パームトップアナログシンセでおなじみドイツのMFBはDOMINIONシリーズの鍵盤ver.DOMINION 1とユーロラックのステップシーケンサーSEQ-03を展示。DOMINION 1は既に海外では既に発売されており、そのサウンドの素晴らしさとルックスの良さから日本でも発売が待たれる逸品。触りたかったので行って来ました!
まずどうですか、このルックス!手のひらサイズのMFBから鍵盤がでたのも驚きですが、他のDOMINIONリリーズは無骨なブラック一色なのにDOMINION 1のこのデザインのカワイイこと。ツマミのカラーリングとDOMINIONのフラフィックが良い味出してます。
リボンコントローラーやADSRスライダー式EGなど、個体の大きさを生かした使い易さが感じられます。
では早速スペック見ていきましょ!
まずリッチな3VCO。シンクはFMなど充実の相互変調。そしてリングモジュレーターがアナログとデジタルであります。そしてフィルターはDOMINIONシリーズのトレードマークとなっているSEDマルチモードフィルター。12種類ものモードを持ち(LPFだけでも4種類!)、決めの細かさと粘りが特徴的。ノイズを混ぜたときのレゾナンスの引っかかり具合も非常に音楽的です。動画でもサウンドを確認できますが、デモが非常に上手!
そしてアルペジエイターとシーケンサーが搭載されていますが、このシーケンサーが凄いのです。最大128ステップでベロシティ、アフタータッチ、グライド、そしてリボンコントローラーの情報を記憶出来てしまいます!。しかも本体に128個まで保存可能。(動画ではMFBの外部シーケンサーが走っています。)
アナログモノシンセでこのシーケンサーはなかなか凄いです。特にハンドメイド系ブランドでは最強と言える出来映えでは無いでしょうか。サウンドとシーケンスを同時に保存出来る為、より躍動的なアイディアを残せるのが素晴らしい!MFBが鍵盤をつくるとこうなるんだ!という驚きがあります。
コレは今後のラインナップにも期待できますね。日本での発売日はまだ未定。価格は1380ユーロとの事。
SEQ-03は最大64ステップのステップシーケンサー。トラック毎に異なるステップ数を設定可能。こちらもサイズを凌駕した性能ですね。価格は229ユーロ程度との事です。
Writer. ACID渋谷
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