2013年にキーボード界の歴史が変わるのでは?と、一斉を風靡したロンドン発の前衛的なキーボード「Seaboard」を製造するRoli。ギターのスライドやビブラート奏法を彷彿とさせるような演奏を、鍵盤上で可能にしたことで現在におけるまでかなりのアーティストがその存在を気にしていたのではないでしょうか。 気になった方は百聞は一見に如かずということでこちらの動画を是非ご覧になってください! 1本目は本体の押し込む感覚を、2本目は製品PVとなります。 https://youtu.be/GoBw139V1o0 https://youtu.be/8n-bEy9ISpM 今回はそんなSeaboardのソフトウェア側のサウンドエンジン「Equator」が触れるように!!シンセサイザーを弄ったことがある人なら誰でもいじれるシンプルな印象、とてもスッキリとしたスマートでスタイリッシュなGUIはRoliらしいなとも感じました。が、実はこのサウンドエンジン様々なデバイスに組み込めるという凄まじさを隠し持っており、まだまだ爪を隠しているようです。 さてそのSeaboard本体ですが、全景は黒くシックな印象。黒鍵部分が透明感のある灰色という仕様になっています。鍵盤部分はとても柔らかいゴムで出来ており、所謂キーボードとは一線を画す弾き心地です。 改めて思ったのは薄い!!厚さはなんと1インチ(=2.54cm)で重さも5kgと軽量。ライブパフォーマンスにも最適化され、「新しい楽器」の汎用性の高さを感じました。 背面パネルもとてもスッキリとしておりストレスを感じない仕様に。 丸い円状の部分は、音色を変えるロータリー・コントローラ。回すと内蔵のLEDが光るようになっており、暗い場所でも的確に音色変化をすることができます。シンプルなデザインながら細かいところにはきっちり気遣いができ、プレイヤーのことを考えているところも実は高評価につながっているのではないでしょうか。CEOのRoland Lambがジャズピアニストだったことを考えると納得できますね!! Roliブースでは毎日、毎時間Jordan Rudessをはじめとした錚々たるアーティストのデモ演奏が公開されており、一日中人だかりが出来ていました。 開発中ながら徐々にソフトウェア・エンジンの内容も見えてきたRoli。これからどんどん開発を進めるということで、今までになかったデバイスやエンジン、ガジェットが登場するのではと今後の期待がさらに高まりますね!!
Writer Y.Togashi
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