RADIKAL TECHNOLOGIESと言えば、90年代のグルーブマシン市場を席巻したテクノアイテム、Quasimidi Rave-O-Lution 309やPoly Morphを設計したミュンヘン在住のエンジニアJorg Schaafによるメーカーです。
シーンに多大なる足あとを残した氏が描くサウンドは、Rave-O-Lution 309を深く上品にしたような圧倒的なSF感を湛えています。
そして今回初登場のRT451のフィルタータイプはLPF、BPF、HPFの三種類で各フィルターは同時仕様が可能なためLPFとHPFを一緒にONにすればノッチフィルターになります。また中央のノブは、事前情報では「GANG」という名前でしたが実機では「COUPLER」となっていました。
恐らくフィルター1と2のミックス具合を決めるパラメータと思われます。シンプルな構成だけに幅広い柔軟性を持っていそうですね!
発売は2015年3月、価格は399ユーロくらいとの事!
そして既にコアなユーザーも多い同社の代表製品Spectralis2と前代未聞のモーションセンサーを搭載したフラッグシップAcceleratorのサウンドも聴かせてもらいました。
正直震えました。動画で是非サウンドをチェックして下さい!
Spectralisの一番の特徴は音源構成でしょう。DSPベースのデジタルオシレーターと完全アナログ回路の オシレーターを搭載。高度なDSP技術によりタイムリニアリティ・モジュレーション、 FM 、 PM 、オシレーターシンク、ビットリダクション等、非常に多機能。
さらにフィルターはアナログLPF(4pole)と2Poleのマルチモードフィルター(LPF/HPF/BPF/NOTCH)を搭載。初期Waldorfのようなアナログフィルターとデジタルサウンドの融合した非常に有機的なサウンドが実現されています。
さらに動画後半でAcceleratorのコード演奏が入って来ますが、その深遠なSFサウンドの虜になってしまいました。ちにみにこのAccelerator、何と本体を傾けたりするとフィルターのカットオフ周波数などが変化するモーション・センサーを装備!しかしこの9kgもある高級シンセをライブ中に傾けるのは相当の覚悟が要ります。
Spectralis2、Acceleratorは好評発売中です!
最高!
Writer. ACID渋谷
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