SSL
AWS900
Analogue WaorkStaionの略称となるAWSは、その名のとおりスーパー・アナログ回路を24ch搭載した小型なコンソールだ。SSLのフラッグシップ・コンソールであるXL9000Kのデバイスを贅沢に盛り込み、入力デバイスは現在モジュールで単体販売している「XL9000シリーズ」と同様の仕様で、さらにEQ部はSSL EとGの2タイプのカーブを搭載。ダイナミクスは2機のゲート、エキスパンダー、コンプ?リミッターを搭載し、使用するチャンネルにインサートアサインが可能。またGシリーズのミックス・バス・コンプレッサーも搭載で盛り沢山でありながら、ただの良いところの集大成のようにも見えるが、AWSが、ワークステーションという名を持つのは、MIDIコントロール機能を搭載しているからだ。
これにより、Pro Toolsをはじめ、Nuendo,Logic Audioなど主要なDAWソフトウェアに対応し、入力はスーパー・ハイ・クオリティーのXL9000のマイクプリ、E/GのEQで補正し、各ソフトウェアにレコーディング。ミックス時にはそのままミックスモードをコントロールモードにし、スムーズに作業を行うことが可能だ。気になるこの時のプラグインなどのエディティングだが、マスターセクションにはカラーTFTディスプレイを搭載しているのでここでエディティングが可能な上、視認性も良い。DAWモードはHUI互換なので、互換ソフトウェアではリモートが可能になる。ホストCPUとの接続は、MIDIを介すことになるのでMIDIインターフェースが必要になる(HUIは8chにつきMIDIポートを1つ潰すので、AWS900は3ポート搭載している)。また、このモデルは通常のSSLのコンソールとはことなりモジュール形式でのカスタマイズはないので、24chのモデルのみとなる。

このAWS900はターゲットを主に、プロジェクト・スタジオにしている。現在はこのクラスのコンソールとなるとデジタルでヤマハのDM2000や02R96などになるが、スタジオクオリティーのチェンネルストリップがほしいという要望に見事に応えている。また完全アナログの利点で、DAWからパラ出しのアナログミックスが可能という点も見逃せない。発売時期は今夏で、価格は会場のうわさでは1000万円と言われているが、会場のSSLスタッフはまだいくらになるかはわからないという答えだった。
いずれにしても見逃せないデバイスの1つになるのは間違いないだろう。そのほかは、オンエアープロダクションコンソールC100。同社の伝統的なアナログスタイルの96kHz対応のデジタルコンソールC200やモジュールの展示を行っていた。
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