Musikmesse 2015 FocalのニアフィールドモニタースピーカーのフラッグシップラインSM6シリーズに新製品登場!
この『TRI06 Be』は名前のとおり6インチウーファーの3Wayパワードモニタースピーカーですが、Focalの最上位機種SM9で話題になった3Way/2Wayの切り換え機能を搭載する多機能スピーカーとなっています。
まずは基本スペックから。各スピーカーとバイアンプそれぞれの出力はこちら。
- 1 x 200 W powering the 8-inch subwoofer
(“W” コンポジット サンドイッチ コーン) - 1 x 150 W powering the 5-inch woofer
(“W” コンポジット サンドイッチ コーン) - 1x 100 W powering the 1-inch tweeter
(ピュアベリリウム リバースドームツィーター)
SM9では3Way/2Wayがミッドフィールドモニター/ニアフィールドモニターの切り換えをになっていましたが、TRI06 Beにその技術を応用。
3Wayモードは全てのスピーカーユニットが動作し周波数特性は、35Hz〜40kHz(+/- 3dB)とすばらしくワイドレンジなサウンドでミックスからマスタリングまで幅広く対応。
2Wayモードに切り換えると5インチウーファーと1インチツイーターのみが動作。周波数特性は90Hz〜20kHz(+/- 3dB)となり、限られた再生周波数帯域のアプリケーションへの対応や、サブモニター代わりに使用することができます。
ちなみに、周波数特性の高域のスペックをみていただくとお分かりいただけますが、3Wayと2Wayの切り換えはサブウーファーの動作のON/OFFだけではありません。それぞれのモードにさ最適なEQingがなされるため、それぞれにFocalらしいエンジニアが求める飾り気を無くした「真実の音」を的確に伝えてくれます。
3Way/2Wayの切り換えは付属のフットスイッチで切り換えが可能。わざわざスピーカーの裏に手をまわさなくてもコンソール前で目を閉じながら比較試聴ができます。
またTRI06 Beは横置き使いにも対応。5インチウーファーと1インチツイーターが搭載されている円盤はネジを外すことで90度に回転し、横置き使いに最適な状態に設置することが可能です。
Focal社は欧州では大手のスピーカーメーカーとして長年発展を続けてきていますが、日本に上陸したのは2006年のこと。10年にも満たないうちに強豪ひしめくモニタースピーカーの中で業界標準の地位にまで登り詰めました。Focal独自の開発力と技術力で他にはない製品を今後も期待します!
この記事を作成現在、発売時期や価格などは好評されていませんが、情報が入り次第お知らせいたしますのでお楽しみに!
Writer IH富田