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サウンド、ミックスのクオリティをもう一段引き上げるマスタークロック。正確なクロックで同期すればすべてのデジタル機器の音質が変化します。梅田店では国産マスタークロック「TASCAM CG-1000」を展示中!
高精度OCXO(恒温槽付水晶発振器)をシリーズ全てに標準搭載し、ジッターマネジメントやグリッチレス リロックなどの先進機能を搭載したマスタークロックジェネレーターのエントリークラス!巷では耳にはするけど、本当に音が変わるのかどうか…必要なのかどうか。そんな疑問にお答えすべく梅田店ではしっかりと比較試聴が行えます!マスタークロックを導入することで得られる音質的なメリットを是非ご体感下さいませ!
クロックとは?
クロックはデジタル・オーディオを取り扱うにおいて必須の信号になります。しかし、システム動作用のリファレンスクロックや、オーディオD-Aコンバータ(DAC)IC動作用のマスタークロック、PCM信号クロックなど一口に言っても種類は様々です。その中でもオーディオの品質に直接大きな影響を与えるのがPCM信号のクロックになります。PCM信号とはアナログ素材をデジタルデータに変換するためのサンプリング工程において基準となる信号です。いかに原音に対して忠実であるか、ロスやエラーが少ないのかどうかがキーポイント。この信号がしっかりと同期を取れていない場合、ジッター (Jitter) と呼ばれる時間軸方向での信号波形の揺らぎ自身や、その揺らぎによって生じる乱れが大きくなってしまいます。
更に詳しい記述は弊社特集ページからどうぞ▼
マスタークロックをみてみよう!!〜Chiba☆Labs!
PCM信号についての詳しい記述は弊社特集ページからどうぞ▼
高音質化のキーワード「A/D変換」。デジタルデータを使いこなそう!
ジッターとは?
デジタルオーディオで言うところのサンプリングレート(48kHzとか)の基準信号を供給する機器がMaster Clockです。この基準が揺れている(精度が低い)と高音域、低音域の波形に顕著な乱れが発生します。
精度の高い基準信号を受けてい れば、各サンプルごとに「+、0、-、0、+、0…」と記録され正確に再現されると思いますが、基準が揺れるとそこに間違ったデータが混入してきます(本来は+であるはずのところがーになってしまうなど)。これでは入力された正弦波は正しく再現されません。
Internal Clock じゃだめなのか?
通常デジタル機器は本体に『インターナルクロック』と呼ばれるジェネレーター(発振器)を搭載していますが、よほど高級な機材であったりこだわりのあるメーカーのものでなければ精度があまり良くありません。ジェネレーターの精度を上げるにはかなりのコストがかかってしまうからです。
「それならば最低限のジェネレーターを搭載しておくので、こだわる人はMaster Clockを導入して高精度のワードクロックを供給してください」ということで、ある水準以上のクオリティのものはワードクロックの入力端子を持っています。
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Master Clock導入計画!「第一弾:基礎 編」あなたのスタジオと宇宙をつなぐWord Clockのノウハウ Q&A!
セルフ校正機能で高い安定性 TASCAM CG1000
▲トップパネルのJOGダイヤルから全ての機能にアクセス出来るので非常に簡単です。
TASCAM CGシリーズ全てに高精度OCXO(恒温槽付水晶発振器)を採用し、+/-0.01ppm*1のクロック精度、+/-0.005ppm/日の周波数安定性を誇ります。加えて10MHz対応外部入力端子を搭載していますので、ルビジウムクロックやGPSクロックを供給可能な場合には、システムの更なる高精度化にも対応可能です。 ワードクロック出力は12系統も搭載し、オーディオインターフェイスはもちろんのこと、クロック対応のマイクプリやモニターコントローラー、D/Aコンバーターなど多数の機材を集約することが出来ます。そして、大きな特徴はセルフ校正機能が搭載されていること。 水晶発振器(クロック)は経年変化する素子であるため、最も良い状態で使用するには機器の定期的な校正を必要とします。CGシリーズはセルフ校正機能を搭載しており、簡単な操作でユーザーによるメンテナンスが可能なんです。
スタッフが使ってみました
サウンドの変化としては主に高域において奥行き感や、音の減衰がより自然になった印象です。特に複雑な帯域を持つボーカルは非常に変わります。全体としてぐっと前に現れ、リリースのキレがより自然になり、リバーブなどの空間系エフェクトの乗りが明らかに変わります。プラグインエフェクトの掛かり方が良くなるため、スタジオ様はもちろんのこと、自宅レベルの環境やアーティスト様にもミキシングのレベルアップとして是非導入を検討して頂きたい製品です。
高い拡張性とメンテンナンス性を兼ね備えているため、今後システムをグレードアップする際にも不要になることはありません。末永く使用出来るクロックジェネレーターCG1000を是非お試し下さいませ!
Rock oN Umeda 試聴環境
TASCAM DA-3000からwavフォーマット48KHz/24bitフォーマットの音源をソースとし、マスタークロックの有り無しを切り換えて「SSL XL-desk」を介した比較試聴が行えます。音質差が比較しやすいように楽曲のサンプリングレートは48KHzにしております。楽曲データはクラシック・JAZZ・ブルース・POPS・エレクトロなど様々なジャンルをご用意しておりますが、楽曲データをUSBメモリやCFカードなどでご持参いただければ比較素材としてお使いいただけます。その他、ProTools HDXシステムによる比較ももちろん可能です。会場はリファレンススタジオには吸音性能と遮音性能を併せ持った音響パネルSHIZUKA Stillness Panelと吸音・遮音するコルクフローリング「WICANDERS」で音響調整された空間です。
どうぞお気軽にお問い合わせもしくはご来店をお待ちしております!
Rock oN Umeda 06-6131-3077
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記事内に掲載されている価格は 2016年3月26日 時点での価格となります。
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