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NAB 2015 / musikmesse 2015

Musikmesse 2015 直前info : Prolight + Sound 広州

2日目のProlight + Sound Guangzhou は、ProAudioをご紹介。今年のProAudioは品質の高い製品が多く見られました。他の国とは違う個性的な展示をお楽しみ下さい!

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さて、2日目のProlight + Sound Guangzhou は、ProAudioを紹介します。

ところでここ中国・広州は日本から4時間程、時差は1時間(-1時間)ととても近く気候も日本と比べてやや高い傾向にありますが、今年の広州はとにかく暑い。初日は、30度を超える夏日でした。

その広州のお隣には、世界の工場と言われる「深圳(シンセン)」があります。中国の経済特別地域となっています。もちろんここ広州も製造工場が多い為、Prolight + Sound Guangzhou は、工場系の出展も多く見受けられます。

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写真はホテルからの景色。広州は上海と北京に次いで経済的に豊かな地域で、とにかく食べ物が豊富で街には緑も多く、中国が初めての方にもお勧めです。画像中心にそびえるのは、「広州塔」です。

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さてこのProlight + Sound Guangzhouの会場となる『China Import and Export Fair Pazhou Complex』は、広州国際空港から地下鉄で約1時間。タクシーでも40分ほどで約100元(約2000円)程度。アジア最大級の展示会場でありその規模は年々拡張され、おそらく世界でもトップクラスの敷地面積期を有します。

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場内案内の看板には12ホールとあるが、実は15ホール。さらに屋外の展示会場を含めると、17会場ある。

ちなみに、緑色の3.2-5.2は照明 3.1-5.1とオレンジ色の9.3.-11.3は、楽器で、それ以外は、ProAudioとKTVと言われるカラオケのゾーンである、いかにProAudioの展示が盛んなのかがこの広い面積から理解出来る。

さて、では、ProAudioを初回してみよう

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中に入ると、無名のメーカーが殆どだ。メーカー系の展示、工場系の展示、音響・イベント会社の展示、販売店の展示と一見同じ商品が並ぶがその会社の業務形態は異なる。故にこの敷地面積が必要となってくる。

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某スピーカーのOEM工場の展示。一見あのブランドにも似ているが、まさに、同じ製品でもある。1000個以上注文すると、オリジナルのロゴを入れてくれるそうだ。

ProAudioと言っても海外の有名ブランドという感じではなく スピーカ、マイク、ミキサーそしてアンプやカラオケで使われるDSPプロセッサーなどが多く並ぶ。

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今年はデザイン重視の傾向が強く、木目調や、色や形のこだわりが随所に製品に現れている。

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この大きなスピーカーは、A&D社 毎年展示しており、この展示会場の名物の一つでもある。

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蓄音機?とおもきや、CDプレーヤー こういう製品が見れるのも中国ならでは。

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中国という土地柄かとにかく、大きなものが多い。家庭用のリスニングスピーカーしかも、サランドセットとのこと。

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こちらは、ハイファイオーディオ用 家庭用の冷蔵庫以上に大きい。

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こちらは、屋外用 縁石形のスピーカー。案外、ホームセンターでにあったら売れるかも。

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例えばスピーカであれば使用されているコーン紙やマグネットなども展示されている。最近ではこのようなスタジオの防音材の工場の展示も多く、高品位な吸音材を見たり仕入れることが可能だ。

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機材を運ぶ為のラックも多く展示されているが、LEDのテープライトを組み込んだ製品を発見。一見派手かもしれないが暗い現場では結構便利なラックかもしれない。

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日本のブランドは、とくに人気がある。品質と音質には定評がありどのブースも人が多い。

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今回の展示会で見つけたスゴイ製品がこちら。なんとスピーカーである。狭いところにも設置できたりわずかなスペースに取り付けることで、本格的なサウンドが楽しめるとにかく、このサイズというかこの形でこんなに良い音が出るとは驚き。

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担当者に説明を聞こうとしたらなんと日本人。製品を開発した中野氏は中国からの技術を認められ、国からバックアップされて開発しているとのこと。レイアウトに気にせず設置が出来るので、今後のリスニングスタイルが変わる様な予感です。

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さてさて、今回の展示会で見かけた面白い製品を幾つか紹介します。まずはこれ、上から霧が噴射されそこに映像が投射された、フォグカーテンスクリーン。ちょっと見にくいですが、真ん中の子供が映し出された音符をつかもうとしています。

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「おーー浮いている」と驚く、製品の展示。通信カラオケの端末の展示なんですが、浮きながら回転していて、むしろこの展示の技術の方がすごいかと…。

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このProAudioコーナーには幾つかデジタルサイネージのような製品もあり、インタラクティブな製品も見ることができます。

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本当にいろいろな製品がここProLight&Soundにはあるのですが、これはカラオケ屋さんのワイヤレスマイクのバッテリーの充電器。ほんと何でも揃っております。もしかしたらすぐにカラオケ屋さんをはじめる事もできるかも。


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さて、この中国での展示会の最大の特徴は広大の敷地だ。もし端から端まで歩くと30分以上はかかるし、全部のフロアをちゃんと見るとなると正直4日間では全く足りない。もはや全部のブースを見る事は不可能なのである。

そんな広大な土地を生かし、屋外ではアレイスピーカーの視聴会が行われている。右側にアレイスピーカー 約200m後方の赤いテントがリスニングポイント。日本では考えられない光景の一つだ。

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各ブランドごとこの様に吊るし下げられて、順番に同じ曲が再生される。このスケール感はほんと凄い。ちなみに毎日異なるメーカーが吊るされるので、1ブランドは、1日しか聴く事ができない。言い換えればそれだけ、アレイスピーカーのメーカーがあるということになる。

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さてさて、2日目の展示会も無事に終えホテルに戻るとちょうど広州塔のイルミネーションが点灯しました。よく見ると、文字が。


今年のProAudioゾーンは有名ブランドの出展が非常に少なく感じた。おそらくドイツのProlight&Soundと重なっていたり8月に北京で開催されるPALM EXPOの方に多く出展されるのではないかと思う。

そんな状況でも年々会場面積と出展社数が増えているのは、ここ中国の生産数の増加や中国ブランド認知度をあげる為でもある。その必至さは展示会からも良く伝わる。

今回の展示会ではとりわけ革新的な製品はなかったものの、デザインやパッケージなど全てにおいて、ワンランク クオリティがアップした感じを受けました。確かに安い製品もあるが、その反面クオリティの高い製品も多くなりました。中国ブランドのイメージもどこかのタイミングで変るのかもしれません。

さて、次のレポートでは照明ゾーンをお伝えします。お楽しみに。


奥平 賢浩 プロフィール

150408_okudaira大阪芸術大学卒 「MOTU」「Reason」「NOVATION」「RME」「PreSonus」などのブランドの国内代理店にて営業兼デモンストレーターを従事。その後 ステージレーザーやLEDパネル、映像と照明のビジネスへ転身。リットーミュージック「ステージ&ライティングの現場」Vol1-5のセミナー執筆をはじめ、音楽・電子楽器・レコーディング・舞台照明やレーザーやLED機器など舞台やライブステージなどのトータルコーディネートを得意として活動中。国内・海外とのリレーションを得意とする。

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