見た目は普通。でも中身はチューニングのズレを一瞬で直し、変則チューニングも瞬時に切り替える魔法のギター!ギタリストの悩みを解消するAuto-Tuneギターがキター!!
怒濤の新製品ラッシュが続くNAMM 2012ですが、今回大注目製品の一つでもあるPEAVYのギター、AT-200。何がすごいかと言うとAntares Auto-Tuneの技術がそのままギターに移植されているのです!それだけだとギターのことをご存知無い方は「は?ギターでケロケロ?」みたいなイメージを持つ方もいるかもしれません。ただギターの場合、基本的にはそのまま弾けば一定のピッチで音が続くのでケロケロにはなりようがないのですが。
じゃあ何がすごいのか、と言うとまずはギタリストの悩みを理解していただく必要があります。ギター(というか弦楽器全般)はその構造上、正しいチューニングを維持することが非常に難しいのです。ギターを弾いていれば常に弦にプレッシャーがかかるのでどうしても弦が伸びたり、ナットやブリッジからずれたり、また温度変化によって伸び縮みが起こります。そのためすぐにチューニングが狂ってしまい、その度にチューニングをし直すこと。皆さんもライブの曲間やレコーディングの途中でギタリストがしょっちゅうペグをいじってチューニングする姿を見かけていることでしょう。このチューニングはもちろん曲間でやるわけにはいきません。そのため時には途中でチューニングがズレたまま一曲弾ききらなければならない、そんなを苦い思いを誰もが経験しているわけです。
そのチューニングの悩みを一発で解消してくれるギターがこのAT-200。見た目はアクティブ・ピックアップの搭載されたごく普通のエレキ・ギターのようですが、専用ピックアップとDSPチップが埋め込まれ、ボタン一発でズレたチューニングを元に戻してくれるという優れもの。もちろん同じ容量で変則チューニング、トランスポーズも思いのまま。同時にモデリング技術も搭載しており好きなギターやピックアップの音を再現できます。これらは将来的にはソフトウェアでアップデートできるようになるそう。これらの技術はLine 6のVariaxやROLANDとFenderのコラボレーションによるVGシリーズと近いものがありますが、他2社のギターにはチューニング補正というモードはありません。さらに驚くべきことに、このAT-200、価格がたったの$499!!これは安い!安すぎる!
常に完璧なピッチで演奏できるとなればもう他のギターに戻れなくなります。この技術は当然他のギターにも移植が可能なので将来的にはハイエンドなギターにも当たり前のように搭載されることになるかもしれません。これはギターの歴史を塗り替えるターニング・ポイントと言えます!
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問題:Peaveyと共同でギターを開発したブランド名はどれ?
なんか凄すぎて…スゴイ!!
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