Musikmesse 2015開催中、 Universal Audioは新たなUAD-2プラグインを発表!最新作は『MARSHALL “PLEXI” SUPER LEAD 1959 GUITAR AMP PLUG-IN』!($199で販売中)制作したはあのSoftubeです!
60〜70年代のロックサウンドを彩ったいまや状態の良いモデルが希少になってきているレアモデル!PLEXIというのは愛称。今でこそ代表的なMarsahallアンプのフロントパネルは金色の金属製ですが、この当時のモデルはプレキシガラス(=アクリル板)に金色の塗装をしたものが使われていました。その頃のいくつかのモデルを指してPLEXiと呼ばれています。
サウンドとしては「PLEXIサウンド」と称されるエフェクターが出回るほど特徴的な、独特のブライトなサウンド。現代的なアンプとは違ってあまり歪みません。それどころかプリアンプで歪みつくるための「GAIN」にあたるツマミが無く、EQと「VOLUME」のみというコントローラーの構成になります。このアンプのEQやマスターボリュームを全開まで上げて、強引に歪ませたサウンドが当時のロックサウンドの象徴となりました。そういえば1959はジミヘンが使ったアンプとして知られていますね。
「VOLUME1」と「VOLUME2」は2つある入力それぞれのボリュームを調整するためです。(INPUT1はギター。INPUT2はベースやボーカル用で高域が多少まろやかになっています)INPUT1とINPUT2はそれぞれハイインピーダンスとローインピーダンスの入力口がわかれているため、Marshall 1959は合計4つの入力口を持っている事になります。
そしてGUIを見て驚きました。INPUT1とINPUT2を短いケーブルを繋ぐことで(強引に)低音を得る使い方がプラグインとしても行えること。ここまでリアルに再現されているのです!ギタリストなら「ニヤリ」ですよね。
ちなみにこのプラグインは、幾度となくモデルチェンジが繰り返されたMarshall 1959の中でも最高のサウンドとされる1967年モデルの回路がエミュレートされ、スピーカーキャビネットは1960BHWスピーカーキャビネットをエミュレート。黄金のマーシャルサウンドを得るために、AC/DCのHighway to Hell と Back in Blackをレコーディングしたエンジニア Tony Platt 氏と共にロンドンのスタジオで入念に音の解析が行われました。
上の写真はエミュレートされたマイクとチャンネルストリップの設定画面。
昨今のUAD-2のギタリスト似向けた製品ラインナップは目を見張るものがあります。これまでオーディオI/OやDAWでの音楽制作になかなか馴染みのなかったプレイヤー層が一斉にUAD-2に振り向き始めています。さて、そうなればベーシストがちょっと置いてけぼりになっている様にも思えますね。UAD-2プラグインの次回作も楽しみです!
Writer IH 富田
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