを提案しています。
今回のMusikmesse 2014での新製品は、こちらの『MONTONE.42』MADI / RAVENNA Bridge。その製品名の通りのDD Converter。しかし、多チャンネル且つ低コスト名製品の目立つDirectoutはやはり、普通のDDではありません。4系統のMADIを256chフルにRavennaに送り込むことが可能。Routingも出来るようなので、どこまでのMatrixが可能なのかリリースが楽しみです。更に、これだけの多チャンネルを扱うことが出来るので、電源も2重化のオプションを持ちます。
リアパネルを見るとVideo RefのINもついています。もちろんMADI / Word / RavennaからのClockを受けてのシンクが可能です。
もう一つの新製品がこちらの、4 Source MADI monitor Mixer。Press Kitも用意されていない状況では有りましたが、その製品名の通り、4系統のMADIの任意のチャンネルを聞くことの出来るマシンルームモニターですね。システムのバックボーンが大規模なMADI回線で構築された際などに便利な1台だと思います。
既存のプロダクトでは有りますが、DirectoutのPRODUCER.COMという製品。MADIにコミュニケーション機能と、RS-232,RS-422,MIDIなどをエンベデッドしての伝送を実現する多機能機。しかもDirectoutでのRavenna対応1号機でも有ります。
M1K.2はたったの2Uで16系統のMADIのFull-Matirixが可能なモンスターマシン。全1024chを自由自在に扱います。MADIの機器が増えてきたらこれで、一括パッチをする巨大システム等、便利ですよね。MADIの多チャンネル性でケーブルコストなども押さえることの出来るシステムが現実のものになりますね。
もちろん、それ以外のプロダクトもMusikmesse 2014ブースに一括展示。矢継ぎ早にリリースされる新製品には驚かされるばかりです。Ravenna対応もあり、今後のリリースから目の話せないメーカーの一つだと感じます。
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