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PIANOCADEはカナダのPortmanteau Devicesから発売されている、シンセサイザー&MIDIコントローラーです。懐かしのアーケードゲーム機のスティックとボタンを使い、内蔵された4ビットの矩形波シンセを鳴らします。サンプルサウンドを聴く限りは、チップチューンファンにはたまらないキラーサウンドといえますね。
[soundcloud url=”http://api.soundcloud.com/tracks/56980110″ params=”show_artwork=false&auto_play=false&color=ff3333″ width=”100%” height=”166″ iframe=”true” /] [soundcloud url=”http://api.soundcloud.com/tracks/56931895″ params=”show_artwork=false&auto_play=false&color=ff3333″ width=”100%” height=”166″ iframe=”true” /]PIANOCADEはラインアウト、ヘッドフォンアウトと共に小型のスピーカーも搭載しているので、これ一台で演奏を楽しむこともできます(電源はACアダプタかUSBから供給する必要があります)。MIDI IN/OUT/Thruも装備しているので、汎用MIDIコントローラーとして他の音源を鳴らしてみても面白いと思います。
PIANOCADEは残念ながら日本では発売されていませんが、Webサイトを見ると「We Ship Worldwide」という記載もあるようなので、興味のある方は調べてみてはいかがでしょうか。
さてこのPIANOCADE、インパクト十分なコントローラーとサウンドで、一見出オチのガジェットかと思ってしまいますが、実はなかなかすごい拡張性を持っています。というのも製品バリエーションに「1オクターブモデル」「2オクターブモデル」それから「外装なしの電子パーツのみ」というパッケージが用意されていて、さらに回路図やファームウェアのソースがオープン(公開)されているんです。
PIANOCADEは組み立てて楽しんだり、カスタマイズしたり、他の機材に組み込んだりと、ソフト/ハードを問わない拡張性を持っているといえます。見た目や音だけでなく、こういった仕様もマニア受けしそうですね。
例えばファームウェアを加工して、特定のコマンドを入力しないと出ない効果音を仕込むとか、PIANOCADEはそういう男の子的発想を刺激されるシンセですよね。ひさしぶりに「上上下下左右左右BA」というコマンドを思い出しました。
記事内に掲載されている価格は 2012年8月27日 時点での価格となります。
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